クイーンカップ2021 追い切り情報

クイーンカップ2021 追い切り情報

クイーンカップ2021 追い切り情報


2月13日(土)東京芝1600m

アールドヴィーヴル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が行われるので、一週前追い切りの動きは要注意です。

全体時計はそこまで速い数字を出す馬ではありませんが、強めに追われて終い12秒台の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走も最終追い切りではしっかり折り合いもついていましたし、今走も加速ラップを刻むようなら注目の一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬(1着)

9/30 栗坂良 一杯
54.1 38.9 25.1 12.6

一杯に追われた2歳未勝利のリーヴルネッサンスと併せて、0.5秒先行して1.5秒先着しました。

今回の一週前追い切り:クイーンカップ

2/3 栗坂重 強め
52.6 38.2 25.0 12.6

今週は強めに追われると、抜群の反応で自己ベストを大きく更新。
重馬場でも力強い動きで、直線は12.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
直線は若干失速しましたが、全体時計は優秀ですし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬(1着)

10/7 栗坂良 強め
53.6 39.0 25.2 12.4

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:クイーンカップ

2/10 栗坂良 馬なり
53.4 38.9 24.8 12.2

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの内容でしたが、抜群の行きっぷりで前走時以上の好時計をマーク。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


アカイトリノムスメ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には格上でも同入、先着をしているので、今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
馬なりでも加速力は十分で、最終追い切りは毎回好時計を叩き出しています。

直線の伸び脚も鋭く、ラストは12秒台の時計が出ていれば優秀です。
新馬戦は落としましたが、2戦目以降は余裕残しで2連勝。
ひとレース毎に良化が感じられるので、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:赤松賞(1着)

11/11 美南W良 馬なり
68.1 53.5 39.5 12.8 [4]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のブルメンダールと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:クイーンカップ

2/3 美南W稍 馬なり
66.6 51.1 36.9 11.9 [2]

馬なりに追われた古馬2勝のベルクワイアと併せて、外を0.8秒先行同入しました。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで直線は11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:赤松賞(1着)

11/18 美南W良 馬なり
66.1 50.9 37.4 12.3 [4]

馬なりに追われた2歳1勝のブルメンダールと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:クイーンカップ

2/10 美南W良 馬なり
68.9 54.2 40.0 13.4 [5]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のカレンレベンティスと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、直線は13.4秒と平凡で失速ラップを刻んでいます。
併走馬にも追いつかれた形ですし、先週の動きは良好でしたが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


インフィナイト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれていますが、一週前追い切りと最終追い切りは栗東CWで追われる傾向があります。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、比較的一週前追い切りは強めに追われることが多いです。
毎回全体時計は優秀ですが、併走馬には遅れて、ラストの伸びもイマイチです。

ただ、結果は出ていますし、最終追い切りでしっかり動けていれば問題は無いでしょう。
前走はG1の舞台で14着に敗れましたが、G3サウジアラビアRCでは2着に好走しています。
失速ラップの傾向はありますが、今走も好時計を出すようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神JF(14着)

12/3 栗CW良 馬なり
85.0 68.9 53.6 39.1 12.2 [7]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のヴァーダイトと併せて、内を1.3秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:クイーンカップ

2/3 栗坂重 強め
52.3 37.9 24.3 12.1

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のデルマセイシと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週は強めに追われる内容でしたが、力強い反応で直線は12.1秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬にもあっさり先着しています。
珍しく折り合いがついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神JF(14着)

12/9 栗坂良 馬なり
51.9 37.5 24.2 12.2

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のイメルと併せて、0.2秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:クイーンカップ

2/10 栗坂良 強め
51.7 37.5 24.7 12.5

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のサトノジヴェルニーと併せて、0.4秒追走してアタマ差先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、先週以上に良い動きを見せています。
追われた反応も良好で、直線も失速したとはいえ12.5秒の好時計をマーク。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えていいでしょう。


ククナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースを中心に乗り込まれています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、特に一週前追い切りでビッシリ追われることが多いです。
一週前追い切りでは併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり動けていれば心配はいらないでしょう。

全体時計も毎回優秀ですし、直線は12秒台の鋭い伸びを見せています。
折り合いもついているので、今走もしっかり加速ラップを刻むようなら押さえておきたいですね。
重賞でも安定した成績を残していて、ひと叩きして更に上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:シンザン記念(4着)

12/30 美坂良 強め
51.7 37.7 24.8 12.2

一週前追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のラストサムライと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:クイーンカップ

2/6 美南W良 馬なり
66.3 51.7 38.2 12.6 [8]

今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計をマーク。
行きっぷりも良好で、加速すると直線は12.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
一週前追い切りで1本目の調教ではありますが、折り合いもスムーズで引き続き好調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:シンザン記念(4着)

1/6 美坂良 馬なり
51.2 36.5 23.7 11.6

最終追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:クイーンカップ

2/10 美坂良 馬なり
53.0 38.5 25.2 12.3

強めに追われた古馬1勝のダルムシュタットと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
併走馬にもあっさり先着していますし、引き続き好調と見ていいでしょう。


リフレイム 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていますが、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いです。
一週前追い切りは騎手騎乗でやれていて、ウッドチップコースだと時計も速いので、特に一週前追い切りの動きには注目ですよ。
攻めは動きタイプの馬ではないので、毎回全体時計は平凡です。

直線も13秒台の時計が多いので、単純に時計だけで判断するのは危険です。
折り合いがつくのが良いですが、4F53秒台の時計が出ていればこの馬なりに順調と考えていいでしょう。
前走は初重賞で5着に敗れましたが、1着馬とは0.2秒差ですし、直線は良く伸びていました。
展開次第では十分通用していたと思うので、今走も仕上がり良好なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京王杯2歳ステークス(5着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:クイーンカップ

2/4 美南W良 馬なり
55.6 40.1 13.1 [4]

一週前追い切りは木幡巧也騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り馬なり中心に乗り込まれ、今週で5本目の調整です。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりはマズマズ順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京王杯2歳ステークス(5着)

11/4 美北C稍 馬なり
70.3 53.2 39.2 13.4 [7]

今回の最終追い切り:クイーンカップ

2/10 美北C良 馬なり
55.8 38.8 13.2 [6]

今週も軽めの調整でしたが、直線は13.2秒とイマイチです。
全体時計も平凡ですし、失速ラップなのは気になりますね。
乗り込みは十分ですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


レフトゥバーズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で追われています。
馬なり中心の調教が多いですが、新馬戦時は最終追い切りで終い重点に追われていました。

時計の出やすい芝コースではありましたが、併せた新馬を大きく突き放す内容で、直線は11.6秒の好時計を叩き出しています。
比較的直線は伸びるタイプの馬なので、今走も直線の動きには注目ですよ。
前走は2着に3馬身以上も差をつける圧勝でしたし、一度使って更に良化が見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬(1着)

11/11 美南B良 馬なり
70.2 54.7 40.0 12.0 [8]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた2歳未勝利のスノームーンと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:クイーンカップ

2/3 美南P良 強め
66.9 52.1 38.3 11.8 [6]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、力強い反応でラストは11.8秒の好時計を叩き出しています。
時計の出やすいポリトラックではありましたが、動きは軽快で全体時計も優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬(1着)

11/18 美南芝良 強め
64.1 49.3 36.1 11.6 [2]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のキャニオニングと併せて、外を0.3秒追走して0.8秒先着しました。

今回の最終追い切り:クイーンカップ

2/10 美南P良 馬なり
67.1 52.4 38.4 12.0 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のキャニオニングと併せて、内を0.1秒追走して0.6秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
時計の出やすいポリトラックですが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。