スプリンターズステークス2020 追い切り情報

スプリンターズステークス2020 追い切り情報

スプリンターズステークス2020 追い切り情報


10月4日(日)中山芝1200m

グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
併せ馬ではラストにしっかり伸びる馬で、終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬に遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないでしょう。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は鋭い伸びを見せています。
追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目です。
マイルでの実績が多いですが、前々走は高松宮記念で2着していますし、1200mも問題はないでしょう。
休養明けではありますが、今走も仕上がり良好なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(1着)

5/27 美南W稍 馬なり
66.7 51.6 37.9 12.5 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのランフォザローゼスと併せて、内を1.7秒追走同入しました。
一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/24 美南W重 馬なり
67.0 51.8 38.3 12.5 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のアブソルティスモと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。
普段通り今週は馬なり調教でしたが、フットワークは軽快で重馬場でも好時計をマーク。
併走馬には遅れを取りましたが、普段も遅れる傾向はありますし、直線は鋭い伸び脚を見せています。
折り合いのついた調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(1着)

6/3 美南W良 馬なり
80.8 64.8 51.1 37.8 12.4 [6]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/30 美南W良 馬なり
67.1 52.0 38.3 12.3 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のアブソルティスモと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで楽に好時計をマーク。
軽快なフットワークで加速すると、直線も12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


ダイアトニック 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調整され、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多いです。
意欲的に追われることが多く、速い時計を出すので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
また、プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。

併せ馬では先着している時の成績が良好で、格上格下問わず併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
前走は条件が合わず15着に大敗しましたが、それまで4戦連続で3着以内に好走しています。
能力はある馬なので、今走も仕上がり良好なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:キーンランドカップ(15着)

8/19 札幌芝良 馬なり
64.4 51.1 36.8 12.0 [7]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/24 栗坂良 馬なり
52.5 38.4 25.6 13.4

一杯に追われた古馬オープンのキングオブコージと併せて、1.4秒先行して0.4秒先着しました。
今週は軽めの調整で、全体時計は悪くないですが、ラストは13.4秒と伸びはイマイチです。
また、併走馬には先着しているものの、1秒差を縮められた形です。
まだ動きは硬いように感じるので、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:キーンランドカップ(15着)

8/26 札幌芝良 馬なり
69.2 53.4 38.1 12.5 [6]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/30 栗坂良 強め
54.3 39.9 25.3 12.3

馬なりに追われた古馬オープンのケイデンスコールと併せて、0.9秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われると、終い12.3秒の力強い反応を見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは良好です。
折り合いもスムーズで、このひと追いで仕上がったと見ていいでしょう。


ダノンスマッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路コースで馬なり中心に調教されており、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで一杯に追われる傾向があります。
また、水曜追いは基本的に騎手騎乗のもと調教が施されていて、比較的攻め動くタイプの馬なので毎回好時計を叩き出しています。
中でも一週前追い切りで好時計を出しているレースでは、成績も良好なので、実戦を意識した一週前追い切りの動きは要チェックですね。

また、軽めに流す最終追い切りでも折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。
休み明けの動きも良好で、近走も進路を確保すると鋭い伸び脚で差し切り勝ちを見せています。
当レースは昨年3着した舞台ですし、前走はセントウルSを見事快勝していて、上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(1着)

9/3 栗坂良 一杯
51.1 36.9 24.4 12.5

馬なりに追われた古馬1勝のダノンアレーと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/27 栗坂良 馬なり
54.8 40.4 26.4 13.1

レース間隔も短いので、日曜日に一本目の調教が行われています。
今週はさっと流す程度の内容でしたが、軽快なフットワークで動きは上々です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、引き続き好調と見ていいでしょう。
最終追い切りも良い動きなら押さえておきたいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(1着)

9/9 栗坂良 強め
52.1 37.8 24.6 12.2

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/30 栗坂良 強め
52.3 38.3 25.0 12.6

レース間隔は短いですが、今週は強めに追われています。
追われた反応も良好で、ラストは12.6秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですが、失速ラップなのは気がかりですね。
特にデキ落ちは見られないですし、引き続き好調と見ていいでしょう。


ミスターメロディ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、最終追い切りは終い重点に追われることが多いです。
攻め駆けするタイプの馬で、時計は栗東CW、坂路コースで4F51秒台が出ていれば問題はないでしょう。
また、久々の出走よりも叩き良化型の馬なので、間隔が空いている時は注意が必要です。

ただ、一度使って状態が上向いていれば、好走率が上がるので注目です。
当レースは昨年4着した舞台ですが、前哨戦のセントウルSは昨年8着から今年は3着に順位を上げています。
昨年より力をつけた今年は、仕上がり具合によっては軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(3着)

9/2 栗CW良 一杯
51.1 37.8 12.5 [5]

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/25 栗芝重 馬なり
71.2 53.8 37.9 12.2 [1]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週は芝コースで追われて直線の伸びは悪くないですが、全体時計は平凡です。
攻め動くタイプの馬ですし、騎手騎乗を考えると動きはイマイチですね。
折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(3着)

9/9 栗芝稍 馬なり
63.7 47.8 34.0 11.0 [2]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/30 栗芝良 馬なり
64.5 49.1 35.4 11.5 [3]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、フットワークは軽快で加速すると直線は11.5秒の猛時計を叩き出しています。
攻め動くタイプの馬ではありますが、行きっぷりも抜群で引き続き気配は良好です。
折り合いもついていますし、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。


モズスーパーフレア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に追われていて、一週前追い切りで強めに調教されることが多く、最終追い切りは馬なりで調整されています。
いつもフットワークは軽快ですし、良く動いているので状態面での心配は特にいらないでしょう。
休み明けのレースも苦にしないタイプで、久々でも普段通りの動きなら押さえておくのが無難です。

近走はますます状態が上向いており、調教でもベストタイムを更新する動きを見せています。
昨年はG1高松宮記念で15着に敗れましたが、今年は見事快勝しています。
続く北九州記念も2着に好走していますし、当レースも昨年2着した得意舞台。
更にパワーアップした今年は、改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北九州記念(2着)

8/12 栗坂良 強め
50.9 36.7 23.5 11.9

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアードラーと併せて、0.3秒追走して1.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/24 栗坂良 強め
50.2 37.0 24.0 12.3

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のジョニーズララバイと併せて、0.7秒追走して0.8秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で併走馬を大きく突き放しています。
ラストは若干失速したものの、終い12.3秒なら問題ないですし、全体時計も優秀です。
乗り込みも十分で、引き続き好調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北九州記念(2着)

8/19 栗坂良 馬なり
50.1 36.1 23.5 12.1

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/30 栗坂良 馬なり
50.8 36.6 24.0 12.2

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで楽に好時計をマーク。
直線も失速ラップとはいえ12.2秒の時計が出ていますし、乗り込み量も十分で仕上がりは万全です。
ひと叩きして更に上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。


レッドアンシェル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで調整されていて、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調整が多いです。
最終追い切りは栗東坂路で軽めに追われ、ここでも好時計を出すようなら本番も楽しみですよ。
追われた反応はいつも良好で、ウッドチップコースなら終い11秒台の時計が出ています。

折り合いもついて、併走馬にしっかり先着するようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は徐々に力をつけていて、G3では成績も安定してきました。
前走はブリンカー着用も上手くハマったのか北九州記念を快勝しています。
今走は相手のレベルが一気に上がりますが、どこまで通用するか楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北九州記念(1着)

8/13 栗坂良 一杯
54.1 39.4 25.1 12.0

一杯に追われた障害オープンのトゥルーハートと併せて、0.7秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/24 栗坂良 馬なり
52.5 37.8 24.1 12.4

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
今週は馬なり調教でしたが、軽快な動きで前走時以上に速い時計を出しています。
失速ラップなのは気になりますが、少しずつ状態は良くなっていますね。
ブリンカー効果もありますし、最終追い切りで態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北九州記念(1着)

8/19 栗坂良 馬なり
53.7 38.5 24.6 12.0

馬なりに追われた古馬オープンのプールヴィルと併せて、0.4秒追走してクビ差遅れました。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/30 栗坂良 馬なり
53.1 38.8 25.1 12.8

今週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで動きは悪くないですね。
ただ、先週と同様に直線で失速しているのは気がかりです。
前走時より速い時計を出していますし、使った分の良化は見込めます。
坂路コースで入念に乗り込まれて、態勢は整ったと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。