ダイヤモンドステークス2021 追い切り情報

ダイヤモンドステークス2021 追い切り情報

ダイヤモンドステークス2021 追い切り情報


2月20日(土)東京芝3400m

パフォーマプロミス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに実戦を意識した攻めの調教をしており、最終追い切りで息を整える程度の軽めの調教が多いです。
一週前追い切りの攻めで好時計を叩き出しておりますが、6F80秒台を切った宝塚記念では9着と伸び脚もいまいちでしたし、時計だけで判断するのは危険です。
休養明けも苦にならないタイプの馬なので、調教でも落ち着きついて、馬体もキチっと仕上がれば押さえておくのが良いでしょう。

昨年の秋は不振が続きましたが、長期休養明けの鳴尾記念では見事快勝しています。
年齢的な衰えは感じますが、G3までならまだ通用しそうですね。
今走も休み明けにはなりますが、仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(11着)

11/18 栗坂良 一杯
52.3 38.5 25.0 12.6

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のプライムフェイズと併せて、0.7秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス

2/11 栗CW良 馬なり
81.0 65.1 51.9 38.7 12.5 [9]

今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで外コースを回って6F81秒の好時計をマーク。
加速すると直線も12.5秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
比較的攻めは動くタイプの馬ではありますが、軽快なフットワークで仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(11着)

11/25 栗坂良 強め
53.8 38.7 24.8 12.2

今回の最終追い切り:ダイヤモンドステークス

2/17 栗CW重 強め
83.1 66.7 51.2 37.3 11.8 [6]

今週は終い重点に追われる内容でしたが、力強い反応で直線は11.8秒の好時計をマーク。
先週は馬なりでも絶好の動きを見せていましたし、攻め動くタイプの馬とはいえ2週とも高内容です。
折り合いもついていますし、乗り込み量も十分で態勢は整ったと考えていいでしょう。


ブラックマジック 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はポリトラックを中心に乗り込まれています。
基本的に併せ馬で調整されていて、併走馬にはしっかり同入・先着をしています。
そのため、今走もかなり追走したとしても併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

ポリトラックなので速い時計は出ますが、直線は毎回鋭い伸びを見せています。
意欲的に追われて終い12秒前半の時計なら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
今走は格上挑戦にはなりますが、ひと追い毎にパワーアップしていますし、今走も成長度次第では楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:迎春ステークス(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス

2/11 美南P良 強め
64.5 50.4 37.5 11.9 [7]

一杯に追われた古馬1勝のフェルマーテと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
レース間隔も短いため、一週前追い切りで2本目ですが、今週は意欲的に追われて絶好の動きを見せています。
追われた反応は抜群で、終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストを更新して、格下の併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:迎春ステークス(1着)

1/7 美南P良 馬なり
67.1 51.6 38.1 12.3 [8]

強めに追われた3歳未勝利のエンシェントアイルと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:ダイヤモンドステークス

2/17 美南P良 馬なり
65.5 51.0 37.9 11.5 [7]

強めに追われた古馬1勝のフェルマーテと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも行きっぷりは抜群で、今週も直線は11秒台の好時計をマーク。
時計の出やすいポリトラックとはいえ、全体時計も優秀です。
今週も併走馬を楽に圧倒し、引き続き好調と見ていいでしょう。


ボスジラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は併せ馬で調整されることが多く、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬で、4F51秒台の時計が出ていれば、この馬なりに仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
またプール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配はいりません。

失速ラップが多い馬ではありますが、速い時計が出ていれば問題ないでしょう。
特に実戦を意識した調整を行うことが多い、一週前追い切りと最終追い切りの動きに注目ですよ。
重賞レースでは未だに結果は出ていませんが、近走の充実度からどうかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ステイヤーズステークス(6着)

11/25 美坂稍 馬なり
51.0 36.7 24.4 12.5

強めに追われた古馬2勝のモクレレと併せて、0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス

2/10 美坂良 一杯
50.5 37.1 24.4 12.6

一杯に追われた古馬2勝のモクレレと併せて、0.8秒追走して0.1秒遅れました。
今週は意欲的に追われると力強いフットワークで、4F50秒台の好時計をマーク。
直線は失速していますし、併走馬にも遅れを取りましたが、普段通りの傾向なので特に心配はいらないです。
直線も12.6秒なら優秀ですし、この馬なりに仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ステイヤーズステークス(6着)

12/2 美坂良 馬なり
51.4 37.4 24.4 12.5

馬なりに追われた古馬1勝のサトノワールドと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ダイヤモンドステークス

2/17 美南W稍 馬なり
65.8 50.1 37.6 12.7 [2]

一杯に追われた3歳1勝のミエノムガールと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調整です。
直線は若干失速しましたが、全体時計は自己ベストを更新。
併走馬にもあっさり先着して、先週よりも状態は良化しています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えていいでしょう。


ポンデザール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は水曜追いにウッドチップで追われることが多く、それ以外は坂路で調整されています。
特に水曜追いは併せ馬で実戦を意識した調教が多いので、チェックしておきましょう。
そこまで攻め動くタイプではないですが、直線は毎回鋭い伸びを見せています。

意欲的に追われて終い12秒前半の時計がでるようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
折り合いもついているので、加速ラップを刻んでいるかどうかも注目です。
近走はG2でも安定した成績を残していますし、相手関係が楽になる今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ステイヤーズステークス(3着)

11/26 美南W稍 一杯
82.5 66.8 52.6 38.5 12.3 [6]

強めに追われた古馬オープンのカフェファラオと併せて、外を0.8秒先行して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス

2/11 美南W良 強め
69.4 54.1 39.5 12.6 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのカフェファラオと併せて、外を0.2秒先行して0.2秒先着しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、追われた反応は良好で終い12.6秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
併走馬にも先行した分そのまま先着していますし、久々でも仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ステイヤーズステークス(3着)

12/2 美南W良 馬なり
69.8 53.4 39.2 12.6 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のヴィクターバローズと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:ダイヤモンドステークス

2/17 美南W稍 馬なり
70.8 55.0 40.1 12.9 [4]

馬なりに追われた3歳1勝のレインフロムヘヴンと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、引き続き軽快なフットワークを見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線で12秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。


ミスマンマミーア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていますが、水曜追いはウッドチップコースで追われる傾向があります。
特に一週前追い切りと最終追い切りは騎手が騎乗して、併せ馬で気合付けをしているので、実戦を意識した内容が多いです。
全体時計は平凡な馬ですが、直線は毎回12秒前半の好時計を叩き出しています。

馬なり調教でも速い時計を出すことが多いので、直線の伸びは注目ですよ。
また、併走馬に遅れるレースでは好走率が下がるので、レース直前の調教で併走馬に遅れていれば注意しましょう。
近走は徐々に力をつけていて、前走は日経新春杯で2着に好走しています。
今回は初距離になりますが、G3のメンバー相手なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経新春杯(2着)

1/7 栗CW良 強め
85.8 69.4 54.0 39.8 12.6 [8]

今回の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス

2/11 栗CW良 馬なり
83.5 68.0 53.0 39.2 12.9 [7]

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで前走時以上に良い動きを見せています。
行きっぷりも抜群で、ぐんぐん加速すると直線は12.9秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経新春杯(2着)

1/13 栗CW良 一杯
85.8 68.4 53.2 39.1 12.5 [6]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ダイヤモンドステークス

2/17 栗CW重 一杯
85.0 68.0 52.5 38.8 12.2 [6]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われると、力強い伸び脚で終い12.2秒の好時計をマーク。
重馬場でも力強いフットワークで、折り合いがついているのも好感が持てます。
前走時よりも動きは良化していますし、今走も楽しみな一頭です。


メイショウテンゲン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは栗東CWで長めに調整され、併せ馬で気合付けをしています。
特に、一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗でビッシリ追われ、実戦を意識した調整が行われることが多いです。
この2週の動きはレース本番にも反映されるので要チェックですよ。

一週前追い切りでは併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りではしっかり先着する傾向があります。
そのため、最終追い切りでも併走馬に遅れをとるようなら注意が必要です。
いつもは折り合いのついた調教で、直線も終い12秒台前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ステイヤーズステークス(14着)

11/26 栗CW良 一杯
82.6 67.1 52.4 39.0 12.3 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のリリーミニスターと併せて、外を0.2秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス

2/10 栗CW良 一杯
84.5 68.5 52.8 38.1 12.5 [6]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのメイショウショウブと併せて、外を0.4秒追走して0.1秒遅れました。
今週は目一杯追われて直線は良い反応を見せていますが、全体時計は平凡です。
先週も併走馬に遅れを取っていますし、2週連続で遅れているのは気になります。
2週連続で意欲的にやれているのは好感が持てますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ステイヤーズステークス(14着)

12/2 栗CW良 強め
88.2 71.0 55.2 40.5 12.8 [8]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ダイヤモンドステークス

2/17 栗CW重 一杯
85.0 68.3 53.1 39.3 12.0 [9]

今週もビッシリ追われましたが、追われた反応は良好で直線は鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いもスムーズで、先週よりも良化を感じます。
3週連続で意欲的に追われているのも好感が持てますし、乗り込みも十分で仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。