毎日王冠2019 追い切り情報
毎日王冠2019 追い切り情報
10月6日(日)東京芝1800m
アエロリット 追い切り評価:A
普段は馬なり中心に追われており、調教の時計は出るタイプの馬です。
攻め動くタイプの馬ではありますが、良馬場で終い12秒台の時計が出ていれば問題ないでしょう。
調教量は少なくても毎回万全に仕上げられてますし、馬体減りが目立たなければ好調維持と考えて良さそうですね。
特徴としては、道悪に向かない馬で、3着以内に入れなかった5戦のうち3戦は稍重と重馬場でした。
良馬場での連対率はかなり高く、強敵揃いの安田記念では2年連続で2着に好走しています。
能力の高さはメンバートップクラスですし、仕上がり万全で得意の良馬場なら軸として押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:安田記念(2着)
5/24 美南W良 馬なり
56.1 40.7 13.3 [7]
今回の一週前追い切り:毎日王冠
9/26 美南W良 強め
80.9 64.9 50.9 38.5 12.1 [8]
馬なりに追われたオープン馬のダイワキャグニーと併せて、外を1.8秒追走同入しました。
一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
今週は強めに追われて反応は抜群ですし、ラストも12.1秒の好時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
毎日王冠は昨年快勝した舞台。昨年と同様のローテーションで、今年も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:安田記念(2着)
5/29 美南W重 馬なり
55.4 40.6 13.0 [9]
今回の最終追い切り:毎日王冠
10/2 美坂良 馬なり
51.6 38.2 25.7 13.1
一週前追い切りで強めに追われた分、最終追い切りは軽めの調整。
ラストは遅くなりましたが、軽快なフットワークで全体時計は優秀です。
落ち着きもありますし、昨年と同様に仕上がりは良好です。
ダノンキングリー 追い切り評価:A
水曜追いは併せ馬で調整することが多く、美南Wコースで入念に調整されています。
併せ馬では遅れることがなかったので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですね。
近走は一週前追い切りに一杯に追われ、最終追い切りに軽く流す調教でしっかり仕上げています。
一週前追い切りと最終追い切りの動きがそのまま本番でも反映されているので、追われた時の反応や折り合い面は要チェックですよ。
共同通信杯は展開にハマった形ではありますが、朝日杯を制したアドマイヤマーズに1馬身以上差をつけて圧勝。
続くレースも皐月賞3着、ダービー2着と好走しており、能力が高い上に安定感も抜群です。今走は初古馬相手となりますが、斤量差を上手く活かすことができれば楽しみな一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:日本ダービー(2着)
5/15 美南W稍 一杯
79.8 65.7 51.9 38.2 12.7 [8]
一杯に追われた1000万クラスのシェーナと併せて、内を2.0秒追走して0.2秒先着しました。
今回の一週前追い切り:毎日王冠
9/25 美南W稍 一杯
65.3 50.5 37.1 13.0 [7]
馬なりに追われた古馬3勝のフェイズベロシティと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
ビッシリ追われた割にラストの伸び脚はイマイチ。
全体時計は優秀ですが、併走馬に遅れたのは気がかりです。
ただ今週は時計は出ていましたし、2週前追い切りでは良い動きをしていたので、最終追い切りの動きに期待したいですね。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:日本ダービー(2着)
5/22 美南P良 馬なり
69.6 54.0 39.4 12.8 [6]
馬なりに追われた1000万クラスのシェーナと併せて、外を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは戸崎騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今回の最終追い切り:毎日王冠
10/2 美南P良 馬なり
66.2 52.2 38.3 12.0 [7]
強めに追われた古馬1勝のデュアルマンデートと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
今週は時計の出やすいポリトラックで調整されましたが、前走時よりも3秒以上速い時計を叩き出しています。
行きっぷりは良好で終いも鋭い伸び脚を見せています。
馬体も充実しており、態勢は整ったとみて良いでしょう。
インディチャンプ 追い切り評価:B+
一週前追い切りにビッシリやって、最終追い切りは馬なりで調整することが多いです。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで全体時計51秒台の好時計を叩き出していれば押さえておきたい一頭です。
調教では終いが遅くなる傾向はありますが、結果は出ているので特に心配はいらないでしょう。
今年は最終追い切りで自己ベストを出した東京新聞杯を見事快勝。
幸先の良いスタートが切れましたし、続くマイラーズカップは4着に敗れるも前走の安田記念では抜群の末脚でG1初制覇。
休養明けも苦にしないタイプの馬で、今走も入念に調整されて万全に仕上がれば、秋も一発目から楽しみです。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:安田記念(1着)
5/22 栗坂良 強め
51.0 37.1 24.1 12.2
一杯に追われたオープン馬のブラックスピネルと併せて、0.2秒追走して1.0秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:毎日王冠
9/25 栗坂良 一杯
50.5 37.2 24.7 12.9
一杯に追われたオープン馬のダンビュライトと併せて、0.5秒追走して0.3秒遅れました。
今週はビッシリ追われ、自己ベストに近い時計を叩き出しています。
併走馬には遅れましたが、遅れ以上に追走してのものなので、特に心配は入りません。
追われた時の反応も良好で、終い12秒台の時計が出ていればこの馬なりに順調です。
乗り込み量も申し分なく、久々でも気配は良好です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:安田記念(1着)
5/29 栗坂重 一杯
51.6 37.1 24.2 12.4
一杯に追われたオープン馬のブラックスピネルと併せて、0.4秒追走して0.4秒先着しました。
今回の最終追い切り:毎日王冠
10/2 栗坂稍 一杯
51.1 36.9 24.1 12.3
馬なりに追われたオープン馬のダンビュライトと併せて、0.3秒先行して0.4秒先着しました。
2週連続ビッシリ追われ、今週は併走馬にしっかり先着。
追われてからの反応は良好で、ラストは12秒台前半の好時計を叩き出しています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。
今走は距離延長が鍵となりますが、毎日杯で芝1800mは経験済みですし、前走時のように力強い末脚を発揮できれば一発注意です。
京都大賞典2019 追い切り情報
京都大賞典2019 追い切り情報
10月6日(日)京都芝2400m
エタリオウ 追い切り評価:A
普段は一週前追い切りと最終追い切りに強めの調教を行なっており、終いだけいつも良い脚を使っています。
一杯に追われて終い11秒台の時計を出すようなら押さえておくのが良いでしょう。
一週前追い切りでは併走馬に遅れていても結果を残していますし、遅れは特に心配はいらないです。
実戦タイプの馬なので、調教で動かなくても実戦では力を発揮してくることも多いため、動いていなくても馬体がキッチリ仕上がっていれば軽視禁物です。
休養明けも苦にせず一発目から好走できますし、今走も仕上がり良好なら楽しみな一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:宝塚記念(9着)
6/13 栗CW良 強め
99.2 83.7 68.3 53.0 38.6 11.7 [6]
一杯に追われた古馬1勝のアドマイヤデジタルと併せて、内を追走してクビ差先着しました。
一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:京都大賞典
9/26 栗CW良 強め
96.9 80.4 65.5 51.6 38.4 12.5 [7]
強めに追われたオープン馬のトリコロールブルーと併せて、内を1.1秒追走同入しました。
一週前追い切りでは横山典弘騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
レース間隔を空けて入念に乗り込まれており、一週前追い切りで16本もの調教メニューをこなしています。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週は強めに追われて自己ベストを更新!
追われてからの反応は良好で、併走馬に余裕残しであっさり同入しています。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:宝塚記念(9着)
6/19 栗坂良 馬なり
54.6 39.6 25.8 12.8
馬なりに追われた古馬1勝のアドマイヤキングと併せて、0.9秒追走してクビ差遅れました。
今回の最終追い切り:京都大賞典
10/2 栗坂稍 馬なり
54.4 39.2 25.4 12.7
馬なりに追われた新馬のフライライクバードと併せて、0.6秒追走同入しました。
実戦を意識した一週前追い切りが好時計。
今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは抜群でラストも鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、態勢は整ったとみて良いでしょう。
グローリーヴェイズ 追い切り評価:A
水曜追いは併せ馬で気合い付けを行う傾向があります。
ラストは普段鋭い脚を使うので、併走馬と併せて終い12秒台の好時計がでるようなら押さえておきたい一頭です。
仕上がりはいつも良好なので、攻めの調教で力強い走りをしていれば気配良好と見て良いでしょう。
また、鉄砲は利く馬で、休み明けでも十分に乗り込まれていれば全く問題ありません。
レース毎に力も増していて、昨年の菊花賞は5着に敗れたものの、今年一発目となる日経新春杯をあっさり快勝し、続く天皇賞春でも2着に好走しています。
今走も久々のレースにはなりますが、仕上がり良好なら楽しみです。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:天皇賞春(2着)
4/17 美南W良 一杯
82.5 66.4 51.3 37.7 12.9 [9]
一杯に追われた3歳500万クラスのグランソヴァールと併せて、外を0.9秒追走同入しました。
一週前追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:京都大賞典
9/26 美南W良 一杯
66.1 51.2 37.6 12.3 [7]
強めに追われた古馬2勝のブロードアリュールと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒遅れました。
一週前追い切りでは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われてラスト1F12.3秒の力強い反応を見せています。
自己ベストと同等の時計を叩き出しており、久々でも気配は良好です。
ただ、普段は併走馬に遅れていないので、今週遅れていたのは気になります。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:天皇賞春(2着)
4/24 美南W良 馬なり
68.4 53.8 39.3 12.7 [8]
馬なりに追われた3歳500万クラスのグランソヴァールと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:京都大賞典
10/2 美南W良 馬なり
66.4 51.8 39.1 12.2 [6]
馬なりに追われた古馬1勝のグランソヴァールと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで併走馬を圧倒。
ラストも12.2秒の好時計を叩き出しており、折り合いもスムーズで仕上がりは万全です。
休養明けも苦にしないタイプの馬で、入念に乗り込まれた今走も軽視禁物です。
ウラヌスチャーム 追い切り評価:B+
一週前追い切りと最終追い切りは攻めの調教が多く、どちらか一方は終い重点に追われています。
終い強めに追われてラスト1F12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
また、直前の水曜追いは併せ馬で気合い付けを行うことが多く、併走馬に遅れることもありますが、結果は出ているので時計が出ていれば特に心配は入りません。
最終追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
今年はひとレースごとに力をつけていて、中山牝馬ステークスでは2着に好走。
敗れたG3でも愛知杯4着、クイーンS4着と大崩れはなく、G3クラスなら安定感も抜群です。今走は相手のレベルが上がりますが、得意の距離なら軽視禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:クイーンステークス(4着)
7/17 美坂重 一杯
52.8 38.5 25.4 13.0
一杯に追われた古馬3勝のシャンデリアムーンと併せて、0.6秒追走して0.2秒遅れました。
今回の一週前追い切り:京都大賞典
9/25 栗CW良 稍一杯
81.6 66.4 51.5 38.4 11.8 [8]
一杯に追われた新馬のダノンアレーと併せて、外を0.3秒先着しました。
今週は稍一杯に追われましたが、抜群の行きっぷりで全体時計81.6秒の好時計をマーク。
追われてからの反応も良好で、ラストは11秒台の力強い走りを見せています。
一週前追い切りで6本目と乗り込み量も申し分なく、折り合いのついた調整で仕上がりは順調です。
最終追い切りで態勢が整えば押さえておきたい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:クイーンステークス(4着)
7/24 札幌芝良 一杯
75.0 61.1 48.1 34.9 11.4 [5]
馬なりに追われた古馬1勝のアラスカと併せて、内を1.9秒追走して1.0秒先着しました。
最終追い切りでは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:京都大賞典
10/2 栗CW稍 馬なり
84.3 68.5 53.8 39.5 12.4 [9]
馬なりに追われたオープン馬のデュープロセスと併せて、外を0.2秒先行して0.2秒遅れました。
一週前追い切りで一杯に追われた分、最終追い切りは軽く流した程度の調整。
併走馬に遅れてはいますが、この馬の傾向としては特に問題ありません。
行きっぷりは良好ですし、ラストも鋭い伸び脚を見せています。
折り合いはついており、仕上がりは良好です。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。