毎日杯2020 追い切り情報

毎日杯2020 追い切り情報

毎日杯2020 追い切り情報


3月28日(土)阪神芝1800m

アルジャンナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的に併せ馬で調整され、騎手が騎乗していることが多いです。
併走馬は格上が多く、遅れをとることもありますが、かなり追走してのものであれば心配はいらないです。
格上相手でもしっかり追走同入や先着ができていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

東京スポーツ杯2歳Sでは2着でしたが、従来のレコードを上回る走破時計を記録しています。
続く前走のきさらぎ賞では、中々差を詰められませんでしたが、なんとか3着を確保。
ひとレース毎に力をつけていますし、ひと叩きした今走は改めて期待したいです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:きさらぎ賞(3着)

1/30 栗坂稍 強め
52.4 38.4 25.3 12.3

一杯に追われた古馬2勝のヴェルテアシャフトと併せて、1.0秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:毎日杯

3/19 栗坂良 一杯
52.5 38.4 24.6 12.3

一杯に追われた3歳未勝利のヴェルテックスと併せて、0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると、抜群の反応で自己ベストに近い好時計をマーク。
直線の伸びも鋭く、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:きさらぎ賞(3着)

2/5 栗坂良 馬なり
53.9 39.2 25.3 12.4

一杯に追われた3歳未勝利のウォルフライエと併せて、0.1秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:毎日杯

3/25 栗坂良 一杯
52.0 38.1 25.1 12.2

今週もビッシリ追われると、力強い動きで自己ベストを大きく更新!
追われた反応も抜群で、直線は12.2秒の好時計を叩き出しています。
しっかり折り合いもついており、仕上がりは万全です。
前走は3着に敗れましたが、更に力をつけている今走は楽しみな一頭です。

 


サトノインプレッサ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は騎手騎乗で乗り込まれ、水曜追いは併せ馬が多いです。
実戦タイプの馬で、あまり速い時計は出していません。
ただ、いつも加速ラップを刻んでおり、折り合い面は要チェックですよ。

前走のこぶし賞は2馬身ほどの出遅れにも関わらず、大外から抜群の末脚で差し切り勝ち!
万全な仕上がりとは言えませんでしたが、ここ2戦をあっさり快勝し、重賞でも通用しそうなポテンシャルを秘めています。
今走は距離延長となりますが、問題なくこなせれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:こぶし賞(1着)

2/5 栗坂良 馬なり
53.5 38.9 25.6 12.7

強めに追われた古馬2勝のオスカールビーと併せて、0.4秒先行して0.2秒遅れました。
一週前追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:毎日杯

3/18 栗坂良 馬なり
53.7 39.3 25.4 12.7

一杯に追われた古馬2勝のカフジジュピターと併せて、0.7秒追走して0.2秒遅れました。
一週前追い切りは川島信二騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽めの調整でしたが、軽快な動きを見せています。
併走馬には遅れを取りましたが、0.5秒差を詰めていますし、一杯に追われた相手にこれなら優秀です。
折り合いもついており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:こぶし賞(1着)

2/12 栗CW良 強め
97.3 82.1 67.2 52.8 39.0 12.2 [9]

一杯に追われた古馬3勝のウラノメトリアと併せて、外を0.7秒先行してクビ差先着しました。
最終追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:毎日杯

3/25 栗CW良 強め
80.6 65.2 51.7 37.8 12.2 [7]

強めに追われた3歳1勝のキングオブドラゴンと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
先週に続いて最終追い切りは川島信二騎手が騎乗。
今週は実戦を意識した調整で、6F時計は自己ベストを大きく更新。
行きっぷりは抜群で、追われるとぐんぐん加速して、ラストも12.2秒の好時計を叩き出しています。
併走馬にもあっさり先着し、態勢は整ったと見て良いでしょう。

 


ストーンリッジ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

毎回併せ馬で調教が施されています。
レース直前の追い切りでは、格上相手でもしっかり先着しているので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
普段は馬なり中心ですが、最終追い切りは意欲的に追われることが多いです。

直線の伸びも鋭く、好時計を叩き出してくるので、最終追い切りの動きは要チェックです。
前走のG3きさらぎ賞では、初の芝1800mでも上手く対応して2着に好走。
叩いて上積みが見込める今走も、押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:きさらぎ賞(2着)

1/29 栗CW重 馬なり
83.7 67.3 52.0 37.8 12.1 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのヴァンドギャルドと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
一週前追い切りはA.シュタルケ騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:毎日杯

3/19 栗CW良 馬なり
84.5 68.0 53.4 39.0 12.4 [7]

3歳未勝利のトルネードフラッグと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流した程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、長めにやれているのも好感が持てます。
格下の併走馬にもあっさり先着し、引き続き気配は良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:きさらぎ賞(2着)

2/5 栗坂良 強め
54.2 38.5 24.2 12.0

一杯に追われた古馬オープンのエポカドーロと併せて、0.2秒追走して0.5秒先着しました。
最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:毎日杯

3/25 栗坂良 一杯
53.6 38.7 24.4 12.1

馬なりに追われた古馬2勝のトーセンスカイと併せて、0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われ、力強い走りで併走馬を圧倒!
全体時計も自己ベストを0.2秒更新し、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
追われた反応も良好で、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。