アンタレスステークス2021 追い切り情報

アンタレスステークス2021 追い切り情報

アンタレスステークス2021 追い切り情報


4月18日(日)阪神ダート1800m

グリム 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路コースを中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りはウッドチップコースで追われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で調整され、実戦を意識した調教が行われる傾向があります。
最終追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。

攻め動くタイプの馬ではなく、好時計を出しているレースでは逆に成績を落としているので注意が必要です。
栗東坂路で4Fの時計が52秒を切るようなら状態を確認した方が良さそうですね。
近走は地方重賞で成績も安定しており、当レースも昨年2着した舞台なので、引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:黒船賞(4着)

3/4 栗坂稍 強め
52.2 37.9 24.6 12.3

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/7 栗坂良 強め
52.8 39.2 26.0 12.9

一杯に追われた3歳未勝利のスナークシュンソウと併せて、0.3秒先行して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、いつもと比べると直線の伸びはイマイチです。
ただ、12秒台なら優秀ですし、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にも先着しており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:黒船賞(4着)

3/12 栗坂良 馬なり
53.2 38.6 25.0 12.1

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/14 栗坂稍 馬なり
55.8 40.6 26.0 12.6

最終追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
先週強めに追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで加速すると終い12.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ケンシンコウ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースを中心に乗り込まれ、最終追い切りは意欲的に調整される傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、格下相手でも先行同入や遅れることが多いです。
攻め動くタイプの馬では無いですが、上手く噛み合えば実戦で力を発揮する難しいタイプですね。

前走のG3武蔵野Sでは11着に敗れましたが、3歳戦ではG3でも好走しています。
ただ、前走は休養明けで走れなかったのも敗因の一つで、今回も休養明けなのはマイナス材料です。
追い切りの動きや当日の状態を見ながら取捨選択を決めるのが良い一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(11着)

11/4 美坂良 強め
53.6 39.1 26.1 13.6

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/7 美坂稍 強め
55.1 40.2 26.4 13.5

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のラヴノットと併せて、0.6秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われましたが、全体時計は平凡で直線も13.5秒とイマイチです。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、前走時と比べても物足りなさはあります。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(11着)

11/11 美坂良 強め
51.9 38.5 26.0 13.6

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/14 美坂重 馬なり
55.6 39.7 25.6 13.0

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めに追われましたが、引き続き全体時計は平凡です。
直線も13.0秒と失速ラップなのは気になります。
入念に乗り込まれてはいますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


テーオーケインズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りは栗東CWで追われる傾向があります。
また、水曜追いは基本的に意欲的に追われる傾向がありますが、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が行われることが多いです。
比較的速い時計を出す傾向があるので、一週前追い切りの動きには注目です。

折り合いのついた調整で、終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2走前のG1東京大賞典では6着に敗れましたが、オープン戦では安定した成績を残しています。
前走は2着に3馬身差をつける圧勝でしたし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:名古屋城ステークス(1着)

3/11 栗CW良 一杯
81.7 66.9 52.1 38.4 12.4 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/7 栗CW稍 馬なり
82.6 66.4 51.3 37.4 11.9 [8]

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週で2本目の調教でしたが、馬なりでも絶好の動きを見せています。
抜群の行きっぷりで、加速すると終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
前走時以上に良い動きを見せており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:名古屋城ステークス(1着)

3/17 栗坂良 強め
52.7 38.1 24.9 12.6

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/14 栗坂稍 一杯
54.9 39.8 25.2 12.9

先週は馬なり調教で良い動きを見せていましたが、今週はビッシリ追われた割にイマイチです。
直線も12秒台の時計が出ているとはいえ、失速ラップを刻んでいます。
全体時計は平凡ですし、前走時と比べても微妙ですね。
当日上向けば良いですが、現時点では仕上がりはマズマズといったところでしょう。


モズアトラクション 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はレース間隔が短いということもありますが、空けたレースでも5回程なので、全体的に乗り込み量は少ない傾向があります。
その中で水曜追いは基本的に一杯に追われています。
併せ馬で調整することもありますが、遅れているレースではほぼ馬券に絡めていないので、併せ馬に遅れるようなら要注意ですよ。

近走は不振が続きますが、前走の仁川ステークスでは10ヶ月ぶりでも3着に好走しています。
当レースは昨年10着に敗れた舞台ですが、ひと叩きして上積みが見込めるようなら、重賞でどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:仁川ステークス(3着)

2/17 栗坂重 一杯
52.9 38.8 25.5 12.9

一週前追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のマッソニアーナと併せて、1.0秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/7 栗坂良 一杯
53.6 39.2 25.6 13.0

いつも通り今週は意欲的に追われましたが、一杯に追われた割に直線は13.0秒とイマイチです。
全体時計も平凡で、失速ラップなのは気になります。
鋭さも感じないですし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:仁川ステークス(3着)

2/24 栗坂良 一杯
53.0 38.7 25.1 12.3

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/14 栗坂稍 一杯
53.9 39.5 25.6 12.7

今週も一杯に追われる内容でしたが、力強い反応で終い12.7秒の好時計をマーク。
全体時計は稍重の分遅くなりましたが、直線の伸びは先週よりも良化しています。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。