東海ステークス2021 追い切り情報

東海ステークス2021 追い切り情報

東海ステークス2021 追い切り情報


1月24日(日)中京ダート1800m

インティ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で最終追い切りに実戦を意識した調教をすることが多いです。
また、普段は坂路コースを中心に追われており、攻めの調教はウッドチップコースで追われる傾向があります。
最終追い切りで好時計をマークしている時はしっかり成績を残しているので、攻めの調教で好時計を叩き出すようなら押さえておきたい一頭です。

また、折り合いはつく馬で、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
当レースは一昨年1着、昨年3着した舞台ですし、前走はG1チャンピオンズカップで3着に好走しています。
重賞でも安定感はある馬ですし、得意レースなら今年も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(3着)

11/26 栗CW良 一杯
83.8 67.2 51.8 37.7 11.8 [7]

強めに追われた古馬1勝のダンディズムと併せて、外を0.4秒先行してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/14 栗CW良 馬なり
82.2 66.8 52.5 39.0 12.8 [6]

12月末から入念に乗り込まれて一週前追い切りで6本目の調整です。
今走は馬なり中心の調教でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計を叩き出しています。
直線も12.8秒の鋭い伸び脚を見せていますし、長めにやれているのも好感が持てます。
しっかり折り合いがついた調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チャンピオンズカップ(3着)

12/2 栗CW良 強め
82.0 66.6 52.3 38.4 12.1 [7]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のオルガンザと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/20 栗CW良 強め
83.2 67.3 51.9 38.2 12.4 [5]

今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い12.4秒の好時計を叩き出しています。
先週よりも時計は掛かりましたが、引き続き折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


オーヴェルニュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路の調整が多いですが、日曜日は栗東CWで追われることもあります。
栗東CWでは基本的に馬なり調教ですが、一杯に追われた時は時計も速いですし、好走率も高いので注意が必要ですよ。
直線は失速するタイプの馬ではありますが、終い12秒台の時計が出ていれば優秀です。

あまり時計は出ないので判断は難しいですが、いつも通り一週前追い切りと最終追い切りで一杯に追われて良い動きを見せるようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
昨年秋はオープン戦で2勝とひとレース毎に力をつけています。
今走は初重賞となりますが、成長度次第では一発注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ベテルギウスステークス(1着)

12/9 栗坂良 一杯
54.8 37.8 24.4 12.3

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/14 栗坂良 強め
52.8 38.1 25.3 13.0

今週は強めに追われて、全体時計は52.8秒の好時計をマーク。
ただ、いつも一週前追い切りは一杯に追われているので、やや抑えられたのは気になります。
失速ラップなのはいつも通りですが、直線も13秒とイマイチですし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ベテルギウスステークス(1着)

12/16 栗坂良 一杯
54.6 38.1 24.6 12.6

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/20 栗坂良 強め
56.3 39.5 25.3 12.5

今週も強めに追われると、先週と違って直線は12.5秒の力強い伸びを見せています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化していて、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。


ハナズレジェンド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
一週前追い切りでは遅れることもありますが、最終追い切りにはしっかり先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
また、水曜追いは意欲的に追われることが多いですが、直線は失速する傾向があります。

ただ、結果は出ていますし、今走も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
毎回乗り込みは少ないですが、実戦を意識した調整が行われる最終追い切りの動きには注目ですよ。
昨年秋にダートへ転向すると、いきなりオープン戦を快勝。
前走の東京大賞典は7着に敗れてしましたが、1着に0.3秒差でしたし、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京大賞典(7着)

12/17 栗坂良 馬なり
54.1 38.8 25.1 12.8

一杯に追われた新馬のランペロニキと併せて、0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/15 栗坂良 馬なり
54.5 39.4 25.4 12.5

一週前追い切りで一本目の調整です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると直線は12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
いつもは失速する傾向がある馬なので、折り合いがついているのも好感が持てます。
軽快なフットワークで、引き続き好調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京大賞典(7着)

12/24 栗坂良 一杯
52.1 37.8 24.8 12.8

一杯に追われた新馬のランペロニキと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/20 栗坂良 一杯
52.0 38.5 25.3 12.7

今週はビッシリ追われましたが、追われた割に伸びはイマイチです。
元々失速する傾向はありますが、物足りなさはありますね。
ただ、全体時計4F52秒と好時計を出しているので、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


ハヤヤッコ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に最終追い切りで併走馬に遅れるレースは一度も馬券に絡めていないので、最終追い切りの動きはチェックしておくのが良いでしょう。
馬なり中心に追われることが多いですが、一週前追い切りは意欲的に追われることもあります。

ラストは失速する傾向がありますが、4F52秒台の時計が出ていれば優秀です。
レパードSで快勝するなど実績はある馬ですし、前走もオープン戦で2着に2馬身差の圧勝を決めています。
休養明けも苦にしないタイプの馬ですし、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ブラジルカップ(1着)

10/15 美坂稍 馬なり
52.2 37.8 24.8 12.7

馬なりに追われた古馬オープンのプロディガルサンと併せて、0.8秒先行して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/14 美南W良 一杯
65.3 51.0 37.8 12.2 [2]

馬なりに追われた古馬3勝のサトノラディウスと併せて、外を0.8秒追走同入しました。
今週は一杯に追われると力強い反応で楽に好時計をマーク。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚で、前走時以上に良い動きを見せています。
しっかり折り合いのついた調整で、併走馬にもあっさり追走同入。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ブラジルカップ(1着)

10/21 美南W良 馬なり
66.7 52.1 39.4 13.4 [3]

強めに追われた古馬1勝のベスビアナイトと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/20 美南W良 馬なり
67.4 53.0 38.9 12.5 [4]

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のミッキーパンチと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも軽快な動きを見せていて、加速すると直線は12.5秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


ムイトオブリガード 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われ、レース間隔が短い時は馬なりのみの調教が多いです。
芝転向後の初めは反応が悪かったですが、レース毎にパワーアップしており、近走は調教でも好時計を叩き出しております。
一週前追い切りや最終追い切りの動きが本番でもしっかり反映されていますので、攻めの調教で好時計を出すようなら一発注意ですよ。

今年は長期休養明けからダート路線となりましたが、ダート適性はある馬です。
左回りなら優秀ですし、ダートでどこまでやれるかと言ったところでしょう。
判断が難しいところではありますが、調教の動きに問題なければ押さえておきたいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神大賞典(4着)

3/11 栗CW不 一杯
94.9 78.5 63.5 50.0 36.7 12.1 [8]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のエンダウメントと併せて、内を0.7秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/14 栗坂良 馬なり
54.3 39.0 25.1 12.4

今週は軽めの調整でしたが、その前は2週連続で一杯に追われています。
追われた反応も抜群で、直線も12.3秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に動きは良化していて、今週は馬なりで同等の伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、今週で10本目と乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神大賞典(4着)

3/18 栗CW良 一杯
80.8 65.5 50.6 37.1 11.8 [9]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のタガノファジョーロと併せて、外を0.8秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/20 栗坂良 一杯
53.7 38.8 24.9 12.3

最終追い切りも一杯に追われると、3週連続で終い12.3秒の好時計をマーク。
今週はやや時計が掛かりましたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
ただ、攻めは動くタイプの馬なので、時計自体はこの馬なりに平凡です。
久々にはなりますが、今週で12本目と乗り込みは十分で、仕上がりはそこそこ順調と考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。