エルムステークス2021 追い切り情報

エルムステークス2021 追い切り情報

エルムステークス2021 追い切り情報

8月8日(日)函館ダート1700m

アメリカンシード 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われていて、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
特に一週前追い切りと最終追い切りは、栗東CWで好時計を出すことが多いので要チェックですよ。
併走馬には遅れることが多いですが、結果は出ているので心配はいらないです。

それよりも直線は伸びるタイプの馬なので、終い12秒台で折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前々走のマーチSでは落鉄の影響もありダート初重賞で14着に敗れましたが、続く前走の平安Sでは見事2着に好走しています。
ダート適性は高いですし、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:平安ステークス(2着)

5/13 栗CW稍 馬なり
81.7 63.9 49.4 36.9 12.3 [7]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:エルムステークス

8/1 函館W良 馬なり
67.7 52.2 38.1 12.8 [4]

一週前追い切りは日曜日に追われましたが、引き続き軽快なフットワークを見せています。
直線は若干失速しましたが、12秒代の時計が出ているのは好感が持てます。
今週で4本目と乗り込みは少ないですが、仕上がりは順調です。
最終追い切りで万全に仕上がれば軽視は禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:平安ステークス(2着)

5/19 栗CW稍 一杯
65.5 50.6 36.7 11.7 [5]

今回の最終追い切り:エルムステークス

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


ウェスタールンド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われています。
また、レース間隔が空いていない時は馬なり調教が多いですが、一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教が施されています。
攻めの調教ではしっかり加速ラップを刻んでいて、ラストも12秒台の好時計をマークしているなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。

直線では良い脚を使える馬なので、調教でも直線の動きには注意が必要ですよ。
去勢もされましたが、ダートに転向してからの成績は良好で、2018年にはG1チャンピオンズカップで2着に好走しています。
前走は久々ということもあって7着に敗れましたが、当レースは昨年2着した舞台です。
ひと叩きした上積みも見込めますし、今走も態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:プロキオンステークス(7着)

6/30 栗坂良 一杯
53.7 39.2 25.3 12.4

今回の一週前追い切り:エルムステークス

7/28 栗坂良 一杯
53.6 38.8 24.9 12.1

一週前追い切りで3本目の調教です。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.1秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上の数字を叩き出しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:プロキオンステークス(7着)

7/7 栗坂良 強め
53.1 39.0 25.4 12.4

今回の最終追い切り:エルムステークス

8/4 函館ダ良 馬なり
81.6 67.3 53.2 38.8 12.0 [7]

今週は函館で軽めの調教でしたが、絶好の動きで楽に好時計を叩き出しています。
行きっぷりも抜群で、加速すると直線は12.0秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に状態は良化しており、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
先週に続いて直線は良い脚を見せていますし、仕上がりは良好と見て良いでしょう。


ケイティブレイブ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていますが、レース直前は栗東CWで追われることもあります。
いつもはテンションが上がらないように、馬なり中心の調教をしていますが、一週前追い切りか最終追い切りで実戦を意識した調教をしています。
使い詰めでは疲れがないか見ておく必要がありますが、毎回仕上がりは問題なく、入念に乗り込まれていれば問題はないでしょう。

そのまま本番でも良い動きを見せることが多いので、好時計を出していれば押さえておきたい一頭です。
近走は重賞でも安定した成績を残していますが、今走は長期休養明けになりますし、年齢的にも衰えを感じます。
ただ、今走はG3になりますので、仕上がり万全なら注意は必要でしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:帝王賞(6着)

6/14 栗坂不 馬なり
57.6 41.2 25.8 12.6

一週前追い切りは長岡騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のエピキュールと併せて、0.9秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:エルムステークス

7/28 美坂稍 一杯
53.4 39.0 25.5 12.7

一杯に追われた3歳未勝利のヴァラマイトと併せて、0.5秒追走して0.2秒先着しました。
7月4日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで7本目の調教です。
今週はビッシリ追われた割に時計は平凡でしたが、直線は12.7秒の鋭い伸び脚をみせています。
併走馬にもあっさり先着できていますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:帝王賞(6着)

6/17 栗CW良 一杯
83.2 67.1 52.1 38.0 12.0 [9]

最終追い切りは長岡騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:エルムステークス

8/4 美坂良 馬なり
55.1 40.7 26.6 12.9

一杯に追われた古馬1勝のサノノショウグンと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。
先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
フットワークは軽快で、加速すると直線は12秒台の好時計を叩き出しています。
併走馬には楽に圧倒していますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ソリストサンダー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を馬なり中心に追われ、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りは軽めの調教が多いため、実戦を意識した内容が多い一週前追い切りの動きには注目ですよ。
比較的時計は出るタイプの馬ですが、意欲的に追われて6F82秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

直線の伸びも優秀で、失速ラップでも12秒台前半の時計なら心配はいらないです。
ひとレース毎に力をつけていますし、前走はかしわ記念で2着に好走しています。
中央でもG3なら十分通用すると思いますし、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:かしわ記念(2着)

4/28 栗坂良 一杯
53.6 38.9 24.7 12.0

今回の一週前追い切り:エルムステークス

7/28 函館ダ良 一杯
69.5 54.0 39.2 12.0 [5]

一週前追い切りは小沢騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
ひと追い毎に状態も良化していますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:かしわ記念(2着)

5/2 栗坂稍 馬なり
55.7 39.1 24.3 12.4

今回の最終追い切り:エルムステークス

8/4 函館W良 一杯
68.3 53.0 39.0 12.4 [8]

最終追い切りは小沢騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のテーオーラフィットと併せて、外を0.9秒先行して0.1秒遅れました。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で自己ベストを大きく更新。
併走馬には遅れを取りましたが、直線も力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


タイムフライヤー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りに、騎手騎乗で併せ馬をすることが多いです。
攻め動くタイプの馬で、毎回時計は優秀な数字を叩き出しています。
そのため、時計で判断するのは注意が必要ですよ。

ダートに転向してからはそこそこ実績を残して、当レースも昨年制しています。
G1では結果を残せていませんが、G3なら軽視は禁物です。
近走は不振が続きますが、叩いた上積みは見込めますし、得意の舞台なら注意したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マリーンステークス(12着)

7/3 函館ダ良 一杯
65.1 50.7 37.3 12.0 [6]

今回の一週前追い切り:エルムステークス

7/28 函館ダ良 馬なり
66.6 52.5 38.3 11.7 [8]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のエグレムニと併せて、外を2.3秒先行同入しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると直線は11.7秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、併走馬にも同入できています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マリーンステークス(12着)

7/7 函館ダ良 馬なり
56.8 40.6 12.4 [5]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:エルムステークス

8/4 函館ダ良 馬なり
69.9 53.3 38.5 11.7 [8]

今週も軽めの調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11.7秒の好時計をマーク。
2周連続で終い11秒台を時計を出しているのは好感が持てます。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはついていますし、先週よりもさらに馬体が絞られた印象です。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。