チューリップ賞2020 追い切り情報

チューリップ賞2020 追い切り情報

チューリップ賞2020 追い切り情報


3月7日(土)阪神芝1600m

ウーマンズハート 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
一週前追い切りは栗東CWで長めの調整が施され、最終追い切りは強めに仕上げる傾向があります。
時計は出る馬ではありませんが、ラストは鋭い伸び脚で併走馬にはしっかり先着。

レース直前の追い切りで併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
前走は自己ベストを叩き出し、G1戦で4着に好走。
立て直された今走も仕上がり万全なら軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)

11/27 栗CW良 一杯
82.9 67.2 52.3 38.1 12.1 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のファステンバーグと併せて、外を0.5秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは国分優作騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/26 栗CW稍 馬なり
85.1 67.5 52.6 38.3 11.6 [4]

一杯に追われた3歳1勝のメイショウボサツと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは藤岡康太騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽めの調整でしたが、いつも通り長めに追われています。
行きっぷりは抜群で、全体時計は平凡なものの、ラストは11.6秒の猛時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)

12/4 栗坂良 強め
52.6 38.7 25.3 12.3

強めに追われた古馬2勝のホッコーシェルビーと併せて、0.7秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りはW.ビュイック騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/4 栗坂良 馬なり
57.0 41.0 25.4 11.8

強めに追われた古馬オープンのブラックムーンと併せて、0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは藤岡康太騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽めの調整でしたが、直線はぐんぐん加速して終い11秒台の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着し、折り合いのついた調整で態勢は整ったと見て良いでしょう。

 


スマイルカナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に乗り込まれています。
水曜日はウッドチップコースで調整されることが多く、併せ馬など実戦を意識した調整が多いので要チェックですよ。
攻めの反応はいつも良好で、一週前追い切りや最終追い切りで4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

久々の赤松賞では7着に敗れましたが、続くひいらぎ賞は最後も粘り強さを見せて逃げ切り勝ち。
初重賞の前走フェアリーSでも見事な逃げ切りで2着に2馬身以上差をつける圧勝。
さらに上積みが見込める今走も、仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フェアリーステークス(1着)

1/3 美南W良 馬なり
64.2 50.4 37.6 12.6 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のブレーナードと併せて、外を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは柴田大知騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/26 美南W重 馬なり
65.5 51.9 38.2 12.7 [7]

一週前追い切りは柴田大知騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週もサッと流した程度の調整でしたが、軽快なフットワークで好時計をマーク。
ラストの伸び脚も鋭く、前走時以上に良い動きを見せています。
折り合いもスムーズですし、2週連続抜群の走りで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フェアリーステークス(1着)

1/9 美南W稍 馬なり
67.0 52.5 38.9 12.6 [9]

最終追い切りは柴田大知騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/4 美南W良 馬なり
71.8 55.0 40.9 13.1 [8]

最終追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教なので、全体時計は平凡です。
それでも軽快なフットワークで、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週は抜群の脚捌きで好時計を叩き出しており、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。
上積みが見込める今走も楽しみですね。

 


レシステンシア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
水曜追いは併せ馬で強めの調教が施されており、鋭い反応を見せていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
レース直前の一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですね。

ファンタジーSは一週前追い切りは行われず、最終追い切りのみの調整でしたが1馬身差の圧勝。
そして、前走の阪神JFでは5馬身差をつけて圧勝しています。
ポテンシャルはかなり高い馬で、今走も引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(1着)

11/27 栗坂良 一杯
52.7 37.4 24.0 11.9

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/26 栗坂稍 一杯
53.2 38.0 24.3 11.8

今走も一週前追い切りはしっかり負荷をかけた調整。
追われた反応は抜群で、終い11秒台の時計を叩き出しています。
前走時と比べるとまだ硬さはありますが、それでも水準以上の動きを見せています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
最終追い切りで態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(1着)

12/4 栗坂良 馬なり
52.1 37.0 23.9 11.9

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/4 栗坂良 強め
52.0 37.2 23.8 11.8

今週は終い重点に追われ、前走時に出した自己ベストを更新。
追われた反応は良好で、ラストは11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
2週連続で意欲的にやれているのも好感が持てますし、前走時よりも上積みが見込めます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

 

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

 

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

 

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

 

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

 

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

 

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。