競馬用語集(生産や育成について)
アウトブリード
血統の5代前までに同じ先祖を持たない異系交配のこと。
雑種強勢によって馬の生産力、活力、運動能力を強化するために行われる。
あて馬
種付けを行う際に、牝馬の発情の見定めや促すために用いられる牡馬のこと。
アルファルファ
牧草の王様と呼ばれる粗蛋白質を多く含んだ豆科の多年生牧草のこと。
アングロアラブ
サラブレッドとアラブの交雑種のこと。
育成牧場
施設を持っていて、入厩までの後期育成を専門に行う牧場のこと。
インブリード
アウトブリードとは反対に、血統の5代前までに同じ先祖を持つ近親交配のこと。
サラブレッドの場合に、多く行われる。
オーチャード
耐寒性はチモシーに劣るが、寒地型のため北海道や東北を中心に利用される牧草こと。
育ちすぎると株を形成してしまうのが欠点。
飼葉
競走馬の食料のこと。
海馬は、濃厚飼料(穀類、豆類など)、粗飼料(牧草の乾草や青草)、添加物(カルシウムやビタミン剤など)の素材を組み合わせて混合飼料として用いられる。
奇跡の血量
3代目と4代目に同じ祖先を持つ場合、血量がその祖先の18.75%である血量のこと。
名馬に多く見られ、よく走る馬に多いため奇跡の血量と呼ばれている。
基礎牝馬
同じ牝系のグループから優秀な馬を多く輩出していた場合、その基礎となった牝馬のこと。
兄弟馬
同じ母親から生まれた馬のこと。
父親も同じ場合は全兄弟、異なる場合は半兄弟と呼ばれる。
近親交配
血統の5代前までに同じ先祖を持つ近親交配のこと。
軽種
軽快な品種で競走馬や乗用馬として適用される。
品種は、サラブレッド、アラブ、アングロアラブ(アア)、サラブレッド系種、アラブ系種の5種である。
仔分け
繁殖牝馬を所有している馬主が、生産者に預けた場合、生産した仔馬を生産者との共有物として売却代金を一定歩合で分け合う制度のこと。
種牡馬
馬の父親のこと。
より強い馬を作るため好成績の競走馬や、良血統の競走馬が選定される。
シンジケート
競馬の場合、種牡馬について組織される株主の集まりのこと。
1頭の種牡馬を数十株に分配し、1株あたり1頭分の種付け権利を持つ。
自由購買馬
馬主が自分で購入してきた馬のこと。
戦前は、「角抽」と呼ばれていた抽せん馬に対して、自由購買馬のサラブレッドは「呼馬」と呼ばれていた。
スタミナ・インデックス
種牡馬の産駒の平均勝ち距離のこと。
短距離戦中心の2歳戦と障害戦を除いて計算され、その結果により、その種牡馬の産駒の距離適応性を判別できる。
しかし、母馬の資質が加味されておらず、スタミナ・インデックスが100%、産駒に順応するとは言えない。
生産牧場
サラブレッドを生産して、1歳の秋頃まで育成した馬を、せり市場や個人への売却を目的としている牧場のこと。
せり
公開で買い手に競らせて売買する馬の売買形態の一つ。
主に売り手は最高価格を提示した買い手に売却するが、その価格が売り手の希望価格に達しない場合や、上場馬に対して買い手がいない場合は、売り主本人が引き取る。
種付
種牡馬と繁殖牝馬を交配させること。
ティモシー
馬の嗜好性良く、消化性が高い多年生のイネ科牧草のこと。
耐寒性も強く、日本国内でも多く栽培されている。
内国産馬
日本で産まれた馬のこと。
外国で種付けされた繁殖牝馬も日本で生まれた場合、内国牝馬と呼ばれる。
また、日本で種付けして外国で生まれた場合、その年の12月31日までに輸入した馬は内国産馬と呼ばれる。
肌馬
繁殖牝馬のこと。
発情
牝馬が種付けすることができる状態のこと。
春先から数ヶ月間の間、周期的にやってくる発情期のことで、この状態でのみ牡馬を受け入れる。
繁殖牝馬
仔馬を生産するために飼養される牝馬のこと。
フケ
牝馬が発情している状態こと。
ブルーグラス
芝草や牧草として使用されるイネ科牧草のこと。
土地を退化させないため、放牧地用草種として適している。
放牧
放し飼いの意味で用いたり、休養や治療のために、競走馬をトレーニング・センターから牧場に戻す意味で用いられる。
リラックスすることにより、放牧帰りで強くなる場合もある。
ホワイトクローバー
クローバーの一種で、主に放牧地で使用される豆科の多年生牧草のこと。
ルーサン
アルファルファのこと。
牧草の王様と呼ばれる粗蛋白質を多く含んだ豆科の多年生牧草。