函館2歳ステークス2021 追い切り情報

函館2歳ステークス2021 追い切り情報

函館2歳ステークス2021 追い切り情報


7月17日(土)函館芝1200m

カイカノキセキ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
普段は馬なり中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には同入、先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

時計はそこまで早い数字を出す馬ではありませんが、直線は12秒台前半の好時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、直線で鋭い伸び脚を見せるようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
前走はレコードを更新し、後続に1馬身以上差をつけて圧勝しています。
初戦から高い素質を感じますし、重賞でも好調キープなら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬戦(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/8 札幌芝良 馬なり
62.0 48.8 35.7 11.8 [4]

いつも通りサッと流す程度の調教でしたが、今週は芝コースで絶好の動きを見せています。
時計の出やすい芝コースでしたが、抜群のいきっぷりで加速すると終い11.8秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀で、自己ベストを4秒も更新しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/9 札幌芝良 馬なり
66.0 52.1 37.8 12.3 [5]

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のハイエログリフと併せて、内を1.1秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/14 札幌芝良 馬なり
67.9 51.3 36.1 12.2 [6]

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のロードリスペクトと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週も芝コースで軽めの調教でしたが、引き続き軽快な動きを見せています。
直線は若干失速しましたが、併走馬にあっさり先着できていますし、終い12.2秒の時計なら優秀です。
乗り込みも十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


トーセンサンダー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、格上相手でも先着することがあります。
新馬戦時は併走馬に遅れをとっていませんでしたし、今走も格上相手でも遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

一週前追い切りから札幌で調教が行われ、馬なり中心に追われています。
時計は平凡ですが、直線の伸びは優秀で、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は接戦でしたがクビ差で勝利し、時計もレコードを更新。
3着馬には3馬身以上も突き放す走りで、上積みが見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/2 札幌ダ良 馬なり
60.7 44.8 13.5 [5]

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/7 函館芝良 馬なり
67.8 51.5 37.9 12.6 [7]

一週前追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のマイムマイムと併せて、外を同入しました。
今週で一本目の調教でしたが、軽快なフットワークで直線も12.6秒の好時計をマーク。
時計の出やすい芝コースではありますが、全体時計も優秀で折り合いがついているのも好感が持てます。
併走馬にも同入できていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/9 札幌芝良 馬なり
67.2 51.8 36.6 12.4 [7]

最終追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のスマイルバックと併せて、外を同入しました。

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/14 函館W良 一杯
67.1 52.6 38.8 12.7 [8]

最終追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のヴィクトリアポデルと併せて、内を1.1秒追走して0.2秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で楽に好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していて、直線は12.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


フェズカズマ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
普段は栗東坂路を中心に追われ、二週前追い切りと一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
また、併せ馬で気合付けをしており、実戦を意識した調教が行われる二週前追い切りと一週前追い切りの動きには注目ですよ。

併走馬には遅れをとることもありますが、遅れた以上に追走してのものであれば心配はいらないでしょう。
意欲的に追われた時の時計は優秀で、強めに追われて4F52秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調とみて良さそうです。
直線は鋭い伸び脚を見せていますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/10 栗坂良 強め
52.1 37.8 24.6 12.2

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のスマートエルサと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/11 函館W重 馬なり
73.4 57.1 42.1 13.8 [4]

馬なりに追われた3歳未勝利のメイショウムートと併せて、外を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週で一本目の調教でしたが、重馬場でも軽快な動きを見せています。
時計自体は平凡でしたが、併走馬にしっかり先着しているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/16 栗坂重 馬なり
55.2 39.9 25.3 12.2

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/14 函館芝良 強め
69.1 53.0 39.3 12.0 [7]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のブリヨンカズマと併せて、外を0.2秒先行して0.4秒先着しました。
今週は意欲的に追われましたが、時計の出やすい芝コースということを考えると全体時計は平凡です。
ただ、直線は鋭い伸び脚を見せていますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にも先着できていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


ポメランチェ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けしています。
併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りには先着していますし、遅れてもかなり追走してのものであれば心配はいらないです。

調教内容としては、一週前追い切りで意欲的に追われ、最終追い切りで軽めに追われる傾向があります。
軽めに追われた最終追い切りでも軽快な動きを見せるようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は2着に4馬身差をつける圧勝で、従来のレコードを大きく更新しています。
逃げたのにも関わらず、上がりタイムは2番目に速く、今走もスピードを生かせれば楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/9 函館W良 一杯
69.3 52.4 38.2 13.1 [5]

一週前追い切りは小崎騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のブラックジャッカルと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/7 函館W良 馬なり
67.6 53.3 39.6 13.1 [6]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで自己ベストを大きく更新。
前走時は失速ラップだったので、今週はしっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
手応えも十分で、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬戦(1着)

6/16 函館芝重 馬なり
69.2 53.2 39.5 12.2 [8]

最終追い切りは小崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のキングエルメスと併せて、外を0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/14 函館W良 馬なり
69.3 54.5 39.7 12.3 [6]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のルールダーマと併せて、内を1.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きで従来の自己ベストと同等の時計をマーク。
直線も12.3秒の鋭い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、態勢は整ったとみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。