セントライト記念2020 追い切り情報

セントライト記念2020 追い切り情報

セントライト記念2020 追い切り情報


9月21日(月)中山芝2200m

ヴァルコス 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
併せ馬で気合い付けをしていて、特に最終追い切りで遅れるようなら、あまり結果は出ていないので注意が必要です。
また、プール調教を併用していますが、こちらはまだ若いので心配いりません。

最終追い切りでも折り合いのついた調整で、しっかり動いていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、青葉賞では長く良い脚を使って2着に好走。
前走は14着に大敗しましたが、休養を挟んで立て直された今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダービー(14着)

5/20 栗CW良 一杯
97.9 81.3 66.2 51.5 37.5 12.2 [6]

馬なりに追われた3歳1勝のエカテリンブルクと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:セントライト記念

9/10 栗CW良 一杯
83.3 67.4 52.0 38.2 12.5 [5]

一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のフライライクバードと併せて、外を先行して0.5秒遅れました。
2週連続で追われましたが、2週とも併走馬に遅れをとっているのは気がかりです。
直線の伸びは悪くはないですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダービー(14着)

5/27 栗坂良 強め
54.8 40.0 25.8 12.8

今回の最終追い切り:セントライト記念

9/17 栗坂良 強め
55.0 39.7 25.3 12.7

今週は坂路で終い重点に追われています。
全体時計は平凡で、直線も強めに追われた割に反応はイマイチですね。
失速ラップですし、特に大きな良化は見られないです。
仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


ガロアクリーク 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

毎レース乗り込みは少ない馬ではありますが、一週前追い切りと最終追い切りは追われています。
最終追い切りは騎手騎乗で併せ馬と気合付けを行うことが多く、併走馬にはしっかり先着しています。
併走馬に遅れた水仙賞では4着に敗れているので、最終追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

今年は本格化して、スプリングSを快勝すると、続く皐月賞でも3着に好走。
前走は長距離に対応できなかった印象で、参考外と考えていいでしょう。
距離短縮はプラス材料ですが、2200mにも対応できるかが鍵となりそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダービー(6着)

5/20 美南W重 強め
67.5 51.9 38.2 11.8 [6]

一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のウインガナドルと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:セントライト記念

9/9 美南W良 一杯
67.2 52.4 38.7 12.4 [8]

一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのセイウンコウセイと併せて、内を1.1秒追走して0.2秒遅れました。
今週は併走馬に遅れましたが、かなり追走してのものですし、格上馬相手にこれだけ走れれば十分です。
追われた反応も良好で、直線は12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダービー(6着)

5/27 美南W稍 強め
64.7 50.7 37.4 12.2 [5]

強めに追われた古馬オープンのカタナと併せて、内を0.8秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:セントライト記念

9/17 美南W良 馬なり
66.1 51.5 38.2 12.7 [4]

強めに追われた古馬2勝のナリノメジャーと併せて、内を1.2秒追走して0.6秒先着しました。
先週強めに追われた分、今週はサッと流す程度の調整です。
馬なりでも動きは軽快で、直線も12.7秒の力強い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着し、折り合いもスムーズで、仕上がりは万全と考えていいでしょう。


ココロノトウダイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われ、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いです。
水曜追いは基本的に併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬にもしっかり先着できています。
直線は伸びるタイプの馬で、12秒前後の時計が出ていれば仕上がりは順調とみていいでしょう。

重賞では2敗していますが、前走はやっと2勝クラスを勝利。
ジリジリとですが成長はしてはいるので、ひと叩きした今走はどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:猪苗代特別(1着)

7/1 美南W不 馬なり
69.0 54.1 40.3 12.0 [8]

一週前追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた新馬のウインザナドゥと併せて、外を0.3秒先行して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:セントライト記念

9/9 美南W良 一杯
65.9 50.6 37.2 11.8 [7]

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのフィエールマンと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
今週はビッシリ追われると力強い反応で、終い11.8秒の好時計をマーク。
格上の併走馬を煽るは走りで、全体時計は自己ベストを更新しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:猪苗代特別(1着)

7/8 美南W重 馬なり
66.6 52.3 37.3 12.2 [6]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のベストマジックと併せて、内を1.1秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:セントライト記念

9/17 美南W良 強め
67.7 52.2 38.6 11.8 [8]

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのフィエールマンと併せて、外を1.0秒先行同入しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容で、先週に続いてラストは11.8秒の好時計を叩き出しています。
追われた反応も良好で、仕上がりは良好です。


サトノフラッグ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けが行われています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れを取るようなら注意が必要ですね。
また、プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配はいらないでしょう。

時計は4F52秒台が出ていれば、仕上がりは順調です。
レースは上手な馬で、道悪でも問題ありません。
前走は11着に敗れましたが、距離短縮してG2なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダービー(11着)

5/20 美南W重 馬なり
68.7 53.1 39.1 12.3 [4]

馬なりに追われた古馬3勝のサトノディードと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:セントライト記念

9/9 美南W良 馬なり
64.4 49.5 36.6 11.9 [4]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のスペースシップと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、前走時以上に良い動きを見せています。
併走馬にもあっさり先着し、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダービー(11着)

5/27 美南W稍 馬なり
66.5 51.4 37.3 12.0 [4]

馬なりに追われた3歳1勝のアンティシペイトと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終尾追い切り:セントライト記念

9/17 美南W良 馬なり
65.6 50.8 37.7 12.0 [5]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のウエスタンエポナと併せて、内を2.4秒追走して1.1秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで楽に好時計をマーク。
直線の伸びも素晴らしく、前走時以上に良い動きを見せています。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと見ていいでしょう。


バビット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

プール調教を併用しながらの調整ですが、まだ若いので特に心配はいらないです。
一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めで調整される傾向があります。
実戦を意識した調整が行われるのは一週前追い切りで、好時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけていて、前走も自己ベストを更新した早苗賞を勝つと、続くラジオNIKKEI賞(G3)は2着に5馬身差の圧勝を決めています。
クラスは低いですが、安定感はありますし、今走も叩いた上積みが見込めます。
昇級戦でも折り合いがスムーズなら、今走も期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞(1着)

6/25 栗坂良 一杯
53.5 38.9 24.8 12.2

一週前追い切りは中村将之騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:セントライト記念

9/9 栗坂良 一杯
53.7 39.1 25.8 12.5

一週前追い切りは中村将之騎手が騎乗しての調教です。
普段通り今週は意欲的に追われています。
力強いフットワークで直線は12.5秒の好時計をマーク。
追われた反応は良好ですし、折り合いもスムーズで引き続き好調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞(1着)

7/1 栗坂不 馬なり
56.5 41.7 26.8 13.2

今回の最終追い切り:セントライト記念

9/16 栗坂良 強め
56.5 41.1 26.5 12.6

今週は終い重点に追われると、直線は12.6秒の力強い伸びを見せています。
全体時計は平凡でしたが、先週と同様に追われた反応は良好です。
ただ、普段は最終追い切りで馬なりに追われていて、3本連続で意欲的に調整されているのは気になります。
もしかしたまだ太めの可能性がありますので、当日の馬体重はチェックしておきましょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。