カペラステークス2021 追い切り情報

カペラステークス2021 追い切り情報

カペラステークス2021 追い切り情報


12月12日(日)中山ダート1200m

アポロビビ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
乗り込み量は毎回少ないですが、一週前追い切りは意欲的に追われ、最終追い切りに軽めに追われる傾向があります。
また、直線は失速する傾向がありますが、比較的時計が出やすいタイプの馬です。

全体時計も早い数字を出していて、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、ハンデ戦ならオープンクラスも快勝しています。
今走は初重賞にはなりますが、更に良化が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ながつきステークス(9着)

9/15 美坂稍 強め
50.1 36.7 24.5 12.7

今回の一週前追い切り:カペラステークス

12/2 美坂稍 一杯
51.3 37.2 24.7 12.9

今週はビッシリ追われて、いつも通りの時計をマーク。
直線も失速してはいますが、いつも通りの傾向ですし、12秒台の時計が出ているのはこの馬なりに優秀です。
反応は物足りなさがありますが、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ながつきステークス(9着)

9/22 美坂良 馬なり
52.3 37.7 24.6 12.6

今回の最終追い切り:カペラステークス

12/8 美坂重 馬なり
52.3 37.3 24.6 12.7

今週は軽めの調教でしたが、全体時計は52秒台の好時計を叩き出しています。
直線の伸びも先週よりも早いですし、ひと追い毎に状態は良化しています。
ただ、普段と比べるとそこまで上積みは感じないですし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


オメガレインボー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
また、併せ馬で気合付けをすることが多いですが、併走馬に遅れているレースでは成績が悪いので注意が必要です。
比較的攻めは動くタイプの馬で、ウッドチップなら一杯に追われて、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ただ、坂路ではそこまで速い時計は出さない傾向があります。
直線は13秒台も多いですが、折り合いがついていれば問題はないでしょう。
近走は重賞でも安定した成績を残しており、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(3着)

11/5 栗CW良 一杯
82.2 65.4 50.0 36.4 11.9 [6]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のラストヌードルと併せて、外を2.5秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:カペラステークス

12/3 栗坂良 一杯
52.2 37.9 24.5 12.2

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(3着)

11/10 栗CW稍 一杯
71.1 54.0 39.4 12.2 [5]

最終追い切りは岡田祥嗣騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:カペラステークス

12/8 栗CW重 一杯
71.9 55.3 38.9 11.5 [5]

最終追い切りは岡田祥嗣騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.5秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びはかなり優秀です。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


デュアリスト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、プール調教を併用しながら調教が行われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、併走馬には遅れていないので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。
直線は若干失速する傾向がありますが、馬なりでも12秒台の時計を出すことが多いです。

逆に全体時計が平凡でも折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は勝ちきれないレースが続きましたが、前走は2着に1馬身以上も差をつける圧勝を決めています。
ひとレース毎に力をつけていますし、重賞でも万全に仕上がれば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:室町ステークス(1着)

11/4 栗坂良 馬なり
51.3 37.5 24.8 12.7

一週前追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のルージュグラースと併せて、0.1秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:カペラステークス

12/2 栗坂良 馬なり
54.1 39.1 25.0 12.2

一週前追い切りで一本目の調教です。
サッと流す程度の調教でしたが、抜群のいきっぷりで加速すると終い12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も平凡ですが、この馬なりに優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:室町ステークス(1着)

11/10 栗坂稍 馬なり
56.5 40.2 25.2 12.0

今回の最終追い切り:カペラステークス

12/8 栗坂重 一杯
53.7 38.8 25.2 12.5

今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
前走時以上に良い動きで、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
最終追い切りで3本のみの調教ではありますが、引き続き好調とみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。