ダービー卿チャレンジトロフィー2022 追い切り情報

ダービー卿チャレンジトロフィー2022 追い切り情報

ダービー卿チャレンジトロフィー2022 追い切り情報


4月2日(土)中山芝1600m

カテドラル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
比較的一週前追い切りは好時計を出していますが、併走馬に遅れた時は成績が不振なので注意が必要です。
この馬の場合、加速ラップを刻んでいるかどうかも重要ではありますが、併走馬に先着しているかは要チェックですね。

最終追い切りは馬なりで調整して万全に仕上げてくるので、ラストがしっかり伸びていれば仕上がりは良好とみて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、当レースは昨年2着した舞台です。
ただ、前走のG3東京新聞杯も昨年2着した舞台でしたが、8着に敗れていますし、今走も得意舞台とはいえ過信しすぎるのは注意が必要です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京新聞杯(8着)

1/26 栗坂良 馬なり
52.7 38.0 24.8 12.5

今回の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/24 栗坂稍 一杯
52.9 38.1 24.8 12.6

今週は一杯に追われる内容で、ラストは12秒台の好時計をマーク。
意欲的に追われた割に全体時計は平凡ではありますが、直線の伸びはこの馬なりに優秀です。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりはまずまず順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京新聞杯(8着)

2/2 栗坂良 馬なり
52.1 37.8 24.5 12.2

今回の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/30 栗坂良 強め
52.3 37.9 24.7 12.2

今週は終い重点に追われると、力強い伸び脚で終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
今週はしっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


ザダル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心の調教で、水曜追いはウッドチップコースで調整されることが多いです。
攻めの調教では併せ馬で気合付けすることが多く、いつもはしっかり同入しているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いはつかずラストで失速することもありますが、結果を残しているので特に心配はいりません。

乗り込み量は毎回6本程度ですが、美浦南Wなら4F52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、前走のG3京都金杯では2着に1馬身差をつけて圧勝しています。
G3なら能力は十分通用すると思いますし、今走も仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都金杯(1着)

12/23 美南W良 強め
79.2 64.7 51.0 37.2 11.7 [5]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のアバンチュリエと併せて、内を1.2秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/24 美南W重 馬なり
81.2 66.2 52.0 37.2 11.8 [7]

強めに追われた3歳1勝のアンビションと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで6F81秒台の好時計を出しています。
行きっぷりも抜群で、直線は11.8秒の鋭い伸び脚。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都金杯(1着)

12/31 美南W良 馬なり
86.5 69.5 52.5 37.7 11.9 [4]

馬なりに追われた古馬2勝のペルソナデザインと併せて、外を0.1秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/30 美南W稍 馬なり
67.5 50.5 36.5 11.6 [6]

馬なりに追われた3歳1勝のアンビションと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、絶好の動きで加速すると直線は11.6秒の猛時計をマーク。
4F時計は自己ベストを更新していますし、折り合いもついています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ダーリントンホール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なりで調整されることが多く、負荷をかけるときは最終追い切りで終い重点に追われる程度。
そのため、速い時計は出ませんが、直線で12秒台の時計が出ていれば問題ないでしょう。
また、水曜日に併せ馬で気合付けをしており、しっかり先着して好時計を出すようなら仕上がりは良好です。

特に、強めに追われる最終追い切りの動きは要チェックですよ。
前走はオープン戦で2着に好走していますが、重賞では不振が続いています。
今走もひと叩きして上積みが見込めますが、仕上がり万全でも過信は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:洛陽ステークス(2着)

2/2 美南W良 馬なり
84.7 68.5 53.3 38.5 11.5 [4]

一週前追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのファインルージュと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/23 美南W稍 馬なり
69.9 54.3 39.5 12.0 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のランドアーティストと併せて、外を0.5秒先行同入しました。
今週は軽めに追われましたが、軽快なフットワークで終い12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、折り合いはスムーズです。
併走馬にもしっかり同入はできますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:洛陽ステークス(2着)

2/9 栗CW良 馬なり
80.7 65.9 51.4 36.5 11.7 [3]

強めに追われた古馬オープンのヴァイスメテオールと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/30 美南W稍 馬なり
83.5 67.5 52.4 37.9 11.3 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのフレッチアと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
日曜日にビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
馬なりでも行きっぷりは抜群で、直線は11.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。