安田記念2020 追い切り情報

安田記念2020 追い切り情報

安田記念2020 追い切り情報

6月7日(日)東京芝1600m

アーモンドアイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり主体の調教で、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしています。
最終追い切りは負荷をかけた調整が多く、好時計を出す傾向があるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
美浦南Wで5F66秒台の時計を出していて、折り合いもついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

有馬記念は距離が長かった感じはありますが、中距離は問題なく馬場状態も苦にしないタイプ。
昨年の安田記念では発馬直後に不利があったものの、それでも3着に好走しているのはかなり優秀です。
前走は得意のマイルで圧勝しており、引き続き好調なら今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(1着)

5/6 美南W稍 馬なり
64.7 49.4 35.6 11.9 [3]

馬なりに追われた古馬3勝のサトノラディウスと併せて、内を1.6秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/28 美南W良 馬なり
73.1 57.2 42.4 13.8 [1]

一週前追い切りで1本目。
今週は軽く流す程度の調整でしたが、動きは軽快でしっかり加速ラップを刻んでいます。
全体時計は平凡ですが、疲れもなさそうですし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
最終追い切りの動きにも注目ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(1着)

5/13 美南W良 馬なり
64.1 49.6 36.5 12.4 [5]

強めに追われた古馬オープンのハヤヤッコと併せて、内を1.8秒追走同入しました。
最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 美南W良 馬なり
66.5 51.8 37.9 12.4 [6]

強めに追われた古馬3勝のサトノラディウスと併せて、内を0.4秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで併走馬にあっさり先着。
普段と比べると全体時計は遅いですが、抜群の行きっぷりで直線も鋭い伸びを見せています。
折り合いもついており、引き続き好調と考えていいでしょう。


アドマイヤマーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は入念に乗り込まれ、一週前追い切りに時計を出す調教が多いです。
レース間隔が短くても中2週で出走した中京2歳S時のように、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で攻めの調教ができているなら状態は良好と考えて良いでしょう。
普段調教では折り合いはついていますし、仕上がりは毎回良好です。

集中力のある馬で、よほどのことがなければデキ落ちの心配はいらないでしょう。
今走は帰国後一発目ではありますが、攻めの調教で好時計を出すようなら、押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(9着)

10/9 栗CW良 一杯
82.6 66.8 52.9 38.4 11.7 [9]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
国内の前走時の追い切り情報です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/27 栗CW良 強め
78.7 64.6 50.6 37.4 12.0 [6]

一杯に追われた古馬オープンのアンコールプリュと併せて、外を1.0秒先行して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
レース間隔も空いている分、今走は2月から入念に乗り込まれて一週前追い切りで20本目の調整。
今週は強めに追われると抜群の反応で、全体時計は78.7秒の猛時計を叩き出しています。
直線の伸びも鋭く、2週連続で併走馬を圧倒!
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(9着)

10/16 栗坂良 強め
52.7 38.5 25.1 12.5

国内の前走時の追い切り情報です。

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 栗CW良 強め
80.2 64.5 50.0 36.4 11.6 [3]

今週は終い重点に追われると、グングン加速していってラストは11.6秒の猛時計をマーク。
6F時計は自己ベストを更新しており、先週に続いて絶好の動きを見せています。
しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量は申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


インディチャンプ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われていますが、一週前と最終追い切りはビッシリ追われる傾向があります。
また、基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けが行われています。
併走馬に遅れることもありますが、先着しているレースの方が好成績です。

攻めは動くタイプの馬で、ラストは失速する傾向があります。
ただ、それでも結果を残していますし、全体時計51秒台の好時計を叩き出していれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
帰国後一発目の中山記念は4着に敗れましたが、前走のマイラーズCは2馬身差の圧勝。
ひとレースごとに状態も良化しており、仕上がり万全なら2連覇も可能性は十分ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイラーズカップ(1着)

4/15 栗坂稍 馬なり
53.3 38.6 24.8 12.7

一杯に追われた古馬オープンのアードラーと併せて、0.4秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/27 栗坂良 一杯
51.7 37.9 25.0 13.0

一杯に追われた古馬オープンのブラックスピネルと併せて、0.1秒先行して0.6秒先着しました。
一週前追い切りで3本目ですが、今週は意欲的な調整が施されています。
普段通りラストは失速したものの、全体時計は51.7秒と優秀です。
力強いフットワークで併走馬を大きく突き放し、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイラーズカップ(1着)

4/22 栗坂稍 一杯
50.8 38.1 25.6 13.6

一杯に追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 栗坂良 一杯
51.6 37.4 24.7 12.7

一杯に追われた古馬オープンのアメリカズカップと併せて、0.8秒先着しました。
今週も意欲的に追われ、全体時計は51秒台の好時計。
ラストはいつも通り失速していますが、直線12.7秒ならこの馬なりに優秀です。
追われた反応は抜群で、今週も併走馬を大きく突き放しています。
先週よりも動きは良化しており、仕上がりは良好です。


グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
併せ馬ではラストにしっかり伸びる馬で、終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬に遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないでしょう。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は鋭い伸びを見せています。
追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目です。
前走は1200mで結果を残しましたが、マイルも実績はありますし、今走も仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(2着)

3/18 美南W良 馬なり
69.3 53.0 39.0 12.2 [5]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/27 美南W稍 馬なり
66.7 51.6 37.9 12.5 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのランフォザローゼスと併せて、内を1.7秒追走同入しました。
一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを更新。
動きも軽快で、騎手騎乗とはいえ直線も鋭い伸びを見せています。
折り合いもついており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(2着)

3/25 美坂良 馬なり
51.9 37.5 24.4 12.3

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 美南W良 馬なり
80.8 64.8 51.1 37.8 12.4 [6]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調整でしたが、抜群の行きっぷりで5F時計は自己ベストを2秒以上更新。
長めにやれているのも好感が持てますし、今まで以上に良い動きを見せています。
直線の伸びも素晴らしく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ダノンキングリー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは併せ馬で調整することが多く、美南Wコース中心に調整されています。
普段はしっかり同入または先着しているので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
近走は一週前追い切りで一杯に追われ、最終追い切りで軽めの調整をして仕上げられています。

一週前追い切りと最終追い切りの動きが、そのまま本番でも反映されているので、追われた時の反応や折り合い面は要チェックですよ。
中山記念ではG1でも実績のあるメンバー相手に圧勝し、続く前走の大阪杯も3着に好走。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(3着)

3/25 美南W良 一杯
82.0 66.3 51.5 38.2 12.5 [8]

一杯に追われた古馬2勝のリーヴルと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/27 美南W稍 一杯
67.2 52.2 38.5 12.5 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のリングアベルと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われ、全体時計は平凡でしたが、直線の反応は良好です。
普段通りビッシリやれているのも好感が持てますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
最終追い切りで万全に仕上がれば軽視は禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(3着)

4/1 美南W稍 馬なり
65.4 50.3 36.8 12.0 [3]

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 美南W良 馬なり
81.3 64.9 50.7 37.4 12.2 [8]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めの調教でしたが、先週以上に良い動きを見せています。
力強いフットワークで5F時計は自己ベストを更新。
長めにやれているのも好感が持てますし、直線も抜群の伸び脚。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全と見て良いでしょう。


ダノンスマッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路コースで馬なり中心に調教されており、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで一杯に追われる傾向があります。
また、水曜追いは基本的に騎手騎乗のもと調教が施されており、比較的攻め動くタイプの馬なので、毎回好時計を叩き出しています。
中でも一週前追い切りで好時計を出しているレースでは、成績も良好なので、実戦を意識した一週前追い切りの動きは要チェックですね。

また、軽めに流す最終追い切りでも、折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。
今年は高松宮記念で大敗したものの、オーシャンSやスプリングCで快勝していて、昨年よりも成長を感じます。
ただ、G1では結果が出ていないですし、マイルは3戦3敗なので、よほど良化がない限りは様子見したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリングカップ(1着)

5/7 栗坂良 一杯
50.9 36.7 24.1 12.5

一週前追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/28 栗坂良 馬なり
53.9 39.4 25.3 12.3

レース間隔が短いので、今週は軽めの調整。
馬なりでも好時計を出していますが、攻めは動くタイプの馬ですし、全体時計はこの馬なりに平凡です。
ただ、直線の伸び脚と折り合いがついている点は好感が持てます。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリングカップ(1着)

5/13 栗坂良 馬なり
53.5 38.6 24.8 12.3

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 栗坂良 馬なり
52.5 38.6 25.1 12.5

今週で2本目の調整でしたが、馬なり調教でも動きは良好です。
全体時計は前走時よりも速い時計をマークし、先週よりも良化が見られます。
攻め動くタイプの馬ではありますが、52.5秒ならこの馬なりにマズマズといったところでしょう。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。
マイルは3戦3敗なので、距離延長に上手く対応できるかが鍵ですね。


ダノンプレミアム 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東坂路で入念に乗り込まれ、2週前追い切りから強めに追われることが多いです。
一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で乗り込まれることが多く、併せ馬で気合い付けをしています。
ここの動きが本番にも反映されているので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

昨年の安田記念は16着に敗れましたが、スタートで不利があったのが敗因の一つ。
休養明けの天皇賞秋やマイルCSでは2着に好走していますし、能力はある馬です。
帰国後一発目なのはマイナス材料ですが、得意のマイルなら態勢が整えば注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルCS(2着)

11/8 栗CW良 強め
82.6 66.7 51.6 37.8 11.9 [9]

国内の前走時の追い切り情報です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/28 栗CW良 一杯
98.0 81.6 65.8 50.9 37.1 11.8 [9]

一週前追い切りで2本目の調教ですが、日曜に続いて意欲的な調整が行われています。
追われた反応は抜群で、ラストは11.8秒の好時計をマーク。
攻め動くタイプとはいえ6F時計はマイルCSの時よりも速いですし、長めに追われて直線もしっかり伸びているのは好感が持てます。
折り合いもついており、帰国後一発目でも好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルCS(2着)

11/13 栗坂良 強め
53.4 37.4 24.2 12.3

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 栗坂良 馬なり
52.5 37.5 24.3 12.3

先週は意欲的に追われていたので、今週は軽く流した程度の調整。
それでも行きっぷりは良好で、今週は自己ベストを大きく更新しています。
ラストは失速していますが、普段の傾向から特に心配はいりません。
帰国後一発目ではありますが、久々でも気配は良好です。
マイルは好走実績がありますし、展開次第では可能性十分ですよ。


ノームコア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

基本的に馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りにビッシリ追われる傾向があります。
力強い末脚が武器で、調教でも終い12秒台の好時計をマークしていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。
毎回ノーザンファーム天栄で仕上げられているため、厩舎での乗り込み量は少ないですが、仕上がりはいつも万全です。

昨年はヴィクトリアマイルでレコード勝ちし、今年も見事3着に好走。
マイルでは安定して結果が出ていますし、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(3着)

5/6 美南W稍 一杯
67.6 52.5 38.8 12.1 [7]

一杯に追われた古馬3勝のブレイブメジャーと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:安田記念

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(3着)

5/13 美南W良 馬なり
キリ 11.6

今回の最終追い切り:安田記念

6/3 美南W良 強め
65.7 51.1 37.8 12.6 [9]

レース間隔が短いため、最終追い切りで2本目の調整。
直線強めに追われた割に、普段よりも伸びはイマイチですが、全体時計は優秀です。
意欲的にやれているのも好感が持てますし、しっかり折り合いのついた調教ができています。
引き続き好調と見て良いでしょう。
東京マイルは好走率が高く、安田記念でも上手くスタートを切れれば楽しみな一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。