ラジオNIKKEI賞2021 追い切り情報

ラジオNIKKEI賞2021 追い切り情報

ラジオNIKKEI賞2021 追い切り情報


7月4日(日)福島芝1800m

アサマノイタズラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
馬なり中心の調教ですが、意欲的に追われるとしても一週前追い切りか最終追い切りが多いです。
毎回直線の伸びは優秀なので、意欲的に追われても直線の反応は要チェックですよ。

併走馬には遅れることもありますが、結果は出ていますので、しっかり動いていれば心配はいらないです。
折り合いがついていて、終い12秒台の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走はG1皐月賞で16着に大敗しましたが、2走前のスプリングSでは見事2着に好走しています。
距離短縮もプラス材料ですし、相手関係が楽になる今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(16着)

4/7 美南W良 馬なり
68.5 53.1 39.0 12.3 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳オープンのユーバーレーベンと併せて、内を0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/23 美南W良 強め
66.4 51.9 38.8 12.2 [8]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のライバーバードと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今週は強めに追われましたが、絶好の動きで全体時計は自己ベストを1秒以上も更新しています。
追われた反応も良好で、直線は12.2秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(16着)

4/14 美坂重 馬なり
52.3 38.8 25.1 12.4

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのゴルトマイスターと併せて、0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/30 美南W稍 馬なり
69.5 53.7 39.6 11.9 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのワーケアと併せて、外を0.6秒先行同入しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、加速すると直線は11秒台の好時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと見て良いでしょう。


タイソウ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われることが多く、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
比較的時計は出るタイプの馬で、馬なりでも終い12秒台前半の好時計を出すことが多いです。
全体時計も優秀ですし、今走もしっかり折り合いがついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

重賞では過去2戦とも敗れてはいますが、それ以外のレースでは全て3着以内に好走しており、安定感はある馬です。
オープン戦では3着に好走していますし、前走も1勝クラスとはいえ快勝しています。
相手のレベルは上がりますが、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:メルボルントロフィー(1着)

一週前追い切りはなし。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/24 栗CW良 一杯
83.8 67.7 52.0 38.3 11.9 [8]

一杯に追われた新馬のショウナンラタンと併せて、外を0.9秒追走して0.1秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、一杯に追われて終い11.9秒の好時計をマーク。
力強い反応で併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、前走時以上の動きで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の一週前追い切り:メルボルントロフィー(1着)

5/19 栗CW稍 強め
84.3 67.3 52.0 38.0 11.9 [9]

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/30 栗CW良 強め
85.3 68.7 52.6 37.7 11.7 [9]

今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは11.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、2週連続で直線の伸びは優秀です。
折り合い重視の内容でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。


ノースブリッジ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wを中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているのでしっかり動いていれば心配はいらないです。
また、水曜追いは意欲的に追われる傾向がありますが、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。

そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、終い12秒台の時計が出ていればこの馬なりに順調と考えて良いでしょう。
前走の青葉賞では13着に大敗しましたが、その前の2戦は後続を突き放す圧勝で、2走前は2着に4馬身差をつけています。
今走も重賞レースにはなりますが、相手関係が楽になる今回は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:青葉賞(13着)

4/21 美南W良 一杯
68.8 53.4 39.3 12.3 [7]

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のグランデモナルカと併せて、内を1.8秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/23 美南W良 馬なり
69.2 53.4 39.6 12.2 [6]

5月28日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで13本目の調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のカンジンカナメと併せて、内を1.5秒追走して0.1秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで加速すると直線は12.2秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:青葉賞(13着)

4/28 美南W良 馬なり
64.5 49.7 36.5 12.1 [2]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/30 美南W稍 馬なり
65.7 50.9 38.1 12.3 [3]

最終追い切りは伴騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のシネマトグラフと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。
今週も軽めの調教でしたが、抜群の行きっぷりで直線は12.3秒の好時計をマーク。
強めに追う併走馬にも大きく追走したにも関わらず、しっかり先着しています。
折り合いもスムーズですし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。


ボーデン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いはウッドチップで気合付けをする傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、レース直前の追い切りでは追走でも同入できています。
一週前追い切りは終い重点に追われる傾向がありますが、ラストは13秒台で失速することが多いです。

ただ、しっかり結果は出ていますし、最終追い切りで万全に仕上がれば心配はいらないでしょう。
まだ未勝利戦を脱したばかりではありますが、未勝利戦で6馬身差の圧勝をすると、続くG2スプリングSでは3着に好走しています。
ひとレース毎に力をつけており、今走もさらに良化が見込めるようなら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリングステークス(3着)

3/10 美南W良 一杯
112.9 96.6 81.2 66.4 52.1 38.8 12.9 [7]

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/23 美南W良 一杯
113.6 97.9 82.5 67.4 52.2 38.5 12.3 [5]

今週はビッシリ追われて、絶好の動きを見せています。
前走時と同様に長めにやれていて、、直線は12.3秒の好時計をマーク。
負荷がかけられているのも好感が持てますし、しっかり加速ラップ刻んだ調教ができています。
いつも通りの調教過程で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリングステークス(3着)

3/17 美南W良 馬なり
68.4 53.7 39.2 11.8 [2]

一杯に追われた古馬3勝のモンテグロッソと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/30 美南W稍 馬なり
69.7 54.0 39.3 12.0 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のゴルコンダと併せて、内を0.2秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
全体時計は平凡でしたが、加速すると直線は12.0秒の好時計をマーク。
前走時と同様にラストは鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


リッケンバッカー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は毎回12秒台前半の好時計を叩き出しています。
今走もしっかり加速ラップを刻んでいて、ラストも鋭い伸び脚を見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

近走はレース間隔が短く、乗り込み量は少ないですが、意欲的に追われて好時計を叩き出していますし、重賞でも結果を残しています。
前走もG1NHKマイルカップで4着に好走していますし、能力はある馬です。
距離延長に上手く対応できるかは鍵になりますが、今走は相手関係が楽になりますし、比較的休養を挟めたので、万全に仕上がるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(4着)

5/2 栗坂稍 一杯
52.0 37.2 24.1 12.0

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/23 栗坂良 一杯
53.4 37.7 24.2 12.0

一杯に追われた古馬3勝のファストフォースと併せて、0.2秒先行してクビ差遅れました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で直線は12.0秒の好時計をマーク。
ただ、全体時計は平凡ですし、併走馬に遅れを取っているのは気がかりです。
折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(4着)

5/5 栗CW良 馬なり
74.6 59.0 43.6 13.7 [5]

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/30 栗坂良 強め
54.3 37.8 24.6 12.1

一杯に追われた新馬のヴァランシエンヌと併せて、0.8秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、先週と同様に直線は12秒前半の好時計を叩き出しています。
格下の併走馬ではありましたが、しっかり追走同入できているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、このひと追いで状態は良化したと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。