シルクロードステークス2020 追い切り情報

シルクロードステークス2020 追い切り情報

シルクロードステークス2020 追い切り情報


2月2日(日)京都芝1200m

セイウンコウセイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

この馬は攻め動くタイプで、好時計を出していても注意が必要です。
スプリンターズステークスでは、調教で4F50秒台の脚を使っていましたが、本番は反応も悪く12着。
また、休み明けの成績は悪く、間隔が空いたレースで過去8戦中3着以内に入ったのは2度のみと、調教が良くても状態が万全でないことが多いです。

間隔が詰まっている時は馬なり調教ですが、基本的には一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われています。
一週前追い切りの動きが本番でも反映されることが多いため、一週前追い切りのラストの伸び脚は重要なポイントですよ。
落ち着いた高松宮記念ではしっかり2着に好走しており、今走も自分のペースで走ることができれば今走も軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スワンステークス(8着)

10/17 美南W良 馬なり
73.3 56.7 41.3 12.4 [8]

今回の一週前追い切り:シルクロードステークス

1/22 美南W良 一杯
67.4 51.3 37.8 12.0 [7]

一週前追い切りで4本目。
今週はビッシリ追われ、いつも通りの好時計。
しっかり負荷をかけられているのは好感が持てますが、まだ太め残りで最終追い切りで絞れればというところ。
折り合いはついていますし、調教内容としてはまずまずといったところでしょう。

 

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スワンステークス(8着)

10/23 美南W稍 馬なり
77.6 63.6 51.1 38.7 13.1 [7]

今回の最終追い切り:シルクロードステークス

1/29 美南W重 馬なり
69.4 53.7 39.4 12.3 [9]

先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整。
ラストは12秒台の時計が出ましたが、全体時計は平凡です。
ただ、力強さはありますし、状態は悪くなさそうですね。
攻め駆けするタイプということを考えると、まずまずの仕上がりでしょう。
今年も斤量は重く、軸で狙うには難しい一頭です。

 


ディアンドル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心の調教が行われています。
攻め動くタイプの馬ではないので、調教では時計を出していませんが、ラストは12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができているので、ラスト1Fで遅くなるようなら注意が必要ですね。

新馬戦では2着に敗れたものの、重賞の葵ステークスを制して5連勝。
前走のスプリンターズSでは13着に敗れましたが、G3北九州記念では2着に好走しています。
今走は相手関係が楽になるので、間隔を空けて万全に仕上がれば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリンターズステークス(13着)

9/19 栗坂良 馬なり
55.3 38.0 23.8 11.8

今回の一週前追い切り:シルクロードステークス

1/22 栗坂良 馬なり
52.4 37.8 24.2 12.0

一週前追い切りは池添騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週も馬なり調教ではありましたが、自己ベスト同等の時計をマーク。
行きっぷりは抜群で、加速するとラストは12秒の力強い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

 

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリンターズステークス(13着)

9/25 栗坂良 馬なり
52.4 36.9 23.6 11.7

今回の最終追い切り:シルクロードステークス

1/30 栗坂稍 馬なり
54.6 37.4 24.2 12.3

今週は坂路で馬なりに追われ、サッと流した程度。
全体時計は前走時と比べると平凡ですが、レース直前はこのくらいの方が成績は良好です。
フットワークも軽快で、ラストは12.3秒の好時計をマーク。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良さそうです。
ただ、失速ラップなのは気がかりで、軸で狙うには少し危険かもしれない一頭です。

 


モズスーパーフレア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りで強めに調教されることが多く、最終追い切りは馬なりで調整されています。
いつもフットワークは軽快ですし、良く動いているので状態面での心配は特にいらないでしょう。
休み明けのレースも苦にしないタイプで、久々でも普段通りの動きなら押さえておくのが無難です。

近走はますます状態が上向いており、調教でもベストタイムを更新する動きを見せています。
昨年はG1高松宮記念で15着に敗れましたが、秋はG1スプリンターズステークスで2着に好走。
ただ、G3北九州記念では最後苦しくなって4着でしたし、京阪杯では馬場が合わず8着に敗れています。
今走も自分のペースで走れれば軽視禁物ですが、軸で狙うには少し難しい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京阪杯(8着)

11/13 栗坂良 一杯
51.4 37.4 24.1 12.0

一杯に追われたオープン馬のダンビュライトと併せて、0.6秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:シルクロードステークス

1/22 栗坂良 強め
50.5 36.7 24.0 12.5

強めに追われた古馬2勝のファンタジステラと併せて、0.3秒先着しました。
今週はレース間隔を空けた分、入念に調整されています。
一週前追い切りは終い重点に追われて、ラストは失速してはいるものの、全体時計は50秒台の猛時計を叩き出しています。
2週前追い切りでも前走時を上回る時計を出しており、ひと追い毎に状態は良化。
状態は悪くなさそうですね。

 

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京阪杯(8着)

11/20 栗坂良 馬なり
51.6 37.5 24.3 12.3

今回の最終追い切り:シルクロードステークス

1/29 栗坂重 馬なり
50.3 36.4 24.1 12.4

最終追い切りは松若騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は騎手騎乗ではありますが、先週よりも速い時計をマーク。
フットワークは軽快で、ラストは失速でも終い12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
いつも動くタイプの馬ですが、50秒台はこの馬なりにも優秀です。
休養明けでも力は十分出せそうですね。

 


レッドアンシェル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路と栗東CWで調整されており、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調整が多いです。
最終追い切りは栗東坂路で軽めに追われ、ここでも好時計を出すようなら本番も楽しみです。
追われた反応はいつも良好で、ウッドチップコースなら終い11秒台の時計が出ています。

折り合いもついて、併走馬にしっかり先着していれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今走は約半年ぶりの出走となるので、割引は必要かも知れませんが、前走のCBC賞では見事快勝と能力は申し分ない。
芝1200mは現在2連勝と適性を見せており、本番でも動けそうなら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:CBC賞(1着)

6/20 栗坂良 一杯
51.6 37.1 24.1 12.0

今回の一週前追い切り:シルクロードステークス

1/23 栗坂重 一杯
52.3 37.7 24.4 12.4

12月25日から調教を開始して、一週前追い切りで12本目。
今週は重馬場でしたが、行きっぷりは抜群で全体時計は52秒台と優秀な時計をマークしています。
ただ、ビッシリ追われた割に、ラスト1Fで失速しているのは気がかりです。
長期休養明けで割引が必要かも知れませんが、最終追い切りの動きに期待したいですね。

 

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:CBC賞(1着)

6/26 栗坂良 馬なり
53.3 38.6 24.7 12.0

今回の最終追い切り:シルクロードステークス

1/29 栗坂重 強め
53.3 38.8 24.8 12.0

今週はラストの伸びを確かめる程度の調整でしたが、抜群の反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
先週に続いて動きも軽快ですし、全体時計も優秀です。
しっかり折り合いのついた調整で、態勢は整ったと見て良いでしょう。
芝1200は現在2連勝中で、前走は初重賞制覇をしています。
入念に乗り込まれた今走は、久々でも一発目から期待したいですね。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

 

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

 

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

 

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

 

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

 

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

 

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。