中京記念2021 追い切り情報

中京記念2021 追い切り情報

中京記念2021 追い切り情報


7月18日(日)小倉芝1800m

アンドラステ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いはウッドチップコースで追われています。
比較的時計は出るタイプの馬で、栗東CWなら4F50秒台の時計が出ていれば優秀です。
直線も11秒台の時計を出すことが多く、折り合いがついていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

レース本番も直線はしっかり伸びるので、調教でもラストの動きは要チェックです。
近走は重賞レースで安定した成績を残しており、骨折明けの前走も4着に好走できています。
今走はひと叩きした上積みも見込めますし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーメイドステークス(4着)

6/10 栗CW良 強め
80.1 64.0 49.6 36.4 11.7 [8]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/8 栗CW重 馬なり
56.2 40.4 11.7 [9]

レース間隔が短いので、今週で2本目の調教です。
サッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで加速すると終い11.7秒の猛時計をマーク。
折り合い重点とはいえ、直線の伸びは優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーメイドステークス(4着)

6/16 栗CW重 馬なり
67.1 51.3 37.7 11.8 [8]

今回の最終追い切り:中京記念

7/14 栗CW良 馬なり
82.6 65.5 50.3 36.9 11.3 [9]

今週もサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで直線は11.3秒の猛時計をマーク。
全体時計も外コースを回ってこの時計ならかなり優秀です。
長めにやれているのも好感が持てますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ダノンチェイサー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が短い時は馬なりで調教されることが多いですが、一週前追い切りは一杯に追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬で、強めに追われて終い11秒台の時計が出ていれば好調と考えて良いでしょう。
水木曜追いは栗東CWコースで長めに追われており、併せ馬で気合付けを行うことが多いです。

併走馬にはいつも先着できているので、今走も遅れを取るようなら要注意ですよ。
実戦を意識した調教の動きが本番でも反映されてくるので、一週前追い切りと最終追い切りの動きには注目しておきましょう。
近走は不振が続いており、重賞レースには能力面で不安なところがあります。
久々の出走にもなりますし、どこまで成長しているかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東風ステークス(9着)

3/4 栗CW重 一杯
81.7 65.7 50.5 37.4 12.2 [7]

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのソーグリッタリングと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/8 栗P良 強め
79.3 62.6 48.8 36.3 11.4 [7]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のアステロイドベルトと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
今週は時計の出やすいポリトラックでの調教でしたが、意欲的に追われると力強い反応で、全体時計は80秒を切る猛時計をマーク。
直線も11.4秒の鋭い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東風ステークス(9着)

3/10 栗CW良 強め
84.7 68.5 52.9 38.9 12.6 [7]

今回の一週前追い切り:中京記念

7/14 栗CW良 強め
84.7 67.8 52.9 38.5 11.7 [6]

今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは11.7秒の好時計をマーク。
追われた反応は良好で、3週連続で終い11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、折り合いもスムーズです。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。


ボッケリーニ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは栗東CWで追われる傾向があります。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、長めに追われています。
併走馬には遅れても結果は出ているので、好時計を出すようなら心配はいらないです。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも12秒台前半の時計を叩き出しています。
毎回折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調教で直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
ひとレース毎に力をつけていて、近走は重賞でも安定した成績を残しています。
前走の新潟大賞典では新潟が初めてということもあり、5着に敗れてしまいましたが、今走も仕上がり万全なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟大賞典(5着)

4/29 栗CW不 一杯
83.8 68.4 53.5 39.5 12.4 [7]

一杯に追われた古馬オープンのアイスバブルと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/7 栗CW良 一杯
84.3 68.1 53.1 39.4 11.8 [7]

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのクラージュゲリエと併せて、内を0.3秒先着しました。
いつも通り今週はビッシリ追われ、直線は11.8秒の猛時計をマーク。
併走馬を楽に圧倒しており、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態も良化しており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟大賞典(5着)

5/5 栗CW良 一杯
54.3 39.4 12.3 [7]

今回の最終追い切り:中京記念

7/14 栗CW良 強め
53.7 38.7 12.0 [8]

今週はやや抑え目でしたが、力強い反応で前走時以上に良い動きを見せています。
追われた反応も良好で、直線は12.0秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全とみて良いでしょう。


ミスニューヨーク 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、一週前追い切りは栗東CWで追われる傾向があります。
一週前追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多く、比較的意欲的な内容が多いです。
併走馬にはいつも先着しているので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は鋭い伸び脚を見せることが多いです。
しっかり折り合いのついた調教で、終い12秒前半の時計を出していれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
重賞では全く結果を残せておらず、前走も15着の大敗でしたので、能力的にはまだ重賞では物足りなさがあります。
ひと叩きしてどこまで状態が良化しているかで、取捨選択するのが良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーメイドステークス(15着)

6/10 栗CW良 強め
82.4 66.5 52.2 38.1 11.7 [7]

一週前追い切りは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のトウシンモンブランと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/8 栗CW重 馬なり
80.8 65.0 50.7 37.8 12.2 [7]

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで重馬場でも6F80秒台の好時計をマーク。
自己ベストに近い時計を馬なりで出していますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
今週で一本目の調教ですが、軽快なフットワークで引き続き好調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーメイドステークス(15着)

6/16 栗坂重 馬なり
55.0 40.0 25.8 12.3

今回の最終追い切り:中京記念

7/14 栗坂良 馬なり
55.1 39.0 24.1 11.8

一週前追い切りに続いて今週も軽めに追われています。
抜群のいきっぷりで、加速すると終い11.8秒の好時計をマーク。
軽快なフットワークで、折り合いがついているのも好感が持てます。
今週で2本目の調教ですが、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。


ロータスランド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
一週前追い切りは併せ馬で気合付けを行うことが多く、いつも先着しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。
速い時計を出すタイプの馬ではありませんが、直線は12秒前半の鋭い伸び脚を見せる傾向があります。

いつも折り合いはついていますし、直線も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1阪神JFでは12着と力差を感じましたが、それ以外は全て連対しており、近走もひとレース毎に力をつけています。
前走も昇級戦で2着に1馬身以上差をつける圧勝で、今走も更に良化が見込めるようなら重賞でも楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:米子ステークス(1着)

6/9 栗CW良 強め
81.4 65.0 50.5 37.0 11.9 [7]

強めに追われた古馬2勝のエターナリーと併せて、外を2.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/7 栗坂良 馬なり
52.4 37.8 24.0 11.5

レース間隔が短いので、一週前追い切りで2本目の調教です。
今週は軽めの調教でしたが、絶好の動きで直線は11.5秒の猛時計をマーク。
全体時計もかなり優秀で、前走時以上に良い動きを見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:米子ステークス(1着)

6/16 栗坂重 馬なり
53.0 38.4 24.8 11.9

今回の最終追い切り:中京記念

7/14 栗坂良 馬なり
55.4 39.9 25.3 12.6

今週もサッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで終い12.6秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週は前走時以上の時計を叩き出していましたし、このひと追いで態勢は整ったとみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。