宝塚記念2021 追い切り情報

宝塚記念2021 追い切り情報

宝塚記念2021 追い切り情報


6月27日(日)阪神芝2200m

アリストテレス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に調整されていて、水曜追いは騎手騎乗で実戦を意識した調整が多いです。
特に一週前追い切りは強めに追われることが多く、早い時計も出してくるので要チェックですよ。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていますが、併走馬に遅れることも多い傾向があります。

結果は出ているので、併走馬に遅れていても、しっかり時計を出すようなら心配はいらないです。
折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走は不振が続きますが、前走は天皇賞春で4着と好走しています。
徐々に状態も良化しており、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(4着)

4/21 栗CW良 強め
84.7 68.2 52.9 38.6 11.9 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のシエラネバダと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:宝塚記念

6/16 栗CW重 一杯
82.2 66.4 51.7 37.8 11.9 [8]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のヴァーダイトと併せて、外を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い11.9秒の猛時計を叩き出しています。
時計は出るタイプの馬ではありますが、併走馬にもあっさり先着していて、全体時計も優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞春(4着)

4/28 栗CW良 馬なり
79.0 64.1 50.1 37.3 12.4 [5]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のピノクルと併せて、外を0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:宝塚記念

6/23 栗坂良 馬なり
53.0 38.6 25.1 12.5

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアードラーと併せて、0.2秒先行してクビ差先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで直線は12.5秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、折り合いがついているのも好感が持てます。
先週も意欲的に追われて力強い反応を見せていましたし、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


カレンブーケドール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬で、4F52秒台の時計が出ていれば順調な仕上がりと見て良いでしょう。

水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり先着をしているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教で、軽快な動きをしていれば問題はないでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、安定した成績を残している馬なので、今年も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(3着)

4/22 美坂良 馬なり
52.9 38.8 25.6 13.1

馬なりに追われた3歳オープンのワンデイモアと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:宝塚記念

6/16 美坂稍 馬なり
51.8 37.6 25.0 12.8

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のドリームインパクトと併せて、4.2秒追走して0.2秒先着しました。
5月末から入念に乗り込まれて、一週前追い切りで7本目の調教です。
馬なり中心の調教でしたが、軽快なフットワークで前走時以上に良い動きを見せています。
直線は失速しましたが、普段通りの傾向ですし、終い12.8秒の時計なら優秀です。
併走馬にもかなり追走して先着しており、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞春(3着)

4/28 美坂良 馬なり
52.7 38.2 25.2 12.9

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳オープンのワンデイモアと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:宝塚記念

6/23 美坂良 強め
53.1 38.6 25.2 12.7

今週は意欲的に追われると、力強い反応で加速すると終い12.7秒の好時計をマーク。
ラストは若干失速してはいますが、普段通りの傾向なので特に心配はいらないです。
先週は絶好の動きを見せていて、併走馬を楽に圧倒しています。
いつも通りの調教過程で、仕上がりは良好と見ていいでしょう。


クロノジェネシス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で水曜追いは併せ馬で調教されています。
攻め動くタイプという訳ではないですが、いつもは一週前追い切り、最終追い切りで82秒台の好時計をマークしています。
今走も併走馬にしっかり先着し、普段通り良い動きを見せていればデキ落ちは心配いらないでしょう。

強めに追われた時の反応と、折り合いが付いているかどうかは要チェックです。
しっかり加速ラップを刻んでいて、好時計を叩き出すようなら押さえておくのが良さそうですね。
ひとレースごとに力をつけていて、海外遠征明けでも一発目から軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(1着)

12/16 栗CW良 馬なり
83.3 66.8 51.8 37.9 12.3 [6]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のヴィッセンと併せて、内を1.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:宝塚記念

6/16 栗CW重 強め
96.5 79.8 64.2 50.1 37.3 12.3 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のジェラルディーナと併せて、内を0.4秒追走して0.5秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、自己ベストを更新する絶好の動きを見せています。
併走馬も楽に圧倒しており、直線の反応も優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(1着)

12/23 栗CW良 馬なり
83.8 66.8 51.7 38.1 12.2 [7]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を2.0秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:宝塚記念

6/23 栗CW良 馬なり
85.2 67.7 52.3 38.7 11.9 [8]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のジェラルディーナと併せて、内を1.6秒追走同入しました。
先週は自己ベストを更新する絶好の動きでしたが、軽めに追われた今週も抜群の反応を見せています。
全体時計は平凡でしたが、加速すると直線は11.9秒の猛時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。


モズベッロ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースで入念に乗り込まれ、最終追い切りに実戦を意識した調整が行われます。
レース間隔が短くても、最終追い切りはビッシリやれており、その時の動きは要チェックです。
また、レース直前は併せ馬で気合付けをすることが多く、格下の併走馬に遅れをとるなら注意が必要ですよ。

そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、折り合いがついていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きましたが、前走の大阪杯で一変して見事2着に好走しています。
当レースは昨年3着した舞台でもありますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(2着)

3/24 栗坂良 馬なり
52.8 38.3 25.1 12.7

馬なりに追われた古馬オープンのダイメイフジと併せて、0.1秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:宝塚記念

6/16 栗坂重 強め
55.5 39.4 24.9 12.2

馬なりに追われた古馬1勝のハートオブアシティと併せて、0.7秒追走して0.3秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、併走馬に先着できているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(2着)

3/31 栗坂良 一杯
52.6 38.1 25.5 13.1

馬なりに追われた古馬2勝のアフィラトゥーラと併せて、1.0秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:宝塚記念

6/23 栗坂良 一杯
54.5 38.4 25.0 12.6

今週も意欲的に追われましたが、全体時計は強めに追われた割に平凡です。
直線は若干失速しましたが、終い12.6秒の時計なら優秀です。
元々失速する傾向はある馬ですし、この程度の遅れならむしろ好感が持てます。
先週はしっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


レイパパレ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
併せ馬で気合付けをすることが多く、レース直前ではしっかり先着しています。
今走も併せ馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

まだキャリアは浅いですが、現在無敗で6連勝中です。
ひとレースごとに力をつけていますし、前走は初G1でしたが、大阪杯で2着に4馬身以上差をつけて快勝しています。
今走も折り合い面と直線の伸び脚が問題なければ、楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(1着)

3/24 栗坂良 強め
55.5 40.2 25.8 12.6

一杯に追われた3歳1勝のタイセイポジションと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:宝塚記念

6/16 栗坂重 一杯
55.6 40.4 25.1 12.1

一杯に追われた古馬1勝のスマイルラインと併せて、0.5秒追走して0.4秒先着しました。
今週はビッシリ追われましたが、力強い反応で併走馬を楽に圧倒。
全体時計は平凡でしたが、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(1着)

3/31 栗坂良 一杯
52.9 39.0 25.3 12.4

今回の最終追い切り:宝塚記念

6/23 栗坂良 一杯
51.6 37.9 24.9 12.3

今週はビッシリ追われると、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
追われた反応も抜群で、直線は12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
先週も直線の伸びは優秀でしたし、2週連続で加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。