中山金杯2019 追い切り情報

中山金杯2019、京都金杯2019、シンザン記念2019 追い切り情報

中山金杯2019 追い切り情報


1月5日(土)中山芝2000m

アドマイヤリード 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りに強めの調教をして、最終追い切りで軽めに調整する傾向があります。
そして、最終追い切りで強めに追われているレースでは、好走率が悪く、重賞では特に成績を残せていないので注意が必要です。
オークス時のように15着など大崩れも多いため、最終追い切りに強めの調教をしていた場合は気をつけましょう。

攻め動くタイプの馬ではありますが、攻めの調教でしっかり好時計を叩き出していれば状態面での心配はいらないでしょう。
近走は重賞での不振が続きますが、前走のディセンバーステークスでは格の違いを見せ快勝。
実力はある馬なので前走を勝って状態が上向いていれば軽視禁物ですね。
比較的強めに追われる一週前追い切りの動きにも注目です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ディセンバーステークス(1着)

12/5 栗坂良 強め
53.2 38.2 24.8 12.5

馬なりに追われたオープン馬のリナーテと併せて、0.4秒先行してクビ差遅れました。
一週前追い切りは畑端騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:中山金杯

12/26 栗坂良 馬なり
60.1 41.9 26.8 13.2

今走は馬なり中心の調教で、一週前追い切りも軽めに追われています。
全体時計は出ていませんが、折り合いのついた調教で仕上がりは順調そうです。
最終追い切りでも好調キープなら軽視禁物の一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ディセンバーステークス(1着)

12/12 栗坂稍 強め
55.0 38.9 24.9 12.2

馬なりに追われた500万クラスのヴィーナスフローラと併せて、0.4秒追走して0.2秒遅れました。
最終追い切りは小林徹弥騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:中山金杯

1/2 栗坂良 馬なり
55.1 39.4 25.2 12.7

一杯に追われたオープン馬のアドマイヤアルバと併せて、0.8秒先行して0.4秒先着しました。
最終追い切りは畑端騎手が騎乗しての調教です。
最終も軽く流した程度ですが、ラストの伸び脚は力強く併走馬にあっさり先着しています。
フットワークも軽快でデキは悪くなさそうですね。
重賞では不振が続きますが、前走勝利して勢いがつけば軽視は禁物です。


ウインブライト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、時々一週前追い切り、最終追い切りに直線一杯の調教をしています。
比較的強めに追われている時の方が成績は良好です。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で調教を行うことが多いですが、普段は追走先着または追走同入で追い切られるため、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。

この馬は中山巧者で重賞含めて馬券を外したのは皐月賞のみ。
中山コースでの連対率は高く、昨年も中山金杯で2着しています。
近走は不振が続きますが、得意コースなら改めて期待したい。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルCS(9着)

11/7 美南W稍 馬なり
69.9 53.9 39.3 12.8 [7]

一杯に追われた2歳未勝利馬のアルママと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
一週前追い切りでは松岡騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:中山金杯

12/26 美南W良 馬なり
68.6 52.8 38.1 12.6 [7]

強めに追われた2歳未勝利馬のコスモアドムと併せて、外を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは松岡騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽く流した程度ですが、ラストは12秒台の好時計を叩き出しており、時計は優秀ですね。
格下の併走馬にもしっかり先着しており、得意のコースで一変期待したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルCS(9着)

11/14 美南W良 強め
86.8 70.4 54.5 39.7 13.1 [7]

一杯に追われた1000万クラスのミックベンハーと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りでは松岡騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:中山金杯


1/2 美南W良 馬なり
85.7 69.4 54.1 39.9 12.8 [8]

最終追い切りでも松岡騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
馬なり主体の調教で、外を回ってこの時計なら優秀ですね。
加速ラップを意識した調整で、終いの伸びも良好です。
馬体も充実し、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


コズミックフォース 追い切り評価: A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに強めに追われて、最終追い切りに軽めに調整されています。
また、水曜追いは併せ馬で追われていているので、併走馬との動きには要チェックですね。

併せ馬に余裕を残して併入するようなら一発注意です。
面白い傾向としては、馬なり調教のみで乗り込まれているレースでは好走率が高く、今走も一週前追い切りと最終追い切りで馬なりに追われていたら押さえておくのが良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(15着)

10/11 栗CW良 馬なり
85.0 67.4 51.9 37.9 12.3 [6]

一杯に追われたオープン馬のオウケンムーンと併せて、内を0.3秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中山金杯

12/26 美南W良 一杯
66.1 51.0 37.6 12.9 [3]

馬なりに追われたオープン馬のロジチャリスと併せて、内を1.1秒追走して0.8秒先着しました。
一週前追い切りはビッシリ追われ抜群の反応を見せています。
内を回りましたが自己ベストを更新する走りを見せており、仕上がりは順調とみて良いでしょう。
オープン馬の併走馬にもあっさり先着し、レベルの下がる今走は改めて期待したい。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(15着)

10/17 栗CW良 馬なり
97.5 81.1 65.6 51.2 37.7 12.2 [7]

馬なりに追われたオープン馬のオウケンムーンの内を1.1秒追走同入しました。
最終追い切りでは浜中騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:中山金杯

12/31 美南W良 強め
81.4 65.9 52.1 38.5 13.4 [7]

馬なりに追われた500万クラスのサトノディードと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りは石橋脩騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
終い重点に追われた割には反応はイマイチでしたが、全体タイムは優秀です。
自己ベストを大きく更新しており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ウッドチップコースで入念に乗り込まれた今走は改めて期待したい。

京都金杯2019 追い切り情報


1月5日(土)京都芝1600m

グァンチャーレ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

攻め駆けするタイプの馬なので、一週前追い切りで好時計を叩き出していても時計だけで判断するのはオススメしません。
近走はレース間隔が短いため、乗り込み量は少ないですが、馬なり中心に調整されており、オープンクラスでは安定した成績を残しています。

好走傾向としては、一週前追い切りが強めの調教で、最終追い切りが馬なりで調整しているレースでは5戦とも全て馬券に絡んでおります。
また、最終追い切りも強めに追われている時は8戦中1度しか3着以内には入れていないので、最終追い切りでも攻めの調教をしているならば注意が必要ですね。
一週前追い切りに強め、最終追い切りで馬なり調教なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:キャピタルステークス(3着)

11/14 栗坂良 馬なり
53.2 39.1 25.5 12.9

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/26 栗坂良 強め
51.2 36.9 23.9 12.0

一週前追い切りでは古川吉洋騎手が騎乗しての調教です。
普段通り強めに追われて全体時計51秒台の好時計をマークしています。
前走時よりも動きは良好で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。
最終追い切りで軽く流す程度の調整なら今走も楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:キャピタルステークス(3着)

11/21 栗坂良 馬なり
51.9 37.8 24.4 12.0

今回の最終追い切り:京都金杯

1/2 栗坂良 馬なり
52.7 38.5 25.0 12.3

一週前追い切りに強めに追われた分、最終追い切りは軽く流した程度。
馬なり調教でも折り合いのついた調教で、終いも力強い伸び脚を見せています。
坂路コースで入念に乗り込まれ、引き続き好調キープとみて良いでしょう。


サラキア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教スタイルで、重賞の時は一週前追い切りに攻めの調教を行なっています。
時計は出る馬で、ラストは12秒前後は叩き出して来るのが通常です。
操作性が高い馬なので、仕上がり具合は問題なさそうです。

折り合いが付いている時は、終い11秒台がほとんどで、今走も普段通り終い11秒台の脚を使うようなら軽視禁物です。
チューリップ賞やフローラステークス、秋華賞では出遅れのため、4着という結果に終わっておりますが、直線は良い脚を使えており、それ以外のレースでは全て連対しています。
能力は高い馬なので、スタートがうまく決まって、自分のペースで走ることができれば可能性十分でしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:秋華賞(4着)

10/3 栗CW良 馬なり
84.7 68.1 52.5 38.6 11.8 [7]

一杯に追われた1000万クラスのチャイマックスと併せて、内を0.1秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/26 栗CW良 馬なり
81.6 66.7 51.9 38.4 12.0 [7]

攻めは動くタイプの馬ですが、一週前追い切りでは自己ベストに近い時計を叩き出しており、終いの伸び脚も抜群。
折り合いもスムーズで仕上がりは良好です。
今走は馬なり中心の調教で調整されており、最終追い切りでも好調キープなら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:秋華賞(4着)

10/10 栗CW良 強め
98.5 82.8 67.5 52.1 37.8 11.5 [9]

今回の最終追い切り:京都金杯

12/31 栗CW稍 馬なり
84.5 68.2 52.9 38.7 11.7 [7]

一杯に追われた3歳未勝利馬のメドックと併せて、内を1.2秒追走して1.1秒先着しました。
馬なり調教ですが終いの伸び脚は抜群で、仕上がりは万全な状態です。
前走時よりも力強い走りを見せており、休み明け一発目から楽しみな一頭です。
53kgのハンデをうまく活かすことができれば可能性は十分ですね。


パクスアメリカーナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

連闘は少ないため毎回乗り込み量は申し分ない。
一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われ、調教は併せ馬が多いです。
併せ馬では遅れることも多いですが、リゲルステークスでは2着馬に4馬身差をつける圧勝で、特に心配はいらないでしょう。

一杯に追われた時の終いの伸び脚は注目で、11秒台の時計を出していれば好調と考えて良いでしょう。
また、実戦を意識した一週前追い切りで、好時計を叩き出すようなら押さえておくのが良さそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:リゲルS(1着)

11/28 栗CW良 一杯
95.8 80.1 65.1 51.4 38.5 13.3 [7]

強めに追われた2歳500万クラスのダノンジャスティスと併せて、内を0.6秒追走して1.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/26 栗CW良 馬なり
68.8 52.8 39.0 11.9 [6]

一週前追い切りで1回目の調教。
馬なり調教でも11秒台の好時計をマークし、前走叩いた上積みも見込める。
しっかり加速ラップを刻んでおり、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:リゲルS(1着)

12/5 栗芝稍 一杯
65.0 48.9 34.2 10.7 [3]

最終追い切りでは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京都金杯

1/3 栗CW良 馬なり
68.3 52.2 37.4 11.8 [5]

馬なり中心の調教で、最終追い切りで3回目の調教ですが、3回連続で終い11秒台の時計は優秀です。
前走との間隔は短いですが、入念に乗り込まれ仕上がりは万全と見て良いでしょう。
しっかり加速ラップを刻んでおり、ひと叩きして上積みのある今走は軽視禁物です。

シンザン記念2019 追い切り情報


1月6日(日)京都芝1600m

クリノガウディー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

坂路コース中心の調教で、水曜追いは騎手騎乗で一杯に追われています。
攻め動くタイプの馬なので、比較的時計は出ていますが、一杯に追われて51秒台の時計であれば好調と考えて良いでしょう。

毎回仕上がりは問題ないですし、折り合いのついた調教ができていれば心配はいらないでしょう。
あとステッキをいれた時の反応は要チェックですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朝日杯FS(2着)

12/5 栗坂良 馬なり
53.4 39.1 25.2 12.3

一週前追い切りでは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:シンザン記念

12/28 栗坂良 馬なり
57.4 41.9 27.7 14.1

前走との間隔が詰まっているため、今週は軽く流した程度。
時計を出す調教ではなかったですが、フットワークは軽快で状態は悪くなさそうですね。
最終追い切りで良い反応を見せるようなら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朝日杯FS(2着)

12/12 栗坂稍 一杯
51.6 37.7 24.5 12.2

最終追い切りでは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:シンザン記念

水曜日時点では調教を行われておりませんでした。


パッシングスルー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いはウッドチップコース、日曜追いは坂路コースで追われ、折り合いのついた調教ができています。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合い付けを行なっており、追走して遅れることもありますが、時計を出していれば問題はないでしょう。

一週前追い切りと最終追い切りは馬なりでの調整で、最終追い切りで好時計を出すようなら軽視禁物ですね。
前走微妙なスタートでも差し切る力は血統の良さを感じますし、昇級戦となる今走もうまく立ち回ることができれば可能性十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新馬戦(1着)

10/4 美南W良 馬なり
67.9 53.0 38.6 12.9 [6]

一杯に追われた500万クラスのトワイライトライフと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。
一週前追い切りでは小野寺騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:シンザン記念

12/26 美南W良 強め
67.2 51.9 39.1 13.7 [6]

強めに追われたオープン馬のミュゼエイリアンと併せて、内を1.2秒追走して0.1秒遅れました。
全体時計は自己ベストを更新する時計をマークしてますが、終い重点に追われた割にはラストの伸び脚はイマイチです。
まだ動きは硬いようなので最終追い切りで仕上がれば注意ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新馬戦(1着)

10/10 美南W良 馬なり
67.4 51.7 38.3 13.1 [5]

一杯に追われた2歳未勝利馬のキンジトーの内を0.4秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りでは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:シンザン記念

1/2 美南W良 強め
68.3 52.7 39.1 12.7 [6]

強めに追われた1000万クラスのマーガレットスカイと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
最終追い切りは小野寺騎手が騎乗しての調教です。
ひと追いごとに状態は上向いており、最終追い切りは追われて抜群の反応を見せています。
格下の併走馬にあっさり同入し、ラストの伸び脚も上々で仕上がりは万全と考えて良いでしょう。


ハッピーアワー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りはウッドチップコースで強めに追われ、最終追い切りに軽く流す傾向があります。
レース間隔が詰まっていても強めの調教はしており、しっかり結果を出しているので、終い重点に追われてラスト1Fに好時計を出していれば好調キープと考えて良いでしょう。

比較的時計を出す馬ではないですが、折り合いを意識した調教で終いに力強い走りを見せるようなら押さえておくのが良いでしょう。
あとはスタートがうまく行けば可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:デイリー杯2歳S(3着)

10/31 栗CW良 馬なり
83.5 66.4 52.1 39.1 12.9 [7]

今回の一週前追い切り:シンザン記念

12/26 栗CW良 強め
85.9 69.4 53.6 39.1 12.3 [7]

2週前追い切りの動きも良好でしたが、ひと追い毎に状態は上向いており、一週前追い切りでも力強いフットワークを見せています。
終い重点に追われラストは12.3秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、一週前追い切り時点でも仕上がりは良好ですね。
最終追い切りでも好調キープならシンザン記念でも期待したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:デイリー杯2歳S(3着)

11/7 栗CW良 馬なり
85.0 68.3 53.2 39.3 12.2 [7]

今回の最終追い切り:シンザン記念

1/3 栗CW良 馬なり
86.3 70.5 55.0 40.6 12.8 [7]

最終追い切りは軽めに流した程度の調教です。
普段通り最終追い切りはウッドチップコースで追われ元気一杯にやれています。
軽快なフットワークでしっかり加速ラップを刻んでおり、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。