阪神ジュベナイルフィリーズ2021 追い切り情報

阪神ジュベナイルフィリーズ2021 追い切り情報

阪神ジュベナイルフィリーズ2021 追い切り情報


12月12日(日)阪神芝1600m

ウォーターナビレラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

基本的に馬なり中心の調教が多く、強めに追われても最終追い切りで追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていますが、遅れても結果は出ていますし、それ以上に追走しているなら心配はいらないでしょう。
時計は出るタイプの馬ではありませんが、直線は12秒台の時計を叩き出しています。

直線も鋭い伸び脚で、しっかり折り合いがついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、前走は初重賞も制して現在無敗の3連勝を決めています。
昇級戦にはなりますが、叩いて更に良化が見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファンタジーステークス(1着)

10/27 栗CW良 馬なり
88.5 71.2 55.3 40.8 12.1 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のシーニッククルーズと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ

12/1 栗CW重 馬なり
85.8 69.3 54.1 39.9 11.9 [6]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のタイミングハートと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
今走も馬なり調教でしたが、絶好の動きで直線は11.9秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にもあっさり先着していますし、仕上がりは良好です。


サークルオブライフ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に併せ馬で気合付けをしており、併走馬には遅れを取りますが、結果は出ていますし、かなり追走してのものであれば心配はいらないです。
折り合いもついていて、直線の伸びも優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

前走のアルテミスSでは、不利な展開にもかかわらず、直線に向くと上がり3F最速で見事快勝しています。
ひとレース毎にパワーアップしていますし、近走はマイル戦で2連勝を決めています。
今走も入念に乗り込まれて、万全に仕上がれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルテミスステークス(1着)

10/20 美南W稍 強め
66.6 50.9 37.3 12.2 [4]

馬なりに追われた2歳1勝のロムネヤと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ

12/2 美南W稍 強め
67.7 52.4 37.3 11.6 [4]

馬なりに追われた古馬1勝のフィアスプライドと併せて、外を0.3秒先行同入しました。
今週はいつも通り意欲的に追われると、力強い反応で直線は11.6秒の好時計をマーク。
併走馬にも先行した形ではありますが、しっかり同入ができています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。


ステルナティーア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、2週前追い切りから水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走しても同入する形が多く、今走も遅れるようなら注意が必要です。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い11秒台の時計を出すことが多いです。

比較的時計は出やすいですが、引き続き直線の伸びが優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は2着に敗れましたが、内容は全く問題なかったですね。
2戦叩いて更に良化が見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ(2着)

9/29 美南W良 馬なり
96.7 80.8 65.5 50.5 36.3 11.6 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のレガトゥスと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ

12/1 美南W重 馬なり
68.2 53.4 38.5 11.9 [5]

馬なりに追われた古馬2勝のインナリオと併せて、外を0.5秒先行同入しました。
今走も馬なり中心に追われ、一週前追い切りで5本目の調教です。
重馬場でも絶好の動きで、ラストは11.9秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬には追いつかれた形ではありますが、同入はできていますし、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。


ナムラクレア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いですが、特に一週前追い切りで行われる傾向があります。
併走馬には先着が多く、今走も遅れていなければ心配はいらないでしょう。

馬なりでも直線の伸びは優秀で、12秒台前半の時計を出しています。
全体時計が平凡でもしっかり加速ラップを刻んだ調教で、鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今走は距離延長にはなりますが、適性は問題ないと思いますし、更に良化が見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファンタジーステークス(2着)

10/27 栗坂良 馬なり
56.9 41.3 27.0 13.4

馬なりに追われた新馬のミキネスと併せて、1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ

12/2 栗坂良 強め
54.9 39.7 25.2 11.7

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳未勝利のサンレブンワースと併せて、1.1秒追走して1.4秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で併走馬を大きく突き放す動き。
全体時計は平凡でしたが、直線は11秒台の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ナムラリコリス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が4戦目のため、過去3戦の傾向から見ていきたいと思います。
近走は洋芝だったので、札幌と函館しか追われていませんが、馬なりでの調教が多いです。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、馬なりでも終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

前走は初重賞でしたが、2着に1馬身以上も差をつけて圧勝しています。
G1挑戦や阪神競馬場で走れるかも未知数ではありますが、ひとレース毎に力はつけています。
今走は約5ヶ月ぶりの出走にはなりますが、入念に乗り込まれて態勢が整えば軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館2歳ステークス(1着)

一週前追い切りはなし

今回の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ

12/2 栗CW稍 一杯
80.5 64.7 50.5 37.7 12.6 [5]

一週前追い切りは泉谷騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳未勝利のシゲルトビウオと併せて、外を1.2秒追走して0.6秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
直線は若干失速しましたが、併走馬も楽に圧倒しています。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。