中日新聞杯2021 追い切り情報

中日新聞杯2021 追い切り情報

中日新聞杯2021 追い切り情報


12月11日(土)中京芝2000m

キングオブコージ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは栗東CWで追われています。
特にどちらか一方で速い時計を出すことが多く、6F80秒台の時計が出るようなら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
直線もしっかり伸びる馬で、坂路コースでも終い12秒台の時計を叩き出しています。

折り合いもついて、ラストも鋭い伸び脚なら要チェックですね。
前走のG2オールカマーでは9着に敗れましたが、近走はG2でも安定した成績を残しています。
今走は相手関係も楽になりますし、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オールカマー(9着)

9/17 栗CW良 一杯
79.1 64.1 49.7 37.3 11.8 [5]

今回の一週前追い切り:中日新聞杯

12/3 栗CW良 馬なり
82.6 66.0 51.1 36.9 11.7 [7]

一杯に追われた古馬2勝のファンキーゴールドと併せて、外を1.5秒追走して0.4秒先着しました。
今週は馬なりでも絶好の動きで、併走馬を楽に圧倒しています。
直線も11.7秒の鋭い伸び脚で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オールカマー(9着)

9/22 栗CW良 馬なり
82.7 65.0 50.2 37.4 11.8 [8]

今回の最終追い切り:中日新聞杯

12/8 栗CW重  強め
82.9 66.5 51.1 36.3 11.4 [6]

今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは11.4秒の猛時計をマーク。
全体時計はこの馬なりに平凡ではありますが、直線の伸び脚は優秀です。
ひと追い毎に状態は良化していますし、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ディアマンミノル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWを中心に乗り込まれ、一週前か最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
レース直前は併せ馬で気合付けをしており、併走馬には遅れをとっていません。
今走も追走した形でも併走馬に遅れをとっていなければ心配はいらないでしょう。

直線は伸びるタイプの馬で、ラストは馬なりでも12秒台前半の時計を出すことが多いです。
今走も折り合い面と併せ馬との動きは要チェックですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(5着)

10/27 栗CW良 馬なり
88.5 71.2 55.1 40.4 12.7 [9]

一週前追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた新馬のケーリエールと併せて、外を0.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:中日新聞杯

12/1 栗CW重 一杯
85.3 68.2 51.9 37.8 11.7 [7]

一週前追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のランスオブアースと併せて、外を1.0秒追走して0.4秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、重馬場でも力強い反応で終い11.7秒の好時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒していますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
前走以上に良い動きで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(5着)

11/3 栗CW良 一杯
81.9 65.4 50.7 38.2 12.2 [8]

一杯に追われた古馬1勝のケンハービンジャーと併せて、外を0.3秒追走して0.5秒先着しました。

今回の最終追い切り:中日新聞杯

12/8 栗CW重 馬なり
85.2 70.0 54.9 38.9 11.7 [8]

最終追い切りは荻野極機種が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のダンツトレノと併せて、外を0.7秒追走同入しました。
今週は軽めの調教でしたが、先週に続いて終い11秒台の好時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


ラーゴム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで馬なり中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
早い時計を出すことも多いので、レース直前の2週の動きは要チェックですよ。
全体時計は82秒台が通常で、直線も12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

毎回折り合いもついていますし、併走馬にはしっかり先着できています。
近走は大敗が続きましたが、前走のオープン戦では見事快勝しており、復調気配を感じます。
ひと叩きして状態は良化していますし、今走も万全に仕上がれば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンドロメダステークス(1着)

11/10 栗CW稍 一杯
85.9 68.0 52.3 38.1 11.8 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:中日新聞杯

12/2 栗CW稍 馬なり
68.6 52.7 38.8 12.4 [5]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
今週で一本目の調教で、サッと流す程度でしたが、フットワークは軽快で終い12.4秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、折り合いはついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンドロメダステークス(1着)

11/17 栗CW良 馬なり
67.8 51.8 37.8 11.8 [9]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:中日新聞杯

12/8 栗CW重 強め
66.9 51.5 36.6 11.4 [5]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われましたが、絶好の動きでラストは11.4秒の猛時計をマーク。
重馬場でも力強い反応で、前走時以上の動きを見せています。
折り合いもいていますし、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。