アルゼンチン共和国杯2020 追い切り情報

アルゼンチン共和国杯2020 追い切り情報

アルゼンチン共和国杯2020 追い切り情報


11月8日(日)東京芝2500m

オーソリティ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

追い切りは水曜日と日曜日に行われることが多く、基本的には併せ馬で調整されています。
レース直前は強めに追われており、2週前追い切りからの動きは注目ですよ。
特に、最終追い切りは終い重点に追われて、ラスト1Fの反応が良ければ本番も軽視禁物です。

また、併せ馬では過去レースでも遅れることはなく、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
ホープフルステークスでは5着に敗れましたが、続く弥生賞と青葉賞で見事好走しています。
距離延長も問題なかったですし、ひとレース毎に力をつけています。
今走も休養明けにはなりますが、仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:青葉賞(1着)

4/22 美南W良 馬なり
99.1 83.0 67.3 52.6 38.9 12.9 [4]

一週前追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のアーチキングと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯

10/28 美南W良 馬なり
81.4 66.3 52.2 39.1 13.7 [5]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のパイオニアバローズと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、力強い動きで全体時計は自己ベストを更新。
直線で失速しているのは気になりますが、騎手騎乗で併せ馬でやれているのは好感が持てます。
入念に乗り込まれていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:青葉賞(1着)

4/29 美南W稍 一杯
68.0 53.2 38.7 12.0 [2]

馬なりに追われた古馬3勝のレッドフレイと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯

11/4 美南W稍 一杯
69.1 54.6 39.8 12.5 [2]

一杯に追われた古馬3勝のエクセランフィーユと併せて、内を0.2秒追走して0.3秒先着しました。
今週は一杯に追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
全体時計はいつもと比べると平凡ですが、追われた反応は良好です。
併走馬にもあっさり先着していますし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


サトノルークス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは栗東CWで意欲的な調教が多いです。
また、併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
一杯に追われて6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

本番の動きにも反映されるので、特に一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックです。
昨年はセントライト記念、菊花賞で2着に好走しましたが、今年は2戦続けて大敗しています。
今走も相手のレベルも上がって取捨選択は難しいですが、この時期は得意としているので、仕上がり次第では注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:小倉記念(11着)

8/6 栗CW良 一杯
81.9 65.9 51.1 38.4 11.9 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのジャンダルムと併せて、外を1.2秒先行して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯

10/29 栗CW良 一杯
83.1 67.2 52.7 38.9 11.9 [6]

一杯に追われた古馬3勝のサンラモンバレーと併せて、内を0.5秒追走して0.3秒遅れました。
今週は意欲的に追われて直線11秒台の時計を出していますが、全体時計は平凡です。
併走馬にも遅れていますし、動きはまだ硬いように感じます。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:小倉記念(11着)

8/12 栗坂良 馬なり
54.0 38.9 25.2 12.5

今回の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯

11/4 栗CW良 強め
83.1 66.7 51.7 38.5 12.1 [7]

最終追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアイスバブルと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
全体時計は平凡ですが、終い重点に追われて、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いがついていますし、このひと追いで状態は良化したと見て良いでしょう。


サンレイポケット 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、水曜追いは栗東CWで追われることが多いです。
基本的に水曜日は意欲的な調整が多く、力強い伸び脚を見せています。
あまり攻め動くタイプの馬ではないですが、毎回直線の伸びは良好です。

併走馬にも遅れる傾向がありますが、ラストがしっかり伸びていれば心配はいらないでしょう。
ひとレース毎に力をつけていて、休養明けのG3新潟記念を3着に好走すると、続く毎日王冠でも3着に好走しています。
叩いて更に良化が見込める今走も、相手には押さえておきたいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日王冠(3着)

9/30 栗CW良 一杯
83.4 67.0 52.1 38.0 12.0 [7]

一週前追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のグレイシャーパークと併せて、0.8秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯

10/29 栗CW良 一杯
80.5 65.2 50.9 37.2 11.8 [4]

先週と同様に一週前追い切りは意欲的な調整が行われています。
追われた反応は抜群で、直線も11.8秒好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てます。
前走時以上に良い動きを見せていて、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日王冠(3着)

10/7 栗坂良 一杯
52.0 38.0 25.2 12.6

今回の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯

11/4 栗坂良 一杯
53.7 39.0 25.4 12.3

最終追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週もビッシリ追われると、直線は12.3秒の好時計をマーク。
2週連続で意欲的にやれていますし、いつも通りの調教過程といえます。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


トーセンカンビーナ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に追われていて、水曜追いはウッドチップでの調整が多いです。
ウッドチップでは併せ馬で気合付けをすることが多く、遅れても結果は出ていますので、しっかり動いていれば軽視は禁物ですよ。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い12秒前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

毎回折り合いもついていますし、今走も失速ラップなら注意が必要です。
前走は休養明けとはいえ、オープン戦で12着に敗れています。
出遅れたのも敗因の一つですが、この距離では単純に能力が通用しなかったですね。
今回距離が伸びるのはプラス材料ですし、良化次第ではと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オクトーバーステークス(12着)

10/7 美南W良 一杯
68.4 54.4 40.3 13.9 [5]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のリフトトゥヘヴンと併せて、内を2.4秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯

10/29 美南W良 馬なり
57.8 42.5 14.1 [2]

いつも一週前追い切りは攻めの調教が行われる傾向がありますが、今週はサッと流す程度の調整。
前走と同様にプール調教を併用して、一週前追い切りで一本目です。
動きは良くなっていますし、時計は平凡でも折り合いがついているのは好感が持てます。
最終追い切りで万全に態勢が整えば、軽視は禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オクトーバーステークス(12着)

10/14 美南W良 馬なり
51.1 37.3 12.4 [2]

今回の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯

11/4 美南W稍 一杯
67.8 53.4 40.0 13.7 [2]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のタケルペガサスと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒遅れました。
今週は一杯に追われましたが、ラストは13.7秒と反応はイマイチです。
全体時計も平凡ですし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


メイショウテンゲン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは栗東CWで長めに調整され、併せ馬で気合付けをしています。
特に、一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗でビッシリ追われ、実戦を意識した調整が行われることが多いです。
この2週の動きはレース本番にも反映されるので要チェックですよ。

一週前追い切りでは併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りではしっかり先着する傾向があります。
そのため、最終追い切りでも併走馬に遅れをとるようなら注意が必要です。
いつもは折り合いのついた調教で、直線も終い12秒台前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(5着)

6/17 栗CW良 強め
84.4 68.2 53.0 39.0 12.2 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のショウナンタイガと併せて、外を0.7秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯

10/29 栗CW良 一杯
86.7 69.8 54.5 40.0 12.4 [6]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のショウナンバレリオと併せて、外を0.6秒追走同入しました。
9月21日から調教を開始して、一週前追い切りで11本目。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.4秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(5着)

6/24 栗CW良 一杯
82.3 66.5 52.2 38.6 12.2 [7]

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯

11/4 栗CW良 一杯
86.4 70.8 55.6 41.5 12.5 [8]

先週に続いて今週も一杯に追われています。
上がり重点に追われたため、全体時計は平凡でしたが、追われた反応は良好で終い12.5秒の好時計をマーク。
最終追い切りで12本目と乗り込み量も十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ユーキャンスマイル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

調教は併せ馬が多く、水曜追いは強めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、一週前追い切りや最終追い切りの攻めの調教で、全体時計81秒前後の好時計を出している時は好成績を残しています。
そのため、意欲的に追われる調教は要チェックですよ。

そして、加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり先着していれば心配いらないです。
久々の阪神大賞典を快勝すると、続くG1天皇賞春も4着とひとレース毎に力をつけている印象です。
今走も久々ではありますが、鉄砲は利く馬ですし、仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(4着)

4/22 栗CW稍 一杯
93.3 77.8 62.7 48.9 35.9 12.1 [3]

一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のデゼルと併せて、内を1.3秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯

10/29 栗CW良 一杯
83.6 67.0 51.6 37.6 11.9 [6]

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのレッドアネモスと併せて、内を0.6秒追走してクビ差先着しました。
今走もプール調教を併用しての調整ですが、入念に乗り込まれてひと追い毎に状態は良化しています。
今週も意欲的に追われると抜群の反応で、直線は11.9秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着して、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞春(4着)

4/29 栗坂良 馬なり
54.8 40.3 26.0 13.0

最終追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のラヴィンフォールと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯

11/4 栗坂良 強め
53.8 38.8 25.1 12.4

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週はやや抑えましたが、力強い反応で終い12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いはスムーズで、全体時計も優秀です。
9月25日から入念に乗り込まれていますし、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。