阪神カップ2020 追い切り情報

阪神カップ2020 追い切り情報

阪神カップ2020 追い切り情報


12月26日(土)阪神芝1400m

インディチャンプ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで全体時計51秒台の好時計を叩き出していれば押さえておきたい一頭です。
調教では終いが遅くなる傾向はありますが、結果は出ているので特に心配はいらないでしょう。

今年は中山記念で4着に敗れたものの、マイラーズカップで立て直すとそのまま安田記念3着、マイルCS2着とG1でも好走をしています。
芝1400mは新馬戦以来の出走となるので、距離は短縮は気になるところではありますが、能力は高い馬です。
ひと叩きして上積みが見込める今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(2着)

11/11 栗坂良 強め
50.8 37.2 24.5 12.8

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 栗坂良 馬なり
51.4 38.0 24.4 12.2

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のデルマカトリーナと併せて、0.1秒追走して1.9秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで直線も12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬を大きく突き放す走りで、全体時計もかなり優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(2着)

11/18 栗坂良 強め
52.3 38.3 24.6 12.2

強めに追われた古馬2勝のファンタジステラと併せて、0.3秒追走して0.5秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神カップ

12/23 栗坂良 一杯
51.5 37.4 24.5 12.6

馬なりに追われた古馬2勝のミッキーバディーラと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われた割に失速ラップではありましたが、終い12.6秒なら水準以上です。
全体時計は優秀ですし、併走馬に先着しているのも好感が持てます。
先週は馬なりでも良い動きを見せていましたし、仕上がりは良好と見ていいでしょう。


サウンドキアラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に乗り込まれています。
毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りに速い時計を出すことが多いです。
その動きがレース本番にも反映されるので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

特に、最終追い切りで加速ラップを刻んでいないレースは、好走率が下がるので注意が必要です。
攻めの調教で、4F52秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今年は本格化してから重賞を3連勝し、G1ヴィクトリアマイルでも2着に好走しましたが、近走は2戦続けて10着とあまり結果を残せていません。
本来の力を出せれば好走も期待できますが、負けてから一気に走らなくなる馬もいるので、過信しすぎるのは危険な一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(10着)

11/11 栗坂良 馬なり
56.9 41.3 26.6 12.6

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 栗坂良 強め
53.1 38.4 24.8 12.2

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは12.2秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
しっかり負荷を掛けた調教ができていますし、引き続き好調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(10着)

11/19 栗坂良 馬なり
52.7 37.6 24.3 11.9

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪神カップ

12/23 栗坂良 馬なり
53.9 39.5 25.4 12.6

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで直線も12.6秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡ですが、折り合いもスムーズで仕上がりは良好です。


ステルヴィオ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、たまに終い重点に追われることはあります。
一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調教をしていて、一週前追い切りで好時計を叩き出している時は、本番でも結果を残していることが多いです。
併走馬にも遅れず、加速ラップを刻んでいれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

近走は不振が続いていましたが、ようやく2走前のG2スプリングカップで2着に好走しました。
続く前走も2着に好走していて、決め手に欠ける点は気になりますが、G2で安定した成績を残しているのは好感が持てます。
叩いて伸びるタイプですし、得意の1400mで叩いた上積みも見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スワンステークス(2着)

10/21 美南W良 強め
83.4 67.2 52.4 38.2 12.3 [3]

一杯に追われた古馬3勝のハーメティキストと併せて、外を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 美南W良 一杯
83.0 67.8 53.9 40.2 13.4 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のゴルコンダと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われましたが、ラストは13.4秒と強めに追われた割に反応はイマイチです。
ただ、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てますし、全体時計も水準以上の時計を出しています。
格下とはいえ併走馬にもあっさり先着していて、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スワンステークス(2着)

10/28 美南W良 馬なり
66.7 51.2 38.0 12.3 [4]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のリグージェと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神カップ

12/23 美南W良 強め
68.5 53.4 39.6 12.6 [3]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳未勝利のレッドロワと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週も終い重点に追われる内容でしたが、先週よりも追われた反応は良化して終い12.6秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと見ていいでしょう。


ダノンファンタジー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コース中心に調教しており、一週前追い切りか最終追い切りにウッドチップコースで攻めの調教が行われる傾向があります。
基本馬なり調教ですが、時計を出す調教では終い11秒台の好時計を叩き出しており、ラスト1Fの動きは要チェックですよ。
ラストもしっかり伸びていて、加速ラップを刻んでいるようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

ローズS以降は全く馬券内に絡めておらず、今年になっても良化が見込めません。
5着が続いたりと掲示板は確保できたりしてはいますが、不振が続いています。
攻めは動くタイプの馬なので、今走も速い時計を出したからといって過信は禁物ですよ。
ただ、芝1400mは1度ファンタジーSで好走しており、距離短縮が上手くハマれば面白そうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中牝馬ステークス(6着)

10/8 栗芝重 一杯
76.3 61.6 48.4 35.7 11.5 [2]

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 栗CW良 強め
83.0 66.1 50.7 37.2 11.9 [7]

今週は強めに追われると、力強い反応で直線は11.9秒の好時計をマーク。
先週は馬なり調教で6F80.3秒の時計を出していますし、今週も軽快な動きを見せています。
乗り込み量も十分で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
攻め駆けするタイプの馬ではありますが、引き続き気配は良好と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:府中牝馬ステークス(6着)

10/14 栗CW良 一杯
48.0 35.7 11.6 [7]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪神カップ

12/23 栗CW良 一杯
49.2 36.6 12.2 [6]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
今週は短めの調整でしたが、一杯に追われると力強い反応で4F50秒を切る猛時計をマーク。
直線も12.2秒鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
攻め動くタイプの馬ではありますが、乗り込みも十分で仕上がりは良好です。


フィアーノロマーノ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
日曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、オープン馬と併せることが多いです。
先行する形でも同入することが多いので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

攻め駆けするタイプの馬ではありますが、栗東坂路で4F52秒を切る時計なら仕上がりは良好と見て良いでしょう。
また、普段は加速ラップを刻んでいるので、折り合いも注目ですよ。
この時期は強い馬で、昨年も当レースで2着に好走した実績があります。
昨年よりも力をつけていますし、得意の舞台なら今走も期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京阪杯(1着)

11/18 栗坂良 一杯
52.7 38.3 24.5 12.0

一杯に追われた古馬オープンのリバティハイツと併せて、0.2秒先行して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 栗坂良 馬なり
51.4 37.6 24.3 11.9

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは抜群で加速してからも直線は11.9秒の鋭い伸び脚を見せています。
元々攻め動くタイプの馬ではありますが、全体時計も優秀ですし、前走時以上に良い動きです。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京阪杯(1着)

11/25 栗坂良 一杯
52.4 38.3 24.2 11.9

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪神カップ

12/23 栗坂良 強め
53.9 38.8 24.9 12.2

今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは良好です。
先週は馬なりで絶好の動きを見せていましたし、今週も折り合いのついた調整で仕上がりは万全と考えていいでしょう。


マルターズディオサ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、強めに追われたとしても最終追い切りで直線の伸びを確かめる内容が多いです。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、先着している時の方が好成績を残す傾向があります。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

直線はしっかり伸びるタイプの馬で、いつも加速ラップを刻んでいます。
折り合いもスムーズで、普段通りラスト12秒前半の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1では大敗が続きますが、それ以外では安定した成績を残しています。
ただ、今回は初の古馬相手になりますし、芝1400mも初めての出走になります。
不安材料は多いですが、斤量差も上手く生かしてどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:秋華賞(7着)

10/7 美南W良 馬なり
69.3 54.3 40.5 12.7 [8]

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のムスコローソと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 美南W良 馬なり
67.6 53.3 39.6 12.9 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのインターミッションと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
今週は普段通り馬なり調教でしたが、軽快な動きで直線は鋭い伸びを見せています。
ただ、全体時計は平凡ですし、併走馬に遅れているのは気がかりです。
それでも折り合いがついているのは好感が持てますし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:秋華賞(7着)

10/14 美坂良 強め
53.3 39.3 25.5 12.5

今回の最終追い切り:阪神カップ

12/23 美南W良 馬なり
68.5 53.4 39.3 12.7 [7]

11月末から入念に乗り込まれて、最終追い切りで7本目の調教です。
馬なり中心の調教ですが、軽快なフットワークで3週連続終い12秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
今週も抜群の行きっぷりで、加速すると終い12.7秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。