チャンピオンズカップ2020 追い切り情報

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12月6日(日)中京ダート1800m

アルクトス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

プール調教やポリトラックでの調教が多いですが、結果は出ていますし、特に心配はいらないでしょう。
普段は一週前追い切りに実戦を意識した調教が行われ、最終追い切りは軽めの調整が多いです。
そのため、一週前追い切りに好時計叩き出してくるので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合い付けをしています。
併走馬に遅れることもありますが、それ以上に追走してのものであれば問題ありません。
一週前追い切りか最終追い切りで4F51秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(1着)

10/1 美南W稍 一杯
66.7 51.6 38.4 12.1 [8]

一週前追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのソロフレーズと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:チャンピオンズカップ

11/26 美坂稍 馬なり
51.6 37.3 24.3 12.3

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサノマナと併せて、1.2秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで4F51.6秒の好時計をマーク。
直線は若干失速しましたが、終い12.3秒なら優秀です。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(1着)

10/8 美坂稍 馬なり
50.7 36.8 24.6 12.7

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのソロフレーズと併せて、0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:チャンピオンズカップ

12/2 美坂良 馬なり
51.1 37.0 24.5 12.4

最終追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のシェダルと併せて、0.7秒追走同入しました。
先週に続いて今週も馬なり調教でしたが、力強い動きで2週連続4F51秒台の好時計を叩き出しています。
直線は失速していますが、全体時計は優秀で併走馬に追走同入できているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。


カフェファラオ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われていて、水曜追いはウッドチップで追われています。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で12秒台の好時計を出すようなら優秀です。
また、併せ馬では先行する形でも同入しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的折り合いがついている馬ではありますし、今走も折り合い面と直線の伸びはチェックしておきましょう。
ジャパンダートダービーは7着に敗れましたが、その前のユニコーンSは2着に5馬身差の圧勝。
前走のシリウスSも見事快勝して、G3では安定した成績を残しています。
今走は相手のレベルが上がりますが、能力非凡ですし、ひと叩きして上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:シリウスステークス(1着)

9/24 美南W重 強め
66.0 51.5 37.6 12.6 [5]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のフォルコメンと併せて、外を同入しました。

今回の一週前追い切り:チャンピオンズカップ

11/26 美南W稍 強め
81.5 66.2 52.2 38.1 12.1 [5]

一杯に追われた古馬オープンのポンデザールと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
今週は強めに追われると、力強い反応で楽に好時計をマーク。
全体時計はかなり優秀で、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:シリウスステークス(1着)

9/30 美南W良 馬なり
69.0 53.4 39.5 13.4 [5]

馬なりに追われた古馬3勝のエアジーンと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:チャンピオンズカップ

12/3 美南W稍 馬なり
68.8 53.1 39.0 12.5 [2]

馬なりに追われた2歳1勝のカフェカエサルと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
先週強めに追われた分、今週は軽めに流す程度の調整でした。
併走馬には先行する形ではありましたが、ラストは鋭い伸び脚でしっかり同入できています。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


クリソベリル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路コースを中心に乗り込まれ、水・木曜追いは基本的に強めの調教が施されています。
プール調教を併用しておりますが、脚に不安があるわけではないので特に心配はいらないでしょう。
レース直前は併せ馬で実戦を意識した調整をしておりますが、最終追い切りでしっかり先着していれば仕上がりは良好とみて良さそうです。

失速ラップが多い傾向はありますが、全体で好時計を出しているようなら注目です。
サウジカップでは7着に敗れましたが、国内では8戦走って未だに無敗です。
今年は更に力をつけていますし、昨年制した舞台なら今年も期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:JBCクラシック(1着)

10/22 栗坂良 一杯
53.2 38.5 24.7 12.2

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のゼツエイと併せて、0.7秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:チャンピオンズカップ

11/26 栗坂良 一杯
52.6 38.5 25.0 12.4

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われると、前走時以上に良い動きを見せています。
追われた反応は抜群で、直線は12.4秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:JBCクラシック(1着)

10/29 栗坂良 一杯
51.4 37.8 25.1 13.0

一杯に追われた古馬オープンのアメリカズカップと併せて、0.5秒先着しました。

今回の最終追い切り:チャンピオンズカップ

12/2 栗坂良 馬なり
54.0 39.4 25.2 12.5

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.7秒追走して0.1秒遅れました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.5秒の好時計をマーク。
併走馬には遅れを取りましたが、かなり追走してのものなので特に心配はいらないでしょう。
今週もしっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全です。


ゴールドドリーム 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで、意欲的な調教が施されています。
特にレース直前の動きは、本番にも反映されているので、一週前や最終追い切りの動きは要チェックですよ。
栗東CWなら6F82秒台、栗東坂路なら4F51秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

また、プール調教を併用していますが、特に心配はいらないです。
今年で7歳になり、徐々に衰えてはいますが、それでもまだ能力は上位クラス。
近走は不振が続きますが、当レースは昨年2着に好走した舞台ですし、仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(6着)

9/30 栗CW良 一杯
78.7 63.6 49.8 37.0 12.6 [5]

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:チャンピオンズカップ

11/26 栗CW良 一杯
81.2 64.3 49.7 37.0 11.8 [9]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
今週はいつも通りビッシリ追われて、直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計はこの馬なりに平凡ですが、追われた反応は良好です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(6着)

10/8 栗坂重 強め
53.9 38.1 24.5 12.3

最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:チャンピオンズカップ

12/2 栗坂良 一杯
51.7 37.7 24.5 12.1

最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
今週は坂路での調整でしたが、終い重点に追われると、力強い反応で終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
先週も一杯に追われて速い時計を出していますし、今週も全体時計は優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


サンライズノヴァ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜か木曜追いは基本的に強めの調教をしていますが、間隔が短くても最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が行われています。
最終追い切りで併走馬にしっかり先着しているなら仕上がり良好と見て良いでしょう。
また、攻め動くタイプの馬なので、全体時計は出ますが、時計的にラストは遅くなる傾向があります。

抑えてのものなのか、ただ伸びなかっただけなのかはチェックする必要がありますね。
G1になると少し能力は劣りますが、直線の長いコース適性は抜群です。
近走は重賞でも安定した成績を残していますし、コース適性のある舞台ならG1でも押さえておきたい一頭です。。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(1着)

11/4 栗坂良 馬なり
52.5 37.7 24.6 12.4

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のイメルと併せて、0.1秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:チャンピオンズカップ

11/29 栗坂良 馬なり
60.8 42.9 28.1 14.2

今走はレース間隔が短いため、一週前追い切りで一本目の調整。
サッと流す程度の調整でしたが、引き続き動きは軽快です。
今週の動きだけでは判断は難しいですが、特にデキ落ちは見られないですし、最終追い切りの動きには注目ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(1着)

11/11 栗坂良 強め
51.3 37.6 24.8 12.8

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのインディチャンプと併せて、0.3秒先行して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:チャンピオンズカップ

12/2 栗坂良 馬なり
54.6 39.6 25.4 12.5

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのクリソベリルと併せて、0.7秒先行して0.1秒先着しました。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで直線は12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、クリソベリル相手に先着しているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、引き続き好調と見て良いでしょう。


チュウワウィザード 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コース中心の調教で、水曜追いは強めの調教をする傾向があります。
ただ、近走は一週前追い切りに強め、最終追い切りに軽い調教をすることが多く、成績も安定しています。
併走馬に遅れることも多いですが、しっかり結果を残しているので、時計が出ていれば特に心配はいらないでしょう。

普段と同様に一週前追い切りと最終追い切りで、折り合いのついた調教ができていれば好調と考えて良さそうです。
複勝率はかなり高い馬で、過去17戦走って馬券をハズレたのはチャンピオンズCの4着のみです。
昨年3着以内に入れなかった舞台ではありますが、安定感は抜群ですし、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:JBCクラシック(3着)

10/22 栗CW良 馬なり
85.5 68.2 52.4 38.1 11.8 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のレッドアストラムと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:チャンピオンズカップ

11/26 栗CW良 一杯
82.1 66.8 51.3 37.7 12.2 [8]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのヒラボクラターシュと併せて、内を0.5秒追走して0.3秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強いフットワークで併走馬を楽に圧倒。
追われた反応も抜群で、直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:JBCクラシック(3着)

10/30 栗CW良 一杯
81.7 65.1 50.3 36.8 12.9 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のテンザワールドと併せて、内を0.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:チャンピオンズカップ

12/2 栗坂良 強め
52.4 38.0 24.8 12.4

強めに追われた古馬1勝のトロイカと併せて、0.8秒追走同入しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、全体時計は52.4秒と優秀です。
先週も絶好の動きを見せていましたが、今週も追われた反応は抜群で、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。