京都大賞典2020 追い切り情報

京都大賞典2020 追い切り情報

京都大賞典2020 追い切り情報


10月11日(日)京都芝2400m

キセキ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、一週前追い切りに強めの調教をすることが多いです。
近走は最終追い切りに軽めの調整が多いですが、終い11秒台の伸びを見せていれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
毎回乗り込み量は十分で、仕上がりは良好です。

今走も折り合いはスムーズで、馬体もキッチリ仕上がった状態ならば軽視は禁物ですよ。
前走の宝塚記念は昨年と同様に2着しました。
今年は京都大賞典に出走ですが、距離適性は問題ないですし、引き続き好調なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(2着)

6/17 栗CW良 一杯
80.8 64.5 49.4 37.5 11.7 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京都大賞典

9/30 栗CW良 馬なり
65.9 51.3 38.4 12.3 [8]

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
今週で11本目と乗り込み量も十分で、ひと追い毎に状態は良化しています。
一週前追い切りも馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで楽に好時計をマーク。
折り合いはついていますし、直線も鋭い伸び脚で仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(2着)

6/24 栗坂良 一杯
51.1 37.4 24.8 12.7

今回の最終追い切り:京都大賞典

10/7 栗坂良 一杯
52.8 38.4 25.0 12.7

一杯に追われた古馬2勝のアールジオールと併せて、1.0秒追走して0.2秒先着しました。
全体時計は悪くないですが、自己ベストを出した前走時と比べるとまだ硬いですね。
それでも動きは良くなっていますし、ラストは失速ラップでも12.7秒の脚を使えています。
併走馬にもあっさり先着して、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


グローリーヴェイズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは併せ馬で気合い付けを行う傾向があります。
普段はラストに鋭い脚を使うので、併走馬と併せて終い12秒台の好時計がでるようなら押さえておきたい一頭です。
仕上がりはいつも良好なので、攻めの調教で力強い走りをしていれば、気配は良好と見て良いでしょう。

また、鉄砲は利く馬で、休み明けでも十分に乗り込まれていれば全く問題ありません。
レース毎に力も増していて、昨年は日経新春杯をあっさり快勝すると、続く天皇賞春も2着。
前走は帰国後一発目で長期休養明けでしたし、出遅れや馬場も合わず参考外と考えていいでしょう。
むしろ叩いて良化が見込めるようなら、軽視は禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(17着)

6/17 美南W良 一杯
65.3 50.3 37.2 11.9 [7]

強めに追われた古馬2勝のミトロジーと併せて、外を1.3秒追走同入しました。
一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京都大賞典

9/30 美南W良 強め
81.7 65.2 51.0 37.1 12.6 [7]

一週前追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のグランソヴァールと併せて、内を追走して0.4秒先着しました。
力強いフットワークで、追われた反応も良好です。
ラストは若干失速しましたが、全体時計は優秀で自己ベストを更新しています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(17着)

6/24 美南W稍 馬なり
65.2 50.6 37.2 12.3 [6]

馬なりに追われた障害オープンのシャリオヴァルトと併せて、外を0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京都大賞典

10/7 美南W良 強め
67.5 53.2 39.4 12.7 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのハーグリーブスと併せて、外を0.7秒先行して0.1秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、思ったよりも反応はイマイチですね。
ただ、2週前と先週は自己ベストを更新する動きを見せています。
併走馬にも追いつかれた形とはいえ、しっかり先着しているのは好感が持てます。
乗り込み量も十分で、態勢は整ったと見て良いでしょう。


キングオブコージ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは栗東CWで追われています。
特にどちらか一方で速い時計を出すことが多く、6F80秒台の時計が出るようなら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
直線もしっかり伸びる馬で、坂路コースでも終い12秒台の時計を叩き出しています。

折り合いもついて、ラストも鋭い伸び脚なら要チェックですね。
今年はついに本格化して、条件線をあっさり3連勝すると前走はついに初重賞制覇!
距離を伸ばしてから上手くハマっていて、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:目黒記念(1着)

5/20 栗CW良 馬なり
77.6 62.3 48.8 36.9 12.6 [6]

今回の一週前追い切り:京都大賞典

9/30 栗CW良 強め
80.9 63.9 49.5 36.6 12.3 [5]

今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、全体時計は楽に80秒台の好時計を叩き出しています。
ラストは失速しましたが、終い12.3秒なら優秀です。
先週の動きはまだ微妙でしたので、このひと追いで良化したと考えて良いでしょう。
一週前追い切りで12本目の調教と乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:目黒記念(1着)

5/27 栗CW良 馬なり
83.6 65.9 50.6 37.2 11.9 [8]

今回の最終追い切り:京都大賞典

10/7 栗CW良 馬なり
82.4 65.5 50.8 37.9 12.6 [8]

今週はサッと流す程度のでしたが、抜群の行きっぷりで楽に好時計をマーク。
前走時と比べても全体時計は速くなっていますし、攻め動くタイプでも動きは悪くないですね。
気性難は見せましたが、今週は折り合いがついているのは好感が持てます。
先週も終い重点に追われて、好時計を見せていますし、仕上がりは良好です。
当日に落ち着いていれば、今走も楽しみな一頭です。


パフォーマプロミス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りに実戦を意識した攻めの調教をしており、最終追い切りで息を整える程度の軽めの調教が多いです。
普段は一週前追い切りの攻めで好時計を叩き出しておりますが、6F80秒台を切った宝塚記念では9着と伸び脚もいまいちでしたし、時計だけで判断するのは危険です。
休養明けも苦にならないタイプの馬なので、調教でも落ち着きついて、馬体もキチっと仕上がれば押さえておくのが良いでしょう。

今走は長期休養をはさみましたが、休養明けのG3鳴尾記念を見事勝利!
G2では安定感が抜群ですし、得意距離なら期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鳴尾記念(1着)

5/27 栗坂良 一杯
53.5 38.4 25.0 12.6

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のカーサデルシエロと併せて、0.6秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:京都大賞典

9/30 栗坂良 一杯
52.6 38.0 24.8 12.7

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のリンドブラッドと併せて、0.3秒追走して0.3秒先着しました。
直線はいつも通り失速していますが、全体時計は自己ベストを更新しています。
追われた反応も良好で、仕上がりは順調です。
休養明けを叩いて上積みも見込めますし、G2でも楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鳴尾記念(1着)

6/3 栗坂良 強め
52.8 38.4 25.2 12.7

今回の最終追い切り:京都大賞典

10/7 栗坂良 強め
54.3 39.2 25.3 12.7

今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、ラストは若干失速しています。
ただ、失速ラップは普段通りの傾向ですし、そこまで気にする必要はないです。
むしろいつもより折り合いはついている方で、久々でも気配は良好です。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と見て良いでしょう。


ダンビュライト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で、しっかり先着しているので、併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
また、プール調教はいつも通りなので、特に心配はいらないです。

能力的にG1では力が及ばず近走も大敗が続きますが、ひとレース毎に動きは良くなっています。
G2なら好走率も高いですし、当レースは昨年2着した舞台です。
今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(9着)

6/17 栗坂良 馬なり
52.9 38.6 25.5 12.9

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアメリカズカップと併せて、0.1秒先行して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都大賞典

10/1 栗坂良 馬なり
53.1 38.5 25.0 12.5

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで一杯に追う併走馬を圧倒!
行きっぷりも良好で、先週より動きは良化しています。
折り合いもスムーズで、引き続き気配は良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(9着)

6/24 栗坂良 馬なり
51.4 37.4 24.5 12.5

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのスティッフェリオと併せて、0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:京都大賞典

10/7 栗坂良 一杯
52.9 38.5 25.1 12.6

一杯に追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、アタマ差先着しました。
今週はビッシリ追われましたが、先週と同様に併走馬には先着。
ラストは若干失速しましたが、12秒台の時計が出ていれば優秀です。
徐々に動きは良化していますし、引き続き好調と見て良いでしょう。


ステイフーリッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りはウッドチップコースで調教される傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多く、意欲的に追われることが多いです。
最終追い切りでは、終い重点に追われることがあるので、ラストの伸び脚は要チェックですよ。

強めに追われて終い12.5秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、大きく追走してのものであれば心配は要りません。
近走はG2でも安定した成績を残していて、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オールカマー(3着)

9/16 栗CW良 一杯
82.5 67.3 52.8 39.8 12.9 [9]

強めに追われた古馬オープンのコントレイルと併せて、外を0.7秒先行して0.6秒遅れました。

今回の一週前追い切り:京都大賞典

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オールカマー(3着)

9/23 栗坂良 一杯
53.9 39.1 25.7 13.0

馬なりに追われた古馬オープンのパンサラッサと併せて、0.5秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:京都大賞典

10/7 栗坂良 馬なり
55.7 41.5 26.8 13.0

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
レース間隔が短いので、今週で一本目の調整。
軽く流した程度でしたが、軽快なフットワークで特にデキ落ちは見られないです。
全体時計は平凡ですが、折り合いはスムーズで引き続き好調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。