函館記念2020 追い切り情報

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函館記念2020 追い切り情報


7月19日(日)函館芝2000m

アドマイヤジャスタ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

基本水曜追いは併せ馬で、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われることが多いです。
併走馬に遅れることもありますが、しっかり結果は残しているので、好時計を出すようなら心配はいらないでしょう。
また、一週前追い切りはウッドチップコースで追われることが多く、実戦を意識した調教をしています。

ここでの動きが本番でも反映されているので、ビッシリ追われる一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
直線で11秒台の時計を叩き出していて、折り合いもスムーズなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走はゲートや馬具を工夫して6着に好走しており、良化次第では今走こそ一発3着以内に入る可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鳴尾記念(6着)

5/28 栗坂良 一杯
51.7 37.5 24.5 12.3

一杯に追われた3歳未勝利のアスピラールと併せて、0.4秒先行して1.0秒先着しました。
一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館記念

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鳴尾記念(6着)

6/3 栗CW良 一杯
81.8 64.7 50.1 36.8 11.9 [8]

強めに追われた古馬3勝のカリボールと併せて、外を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館記念

7/15 函館芝良 一杯
65.1 49.4 36.6 11.6 [6]

強めに追われた3歳未勝利のリアンティサージュと併せて、外を1.0秒追走してクビ差遅れました。
最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
今週は時計の出やすい芝コースでしたが、ラストは11.6秒の好時計をマーク。
本数は少ないですが意欲的にやれていますし、しっかり加速ラップを刻んでいます。
格下の併走馬に遅れたのは気がかりですが、仕上がりは順調そうです。


カウディーリョ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていますが、一週前と最終追い切りは直線強めに追われることも多いです。
馬なりでも直線の伸びは鋭く、ラストは12秒前半の時計を出しています。
折り合いもスムーズで、直線もしっかり伸びていれば仕上がりは良好と見ていいでしょう。

前走は4着に敗れましたが、行きたがって道中に体力を消耗したのが敗因の一つ。
今走はひと叩きして良化が見込めますし、札幌で2戦2勝の洋芝適性も問題なさそうです。
相手のレベルは上がりますが、仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:メトロポリタンステークス(4着)

4/30 美南W良 強め
68.0 52.6 38.5 12.0 [6]

強めに追われた古馬3勝のエストスペリオルと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館記念

7/9 函館W良 強め
69.6 54.2 39.6 13.0 [8]

25日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで5本目の調整。
普段通り今週は強目に追われましたが、直線の伸びはイマイチですね。
折り合いがついているのは好感が持てますが、全体時計も平凡です。
仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:メトロポリタンステークス(4着)

5/6 美南W稍 馬なり
71.2 54.9 40.5 13.5 [6]

馬なりに追われた3歳オープンのサトノフウジンと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:函館記念

7/16 函館W良 馬なり
70.4 55.2 40.0 12.7 [6]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
先週強めに追われた分、今週は軽く流した程度の内容。
全体時計は平凡ですが、行きっぷりは良好で、直線は12.7秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、フットワークは軽快です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ニシノデイジー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りで終い重点に追われることもありますが、基本的には馬なり中心に追われています。
速い時計を出す馬ではありませんが、美浦Wで5F66秒台の時計が出ていれば優秀です。
特に、最終追い切りは馬なりでも直線の伸びは鋭く、折り合いがスムーズなら好調と考えて良いでしょう。

併せ馬ではしっかり先着していれば、状態面の心配はいらないでしょう。
また、瞬発力というよりかはスタミナタイプのため、馬場が荒れた方が力を出せるタイプです。
前走の目黒記念は距離の長さが敗因ですし、近走は中々結果を残せていませんが、相手関係が楽になる今走はどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:目黒記念(18着)

5/20 美南W重 一杯
65.7 50.9 38.1 12.3 [7]

一週前追い切りでは田辺騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館記念

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:目黒記念(18着)

5/27 美南W稍 馬なり
66.0 51.1 37.4 12.5 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのマイネルユキツバキと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:函館記念

7/15 函館W良 強め
68.8 53.8 39.4 13.0 [9]

最終追い切りは勝浦騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われましたが、強めに追われた割には伸びがイマイチですね。
全体時計も良い時と比べると微妙ですし、動きもまだ硬いように映ります。
折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


プレシャスブルー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップで調整されていて、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、遅れているレースでは結果が出ていないので注意が必要です。
先行する形でもしっかり同入できていれば、問題ないでしょう。

実戦タイプの馬ではありますが、最終追い切りはいつも好時計を出しています。
本番でも折り合いがつくようになっていますし、調教でもしっかり加速ラップを刻んでいれば仕上がりは良好と見ていいでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、上積みが見込める今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟大賞典(3着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:函館記念

7/8 美南W重 馬なり
65.7 50.8 37.4 12.1 [6]

強めに追われた古馬オープンのバレリオと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで全体時計65秒台の好時計をマーク。
スピード感も十分で、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にも1.2秒差をあっさり同入し、折り合いのついた調教で仕上がりは良好です。
最終追い切りでも好調キープなら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟大賞典(3着)

5/6 美南W稍 一杯
66.0 51.2 37.6 12.2 [7]

一杯に追われた古馬1勝のガトンと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
最終追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館記念

7/15 函館W良 馬なり
54.3 39.9 12.4 [2]

最終追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、軽快な動きで直線も12.4秒の好時計を出しています。
先週は絶好の動きを見せていますし、デキ落ちは特に見られません。
折り合いもスムーズですし、乗り込み量も十分で仕上がりは万全です。


マイネルファンロン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップを中心に乗り込まれています。
一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われることが多く、速い時計を出すことが多いです。
比較的攻めは動くタイプの馬なので、時計だけで判断するのは注意が必要です。

また夏は走る傾向の馬で、昨年も函館記念で2着に好走しています。
札幌函館ともに実績がありますし、洋芝適性も問題ないです。
徐々に状態は良化していますし、昨年2着した舞台なら一発注意ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(12着)

6/3 美南W良 一杯
67.0 51.1 37.9 12.0 [7]

今回の一週前追い切り:函館記念

7/8 美南W重 強め
68.2 51.7 37.0 12.1 [6]

今週は強めに追われると、力強いフットワークを見せています。
全体時計は普段と比べると平凡ですが、直線は重馬場でもしっかり伸びています。
折り合いがついているのも好感が持てますし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(12着)

6/10 美南W良 一杯
62.3 49.3 36.7 11.8 [3]

今回の最終追い切り:函館記念

7/15 函館W良 馬なり
70.2 55.1 40.8 12.8 [9]

最終追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
先週強めに追われた分、今週は軽く流した程度の内容でした。
時計は平凡でしたが、フットワークは軽快でラストもしっかり伸びています。
前走時からの大きな上積みは見込めませんが、仕上がりはマズマズ


レイエンダ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教です。
普段は美浦坂路と美浦ウッドチップコースで調整されており、レース直前はウッドチップコースで追われることが多いです。
一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合い付けをしており、併走馬にしっかり同入できていれば心配いらないでしょう。

ただ、チャレンジカップ(6着)や東京新聞杯(8着)など、調教で折り合いが欠けたレースは敗れることが多いので注意が必要です。
併走馬との動きと一週前追い切りや最終追い切りのラップ時計は要チェックですね。
前走はスタートも失敗し、直線の伸びもイマイチと流れが悪く10着に敗れています。
今走は叩いた分の良化はありますし、過去の実績から洋芝は問題ないので、仕上がり万全なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(10着)

6/3 美南W良 馬なり
82.2 66.4 52.5 39.1 13.2 [6]

今回の一週前追い切り:函館記念

7/8 函館W重 馬なり
71.5 56.0 41.6 13.1 [5]

レース間隔も短いので、一週前追い切りで一本目の調整。
今週は軽めに流した程度でしたが、動きは軽快でしっかり加速ラップを刻んだ調整が出来ています。
落ち着きもありますし、引き続き好調と考えて良さそうですね。
最終追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いので、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(10着)

6/10 美坂良 馬なり
53.6 39.3 25.7 12.5

馬なりに追われた古馬オープンのゴーフォザサミットと併せて、0.3秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:函館記念

7/15 函館芝良 馬なり
68.0 51.5 37.8 12.0 [6]

強めに追われた古馬オープンのランフォザローゼスと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なりでしたが、力強い伸び脚で併走馬を圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好と見ていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。