天皇賞秋2021 追い切り情報

天皇賞秋2021 追い切り情報

天皇賞秋2021 追い切り情報


10月31日(日)東京芝2000m

エフフォーリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
ウッドチップコースで追われ、併走馬にはしっかり先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
馬なりでも直線の伸びは良好で、毎回終い12秒台の時計を叩き出しています。

折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走のG1日本ダービーでは、惜しくも2着に敗れましたが、G1皐月賞では2着に3馬身差をつける圧勝を決めています。
距離短縮はプラスになりますし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日本ダービー(2着)

5/19 美南W稍 馬なり
69.0 53.7 39.2 12.0 [7]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のレッドルーベンスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/20 美南W稍 強め
86.1 69.1 52.8 37.8 11.3 [8]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のマッチレスノヴェルと併せて、内を0.3秒追走して0.2秒先着しました。
10月3日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで10本目の調教です。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11.3秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日本ダービー(2着)

5/26 美南W良 強め
66.3 51.2 38.3 11.9 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のヴィアメントと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/27 美南W稍 馬なり
86.3 69.3 53.6 38.5 11.3 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のレッドライデンと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調教でしたが、先週に続いて直線は11.3秒の猛時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒しており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないでしょう。

追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目です。
マイルでの実績が多いですが、芝2000mでもG1大阪杯4着と適性はありそうです。
東京コースも得意な舞台ですし、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(2着)

5/28 美坂重 馬なり
56.7 41.3 26.9 13.4

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/20 美南W稍 馬なり
81.7 66.4 52.1 38.4 12.3 [8]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のゼノヴァースと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
いつも通り馬なり中心に乗り込まれ、一週前追い切りで20本目の調教です。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週も楽に好時計をマーク。
直線も12.3秒の鋭い伸び脚を見せていますし、乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(2着)

6/2 美坂良 馬なり
53.6 38.6 24.9 12.5

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/27 美南W稍 馬なり
80.0 65.0 51.2 37.3 11.7 [8]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのコントラチェックと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、自己ベストを大きく更新する絶好の動きを見せています。
直線も11.7秒の鋭い伸び脚で、強めに追う併走馬を楽に圧倒。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


コントレイル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りは意欲的に行われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で実戦を意識した調教が多く、併走馬にはいつも先着しています。
遅れても結果は出ていますが、併走馬に遅れるようなら注意しておくのが良いでしょう。

比較的速い時計が出る傾向があり、直線も12秒台の時計が多いです。
直線は若干失速する傾向がありますが、全体時計も優秀で終い12秒台の時計が出るようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1でも安定した成績を残しており、過去9戦一度も3着以内を外していません。
このメンバーでも能力は上位で、久々の今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(3着)

3/24 栗CW良 馬なり
78.7 63.3 49.7 37.2 12.5 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のテンカハルと併せて、外を1.0秒追走して1.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/20 栗CW良 馬なり
79.4 63.7 49.7 36.9 12.2 [6]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのホウオウアマゾンと併せて、内を0.6秒追走して1.3秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、全体時計は80秒を切る猛時計を叩き出しています。
行きっぷりも抜群で、加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(3着)

3/31 栗坂良 馬なり
50.6 37.2 24.5 12.3

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/27 栗坂良 馬なり
51.7 37.3 24.2 12.1

今週も軽めの調教でしたが、坂路コースでも軽快な動きを見せています。
全体時計も優秀で、加速すると直線も12.1秒の好時計をマーク。
先週も栗東CWで6F80秒を切る動きでしたし、折り合いもスムーズで、仕上がりは万全とみて良いでしょう。


ワールドプレミア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

基本的に水曜追いは強めの調教が施されており、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
特に一杯に追われる一週前追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、攻めの調教は要チェックですよ。
併せ馬では遅れることも多いですが、結果は出ているので、動いていれば特に心配はいらないでしょう。

攻めの調教ではラストは遅くなることが多いですが、最終追い切りで折り合いのついた調整ができていれば問題はないです。
長距離は得意な馬で、前走のG1天皇賞春でも見事快勝しています。
今回芝2000mに対応できるかがカギになりそうですが、芝2000mの実績はありますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(1着)

4/22 栗CW良 一杯
95.7 79.4 64.3 50.3 37.2 12.1 [4]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/21 栗CW良 一杯
84.4 67.6 52.7 38.8 12.2 [7]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのユーキャンスマイルと併せて、外を0.4秒先行して0.6秒遅れました。
いつも通り今週はビッシリ追われましたが、全体時計はこの馬なりに平凡です。
3週連続で意欲的に追われて、ひと追い毎に状態は良化していますが、併走馬に遅れているのも気になります。
入念に乗り込まれているのは好感が持てますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞春(1着)

4/28 栗CW良 馬なり
84.3 68.7 54.1 40.1 13.0 [4]

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/27 栗坂良 一杯
53.7 39.7 25.7 12.8

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのアンコールプリュと併せて、0.7秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りに続いてビッシリ追われると、力強い反応で終い12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、併走馬には先着していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。