東京新聞杯2020 追い切り情報
東京新聞杯2020 追い切り情報
2月9日(日)東京芝1600m
ヴァンドギャルド 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
水曜追いはウッドチップコースで調整され、騎手騎乗で併せ馬をすることが多いです。
実戦を意識した調整が多いので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
最終追い切りは軽く調整するスタイルなので、最終追い切りでも軽快な動きを見せるようなら押さえておきたい一頭です。
ひとレースごとに状態は上向いており、レース間隔を空けて調整された今走も軽視禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:ウェルカムステークス(1着)
11/13 栗CW良 馬なり
83.6 67.5 52.8 39.1 12.7 [6]
今回の一週前追い切り:東京新聞杯
1/29 栗CW重 馬なり
83.3 66.9 51.7 37.4 12.1 [6]
強めに追われたオープン馬のパフォーマプロミスと併せて、内を0.9秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週も軽めの調整でしたが、行きっぷりは抜群で全体時計もかなり優秀です。
終いは12.1秒の鋭い伸び脚で併走馬を突き放しており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:ウェルカムステークス(1着)
11/20 栗芝稍 馬なり
68.4 52.0 36.3 11.6 [1]
最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:東京新聞杯
2/5 栗芝稍 馬なり
65.6 48.9 35.0 11.8 [1]
最終追い切りは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
時計の出やすい芝コースではありますが、今週は自己ベストを上回る好時計をマーク。
先週に続いて動きは軽快で仕上がりは万全と見て良いでしょう。
折り合いもスムーズで乗り込みも十分。
重賞でも楽しみな一頭です。
ケイアイノーテック 追い切り評価:B+
1.この馬の追い切り傾向
毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われることが多いです。
坂路コースで強めに追われて全体時計50秒台が出ることもありますが、攻め動くタイプの馬なので過信は禁物ですよ。
近走も調教時の動きの割に本番では結果が出ていません。
気配が変わらないようなら、調教時計が良くても注意が必要ですよ。
ただ、直線は伸びる馬なので、仕上がり万全なら軽視は禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:チャンレンジカップ(7着)
11/20 栗CW良 一杯
82.3 66.1 51.1 37.5 12.2 [8]
強めに追われたオープン馬のゴールドドリームと併せて、外を0.8秒先行して0.4秒差遅れました。
一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:東京新聞杯
1/29 栗坂重 一杯
51.7 37.8 24.6 12.2
一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
攻めは動くタイプですが、今週はビッシリ調整され好時計をマーク。
折り合いがついているのは好感が持てます。
ただ、前走時と比べると、大きな変化は見当たりません。
最終追い切りの動きに期待したいですね。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:チャンレンジカップ(7着)
11/27 栗坂良 馬なり
51.6 37.4 24.4 12.2
最終追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:東京新聞杯
2/5 栗坂良 馬なり
53.1 38.3 24.4 11.9
最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽く流した程度の調整。
それでも行きっぷりは良好で、終いの伸び脚も優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、態勢は整ったと見て良いでしょう。
プリモシーン 追い切り評価:B+
1.この馬の追い切り傾向
基本馬なり中心の調教ですが、休養明けはレース直前の日曜日か最終追い切りで強めの調教をしています。
久々でも走れる馬で、普段もフットワークは力強く毎レース仕上がりは良好です。
道中の行きっぷりも良好ですし、攻めも動いているため、調教で動いていないようなら要注意ですね。
仕上がりというよりは展開に大きく影響を受ける馬なので、相手関係はしっかりチェックしておく必要がありそうです。
昨年はダービー卿CTから始動してG1ヴィクトリアマイルも2着に好走。
秋は大敗が続きましたが、やはり気難しい点が敗因です。
能力はあるだけにその点は難しいところですが、軸で狙うには少し危険な一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(11着)
11/6 美南W良 馬なり
71.3 56.6 42.1 13.2 [6]
馬なりに追われた2歳未勝利のニジュッケンドーロと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今回の一週前追い切り:東京新聞杯
1/29 美南W重 馬なり
83.6 67.8 53.1 39.7 12.7 [3]
一杯に追われた3歳1勝のダーリントンホールと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒遅れました。
併走馬に遅れたのは気になりますが、全体時計は優秀でラストも力強い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りで態勢が整えば楽しみな一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(11着)
11/13 美南W良 強め
70.1 54.4 39.9 12.0 [5]
馬なりに追われた古馬2勝のエスタジと併せて、外を0.2秒先行同入しました。
今回の最終追い切り:東京新聞杯
2/5 美南W良 馬なり
83.9 67.8 53.0 39.7 12.3 [4]
強めに追われた古馬2勝のアーチキングと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りはMデムーロ騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
日曜日に坂路で意欲的に調整されていましたが、一週前追い切りと最終追い切りは軽めの調整。
フットワークは軽快で、ラストは12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
あっさり併走馬に先着し、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。