札幌記念2020 追い切り情報

札幌記念2020 追い切り情報

札幌記念2020 追い切り情報


8月23日(日)札幌芝2000m

トーセンスーリヤ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われています。
一週前追い切りか最終追い切りは意欲的に追われることもありますが、直線の伸びを確かめる内容が多いです。
比較的攻めは動くタイプの馬で、馬なりでも4F50秒台の時計が出ていれば優秀です。

折り合いもついていて、ラストも12秒台の時計なら問題なら、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走は力をつけていますし、前々走は新潟大賞典を快勝しています。
前走はG1で敗れましたが、相手関係が楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(7着)

6/17 美南W良 強め
63.8 50.4 37.6 12.0 [6]

今回の一週前追い切り:札幌記念

8/12 美南W良 一杯
65.4 50.8 37.5 12.3 [7]

一杯に追われた古馬オープンのリュウノユキナと併せて、外を0.8秒先行して0.4秒先着しました。
2週連続で直線強めに追われて、2週とも4F50秒台の好時計をマーク。
追われた反応も良好で、直線も力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(7着)

6/24 美南W稍 馬なり
64.7 49.9 37.2 12.3 [5]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:札幌記念

8/19 札幌ダ良 一杯
66.0 50.8 36.4 12.5 [5]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
先週と同様に終い重点に追われ、力強い伸びを見せています。
ただ、一杯に追われた割に直線の伸びはイマイチで、失速ラップなのも気がかりです。
時計自体は速いですが、過信は禁物ですね。


トーラスジェミニ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で乗り込まれています。
一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
また、レース間隔が短い時は軽めの調整が多いですね。

時計は出るタイプの馬ではありませんが、速い時計を出す時は結果を残しています。
また、失速ラップも多いですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は粘りを見せたものの4着に敗れていて、2000mは少し長いのかもしれないです。
今走は相手のレベルも上がりますし、前走と同様に2000mでのレースなので過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館記念(4着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:札幌記念

8/12 札幌芝稍 強め
63.1 48.6 34.1 11.9 [7]

一週前追い切りは山田敬士騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のエフフォーリアと併せて、外を0.9秒先行して0.1秒遅れました。
今週は終い重点に追われ、ラストは11秒台の時計を出していますが、格下の併走馬に遅れたのは気がかりです。
普段通りの傾向とはいえ、失速ラップですし、現時点では様子見したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館記念(4着)

7/15 函館W良 一杯
68.7 53.4 38.4 12.4 [5]

最終追い切りは山田敬士騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:札幌記念

8/19 札幌芝良 強め
70.7 54.4 37.9 11.6 [8]

最終追い切りは山田敬士騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のトップギアと併せて、外を1.4秒追走して0.6秒先着しました。
今週も強めに追われると反応は良好で、直線も11.6秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは優秀ですね。
折り合いもついていますし、このひと追いで状態は良化したと考えていいでしょう。


ノームコア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

基本的に馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りにビッシリ追われる傾向があります。
力強い末脚が武器で、調教でも終い12秒台の好時計をマークしていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。
毎回ノーザンファーム天栄で仕上げられているため、厩舎での乗り込み量は少ないですが、仕上がりはいつも万全です。

昨年はヴィクトリアマイルでレコード勝ちし、今年も見事3着に好走。
続く安田記念も4着に好走していますし、2000mの距離も(1,1,1,0)と複勝率は100%を誇ります。
相手関係が楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(4着)

5/29 美南W良 馬なり
54.2 39.7 12.1 [9]

今回の一週前追い切り:札幌記念

8/12 美南W良 一杯
64.8 50.4 37.1 11.9 [8]

一杯に追われた古馬2勝のオーバーディリバーと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週はビッシリ追われると絶好の動きで、自己ベストと同等の時計をマーク。
直線の反応も良好で、ラストは11.9秒の好時計を叩き出しています。
一杯に追う併走馬もあっさり圧倒し、仕上がりは順調です。
最終追い切りでも好調キープなら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(4着)

6/3 美南W良 強め
65.7 51.1 37.8 12.6 [9]

今回の最終追い切り:札幌記念

8/19 札幌ダ良 馬なり
83.3 67.7 52.7 38.0 12.4 [6]

強めに追われた古馬2勝のアラスカと併せて、内を追走して0.2秒先着しました。
今週は札幌で調整され、軽めに追われています。
長めにやれているのは好感が持てますし、軽快なフットワークで時計も優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、併走馬にもあっさり先着。
態勢は整ったと見ていいでしょう。


ペルシアンナイト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りに、ウッドチップコースで終い重点に追われています。
ラストは基本的に11秒台の好時計を叩き出す馬で、その動きが本番でも反映されるので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですね。
ペルシアンナイトは叩き良化型の馬で、中山記念(5着)や札幌記念(5着)など、休養明け一発目のレースでは3着以内に好走できていません。

直線を抜け出せば鋭い脚を使える馬ですが、直線で不利を受けると崩れてしまうこともあるため、展開次第では注意が必要です。
近走はなかなか馬券に絡めていませんが、G2ならまだ掲示板内には入れています。
昨年は5着した舞台ではありますが、展開によっては好走する可能性もあるので、押さえてはおきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(15着)

6/17 栗坂良 馬なり
63.6 46.4 29.6 14.1

今回の一週前追い切り:札幌記念

8/12 札幌芝稍 馬なり
66.9 50.7 36.1 12.0 [8]

一週前追い切りは大野騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のトスアップと併せて、外を1.2秒追走して0.6秒先着しました。
時計の出やすい芝コースとは言え、馬なりで4F50.7秒の好時計をマーク。
行きっぷりも良好で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いがついているのも好感が持てますし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(15着)

6/24 栗CW良 強め
83.1 66.5 51.1 38.0 11.5 [8]

一杯に追われた古馬オープンのトゥザクラウンと併せて、内を1.0秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:札幌記念

8/19 札幌芝良 馬なり
67.6 51.2 36.5 12.1 [8]

最終追い切りは大野騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のウォルフライエと併せて、外を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
今週も馬なり調整でしたが、力強い動きで併走馬を圧倒!
直線も12.1秒の鋭い伸び脚を見せていて、折り合いもついています。
時計の出やすい芝コースとはいえ、好時計を出していますし、仕上がりは良好です。


マカヒキ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強めの調教をしていて、最終追い切りで馬なり調整をしています。
調教では普段一週前追い切りに6F80秒台を切る動きを見せており、今走時も攻めの調教でキレのある動きを見せるようなら仕上がりは順調と見て良さそうです。
また、折り合い面やラスト1Fの伸びはチェックしておきましょう。

好走時と比べると近走は物足りなさを感じますが、折り合いはスムーズで仕上がり自体は悪くないです。
年齢的にどうかというところではありますが、札幌記念は2018年に2着した舞台。
休養明けは苦にしないタイプの馬で、G2なら通用する可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(11着)

3/25 栗CW良 強め
83.1 66.8 51.9 37.8 12.0 [5]

強めに追われた古馬オープンのビーチサンバと併せて、内を0.4秒追走してアタマ差先着しました。

今回の一週前追い切り:札幌記念

8/16 札幌ダ重 強め
72.9 57.1 42.0 12.6 [7]

一週前追い切りは輸送のため、日曜日に追われていました。
直線の伸びを確かめる内容でしたが、全体時計は平凡でもラストは力強い走りを見せています。
7月19日から入念に乗り込まれて、今週で10本目と乗り込み量も十分です。
フットワークも軽快ですし、仕上がりは悪くなさそうですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(11着)

4/1 栗坂良 馬なり
54.4 39.6 25.9 13.1

一杯に追われた古馬1勝のアドマイヤユラナスと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:札幌記念

8/19 札幌芝良 馬なり
69.6 53.2 37.4 12.4 [5]

今週は軽めの調整でしたが、芝コースということを考えると時計は平凡です。
直線も伸びているとはいえ、そこまで速い時計ではありません。
久々の割に動きは軽快ではありますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。
ただ、昨年は2着した舞台なので、軽視は禁物ですよ。


ラッキーライラック 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで強めに追われ、水曜日追いは併せ馬で調教されることが多いです。
最終追い切りよりも一週前追い切りの方が好時計を叩き出しているため、一週前追い切りの動きには注目です。
また、攻めの調教ではいつも終い11秒台の好タイムを出しており、本番でもそのまま調教の動きが反映されている傾向があるため、強めに追われた時の反応も要チェックですよ。

昨年秋から状態は安定し、国内だけでなく海外でも好走しています。
前走の宝塚記念は6着に敗れましたが、今年はG1大阪杯を制しています。
2000mの実績はありますし、本格化した今年は楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(6着)

6/17 栗CW良 一杯
78.7 63.2 49.6 37.0 11.8 [8]

今回の一週前追い切り:札幌記念

8/12 栗CW良 強め
95.8 79.7 65.2 51.2 38.4 12.5 [3]

今週は終い重点に追われる内容でしたが、抜群の反応で6F80秒を切る好時計を叩き出しています。
追われた反応も良好で直線は12.5秒の力強い伸び脚。
長めにやれているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
札幌に輸送して体調面がどうなるかではありますが、最終追い切りでも引き続き好調なら押さえておきた一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(6着)

6/24 栗CW良 強め
82.8 66.9 52.1 38.3 11.4 [6]

今回の最終追い切り:札幌記念

8/19 札幌芝良 馬なり
74.8 59.0 46.7 33.7 11.7 [5]

先週強めに追われた分、今週は軽めに流した程度。
それでも抜群の行きっぷりで、4F時計は46.7秒と絶好の動きを見せています。
直線も11.7秒の鋭い伸び脚で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。