七夕賞2020 追い切り情報

七夕賞2020 追い切り情報

七夕賞2020 追い切り情報


7月12日(日)福島芝2000m

オセアグレイト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
また、最終追い切りに併せ馬で気合い付けをして、追走同入や先着しているレースは好走率が高い傾向があります。
逆に、攻め動くタイプの馬ですが、強めに追われてラスト1Fの伸び脚がイマイチなら好走率は下がるので注意が必要ですよ。

一週前追い切りは直線の反応、最終追い切りは併せ馬との動きに注目ですね。
近走は5着、6着と徐々に着順を落としていますが、目黒記念では先頭と並ぶ場面もありましたし、内容としては悪くはありません。
福島の小回りも向いていますし、相手関係も楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:目黒記念(6着)

5/21 美南W稍 馬なり
55.9 41.2 13.8 [5]

一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/1 美南W不 馬なり
70.2 55.1 40.9 12.9 [6]

強めに追われた3歳未勝利のコンカルノーと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで併走馬に同入できているのは好感が持てます。
行きっぷりも良好で、時計は平凡でも動きは悪くなさそうですね。
直線も12秒台の伸びを見せていますし、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:目黒記念(6着)

5/27 美南W稍 馬なり
66.6 52.5 38.4 13.0 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のベイビーステップと併せて、内を1.3秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/8 美南W重 馬なり
66.7 52.2 39.2 12.4 [7]

最終追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽めの調整でしたが、先週よりも更に動きは良くなっています。
重馬場でも軽快フットワークで、全体時計は優秀です。
直線も12.4秒の力強い伸び脚を見せていて、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。


ヴァンケドミンゴ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に乗り込まれ、最終追い切りは栗東CWで追われています。
一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われる傾向があり、特に最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した内容が多いので要チェックです。
併走馬に遅れたレースは一度も3着以内に好走したことがなく、格上でも併走馬におくれるようなら注意が必要です。

直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒前後の時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
福島コースは4戦4勝の得意舞台で、今年も3連敗していたにも関わらず、前走のエールSでは2着2馬身差をつける圧勝。
昇級戦でもここまで相性の良い舞台なら一発楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エールステークス(1着)

4/15 栗坂稍 馬なり
55.3 40.2 26.2 13.1

馬なり追われた3歳未勝利のクレイスと併せてクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/1 栗坂不 一杯
52.9 38.5 25.0 12.5

一杯に追われた古馬1勝のキーダイヤと併せて、0.6秒追走して0.2秒遅れました。
今週はビッシリ追われると力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストに近いですし、不良馬場でこの時計なら優秀です。
併走馬に遅れているのは気がかりですが、折り合いもついていて仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
最終追い切りで万全に態勢が整えば楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エールステークス(1着)

4/22 栗CW稍 一杯
83.4 65.7 50.8 36.7 11.6 [5]

一杯に追われた古馬3勝のライデンバローズと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/8 栗P良 一杯
62.7 48.3 35.9 11.9 [7]

一杯に追われた古馬2勝のロードリバーサルと併せて、内を1.2秒追走してクビ差先着しました。
最終追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
今週は時計の出るポリトラックでの調整でしたが、2週連続で意欲的に追われて自己ベストを大きく更新。
併走馬にもしっかり先着できているのも好感が持てますし、乗り込み量も十分で仕上がりは万全です。


ノーブルマーズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が短いため、プール調教や馬なり調教が多いですが、重賞でもそれなりの結果は出ているため追い不足でも軽視は禁物です。
最終追い切りは騎手騎乗で追われることが多く、実戦を意識した調整が行われています。
速い時計を出す傾向がありますので、最終追い切りの動きは要チェックです。

軽快なフットワークで動きもスムーズなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今年も負けが続きますが、G3中山金杯4着、G2京都記念4着、目黒記念4着と内容は良好で、7歳でもまだまだやれそうです。
叩き良化型の馬ですし、G3なら展開次第で可能性はありそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:目黒記念(4着)

5/20 栗CW良 一杯
81.0 64.7 50.0 37.1 11.7 [6]

一週前追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/1 栗CW不 一杯
83.5 66.6 50.8 37.4 11.6 [5]

一週前追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週も意欲的に追われています。
不良馬場ということもあり、時計は平凡でしたが、直線は11.6秒と絶好の伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、引き続き好調と見て良いでしょう。
最終追い切りでも好調キープなら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:目黒記念(4着)

5/27 栗CW良 強め
81.7 65.5 50.5 36.8 11.7 [7]

最終追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/8 栗CW不 強め
83.3 66.1 51.5 37.8 11.8 [6]

最終追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線の伸びを確かめる内容で、不良馬場で終い11.8秒なら及第点。
ただ、先週と同様に、騎手騎乗の割に全体時計は平凡です。
折り合いがついているのは好感が持てますが、前走時と比べるとそこまで良化は見込めません。
相手関係は楽になるので、相手には押さえておきたいですが、軸で狙うには注意したい一頭です。


ヒンドゥタイムズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで乗り込まれ、毎回併せ馬で気合い付けをしています。
併走馬に遅れることもありますが、結果は出ているのでしっかり動いていれば問題はないでしょう。
馬なり調教が多いですが、直線は11秒台の脚を使うことも多いです。

折り合いがついていて、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは良好と見て良いでしょう。
京成杯で3着に好走しましたが、当時のメンバーは勝ったラストドラフト以外、重賞で全く結果が出ていません。
メンバーは弱かったと考えられますし、近走は安定はしているもの過信は禁物かもしれないです。
ただ、レースごとに力をつけているのは確かで、成長度次第で取捨を選択したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:下鴨ステークス(1着)

4/22 栗CW稍 馬なり
84.5 68.2 53.9 40.0 12.2 [5]

強めに追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を0.8秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/1 栗CW不 強め
85.1 68.5 53.2 39.0 11.8 [9]

馬なりに追われた3歳未勝利のレッドエーデルと併せて、外を1.8秒先行して0.6秒先着しました。
格下の併走馬に大きく差を詰められる内容とはいえ、ラストは11.8秒と力強い反応を見せています。
ただ、普段は馬なり調教が多いにも関わらず、先週に続いて意欲的に追われていて、やや馬体が絞りきれていないように感じます。
折り合いはついていますが、全体時計は平凡ですし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:下鴨ステークス(1着)

4/29 栗CW良 馬なり
84.4 68.0 52.8 38.9 12.6 [5]

強めに追われた古馬3勝のサマーセントと併せて、内を0.6秒追走してクビ差遅れました。
最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/8 栗CW不 馬なり
86.3 70.0 54.4 39.8 11.6 [8]

強めに追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週は抜群の行きっぷりで、直線は11.6秒の力強い伸びを見せています。
全体時計は平凡でしたが、軽快な動きでオープン馬も楽に圧倒。
折り合いもついており、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。


ブラヴァス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はプール調教を併用して、栗東ポリトラックで追われることが多いです。
ポリトラックなので時計は出やすいですが、6F82秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
毎回乗り込み量は申し分ないですが、あまり脚に負担がかからないような調教が多いように感じます。

また、併走馬には遅れをとることもありますが、結果は出ていますし、速い時計を出すようなら特に心配はいらないでしょう。
近走はしっかり結果を残しており、前走は初重賞でも4着と惜しいレースを見せています。
ひとレース毎に力を付けていますし、叩いて更に上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟大賞典(4着)

4/30 栗CW良 一杯
80.9 65.6 51.2 37.9 12.3 [6]

一週前追い切りは柴山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/2 栗CW良 一杯
80.9 65.6 50.9 37.0 12.3 [7]

強めに追われた古馬3勝のルタンデュボヌールと併せて、内を1.5秒追走して0.6秒遅れました。
併走馬に遅れるのはこの馬の特徴ですし、かなり追走してのものなので特に心配はいらないです。
今走は6月7日から調教を開始して、一週前追い切りで11本目。
今週は一杯に追われると抜群の反応で、自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
若干太め残りではありますが、乗り込み量も十分で仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟大賞典(4着)

5/6 栗CW良 馬なり
85.5 69.7 54.1 40.0 12.4 [6]

今回の最終追い切り:七夕賞

7/8 栗P良 馬なり
80.2 65.7 51.7 37.9 12.7 [5]

先週ビッシリ追われた分、今週は軽く流した程度の調整。
時計の出るポリトラックではありましたが、全体時計は自己ベストを更新しています。
ラストは失速したものの、行きっぷりは良好で軽快な動きを見せています。
馬体も充実していますし、仕上がりは良好です。


マイネルサーパス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りで意欲的に追われ、最終追い切りは軽めに追われる事が多いです。
毎回乗り込み量は少ないですが、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
特に最終追い切りの動きが、本番にも反映されるので要チェックです。

最終追い切りで併走馬に遅れるレースは、一度も3着以内に好走できていません。
追走する形でも併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
福島は3戦2勝2着1回の得意コースで、3歳時にはG3ラジオNIKKEI賞で2着に好走しています。
今走は間隔を空けて入念に乗り込まれていますし、仕上がり万全なら重賞初制覇も期待できそうですね!

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:福島民報杯(1着)

4/8 美南W良 強め
64.9 50.8 37.7 12.6 [8]

強めに追われた古馬オープンのアナザートゥルースと併せて、外を0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/1 美南W不 一杯
66.8 52.1 39.2 12.7 [7]

一杯に追われた古馬オープンのニシノデイジーと併せて、外を1.0秒先行同入しました。
6月7日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで8本目の調整。
直近は3本連続強めに追われていて、ひと追い毎に状態は良化しています。
今週も追われた反応は良好で、直線は力強い伸びを見せています。
併走馬にもしっかり同入できていますし、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:福島民報杯(1着)

4/15 美南W稍 馬なり
68.0 53.1 39.0 12.7 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のリバーシブルレーンと併せて、外を0.4秒先行して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/8 美南W重 馬なり
67.0 52.0 37.7 12.5 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのアナザートゥルースと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
直近は4本連続で強めの調整だった分、今週はサッと流す程度の内容。
それでも行きっぷりは抜群で、一杯に追われた先週と同等の時計を馬なりで叩き出しています。
直線も鋭い伸び脚を見せていて、引き続き好調と見て良いでしょう。
前走時よりも動きは良化しています。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。