阪神大賞典2019 追い切り情報

阪神大賞典2019 追い切り情報

阪神大賞典2019 追い切り情報


3月17日(日)阪神芝3000m

シャケトラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり調教を中心に追われており、強めに追われるのは一週前追い切りと最終追い切りが多いです。
好走傾向としては、一週前追い切りだけ一杯に追われたレースと馬なり調教のみで調整されたレースでは3着以内に入ることが少なく、最終追い切りでビッシリやれているレースではしっかり結果を残せています。
終いの伸び脚も重要ですが、最終追い切りで一杯に追って好時計を叩き出すようなら軽視禁物です。

前走は1年1ヶ月ぶりの長期休養明けでしたが、能力の高さを見せつけ一発目から快勝。
今走は一度使ってからのレースとなるので、上積みが見込める今走も仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(1着)

1/9 栗CW稍 一杯
80.4 66.1 51.6 37.7 12.1 [9]

馬なりに追われたオープン馬のラビットランの外を5.0秒追走して0.7秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/6 栗CW良 馬なり
86.3 69.1 53.3 38.5 11.5 [8]

一杯に追われた500万クラスのバリオラージュと併せて、内を1.0秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは戸崎騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽く流した程度でしたが、ぐんぐん伸びていきラストは11.5秒の鋭い脚を使っています。
全体時計はかかりましたが、折り合いもスムーズで仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:AJCC(1着)

1/17 栗CW良 馬なり
83.4 67.2 52.2 37.6 11.8 [7]

馬なりに追われた500万クラスのハーツフェルトの内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/13 栗CW稍 馬なり
83.7 67.9 52.7 37.9 11.9 [7]

馬なりに追われた1000万クラスのショパンと併せて、内を2.2秒追走してアタマ差先着しました。
最終追い切りも馬なり調教でしたが、ラストは11秒台の鋭い伸び脚を見せており、格下の併走馬にあっさり先着。
引き続き加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは万全とみて良さそうです。
ついに本調子を取り戻したのか、ひと叩きして良化もみられる今走は軽視禁物ですね。


リッジマン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われることが多く、間隔が短くても最終追い切りは強めに調教されています。
ウッドチップコースが中心で北海道レース時は札幌ダートで調整しています。
比較的攻め駆けするタイプの馬ですが、半マイル50秒台の時計を叩き出すようなら押さえておきたいです。

ダイヤモンドステークス、ステイヤーズステークスでは得意距離ということもありましたが、仕上がり万全で好成績を残していますし、最終追い切りの動きは要チェックですね。
ただ今走は斤量が57kgと重くなり、2500m以下のレースでは結果が出ていないのが不安要素として挙げられます。
前走叩いた上積みはあるので軽視禁物ですが、調教次第では取捨選択が難しい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(12着)

12/12 栗CW稍 馬なり
87.2 69.7 53.3 39.5 13.3 [5]

一週前追い切りでは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/6 栗CW良 一杯
92.5 77.4 63.7 51.0 38.6 13.9 [5]

一週前追い切りは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。
全体時計は自己ベストを大きく更新する動きですが、ラストはバテて失速と調教内容としてはイマイチでした。
能力はある馬なので、もう少し落ち着いて走れれば怖い一頭です。
2600m以上ではかなり安定した成績を残しており、最終追い切りで万全に仕上がれば軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(12着)

12/19 栗CW稍 強め
53.5 38.4 12.3 [6]

最終追い切りでは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/13 栗CW稍 馬なり
51.1 37.6 12.2 [7]

一週前追い切りに続いて最終追い切りも加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。
先週はビッシリ追われ、ラストでバテてしまいましたが、今走は軽めの調整でしっかり折り合いついた調教ができています。
攻め動くタイプの馬ではありますが、余裕のある動きで全体時計51.1秒は優秀です。
フットワークも軽快ですし、間隔を空けて入念に調整された今走は改めて期待したい。


アドマイヤエイカン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは併せ馬で調整されることが多く、栗東CWで強めに追われています。
格下の併走馬に先行同入や遅れることもありますが、ステイヤーズステークスやグリーンステークスでも結果を残しているので特に遅れは心配いりません。
遅れるよりもしっかり加速ラップを刻んでいるかどうかが重要なので、ラスト1Fに向けて時計が速くなっていれば押さえておくのが良さそうですね。

前走の万葉ステークスでは仕上がり良好でしたが、思ったよりも伸び脚が悪く、後続に続々と抜かれ7着。
今走は相手のレベルも上がりますが、2400m以上では8戦中6戦馬券内と堅実に走れているので、仕上がり万全なら改めて期待したい。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:万葉ステークス(7着)

12/26 栗CW良 一杯
83.8 67.2 52.0 37.9 11.9 [6]

一杯に追われた500万クラスのシュバルツボンバーの外を0.5秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/6 栗CW良 強め
85.4 67.9 52.5 38.0 12.3 [5]

一杯に追われた1600万クラスのヴァントシルムと併せて、内を0.2秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは岩田康誠騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
2週続けて強めに追われましたが、攻め動くこの馬としては反応はイマイチ。
ラストの伸び脚も悪くはありませんが、太め残りでまだ物足りなさを感じます。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:万葉ステークス(7着)

1/2 栗CW良 ゴール前強め
81.8 65.3 50.6 37.4 12.3 [5]

一杯に追われた1000万クラスのアドマイヤアゼリの内を0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/13 栗CW稍 一杯
82.3 66.3 51.3 37.9 11.7 [6]

一杯に追われた1000万クラスのスワーヴアラミスと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りでも岩田康誠騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はビッシリ追われると抜群の反応を見せ、終い11秒台の好時計を叩き出しています。
このひと追いで馬体も絞られましたし、しっかり折り合いのついた調教で態勢は整ったとみて良いでしょう。
前走は直線で思ったよりも伸びませんでしたが、ステイヤーズSで見せたような反応を見せてくれれば可能性十分でしょう。


ステイインシアトル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

2週前追い切りから水曜追いは、併せ馬で実戦を意識した調教が施されています。
一週前追い切りでは併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり先着していれば心配はないでしょう。
攻め動くタイプの馬ではありますが、攻めの調教で終い11秒台の好時計を叩き出すようなら注意が必要ですね。

前走は馬体も仕上がっていましたが、8ヶ月のブランクが響いたか動きは鈍く8着に。
ひと叩きした今走は上積みも見込めるはず。
あとは、今まで最高が2200mだったので、長距離にうまく対応することができれば可能性十分でしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(8着)

1/10 栗CW稍 一杯
82.2 66.5 51.3 38.0 12.3 [7]

一杯に追われた1000万クラスのトゥザクラウンの内を0.5秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りでは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/7 栗CW重 一杯
82.9 67.0 52.5 38.1 11.6 [6]

一杯に追われたオープン馬のソーグリッタリングと併せて、内を1.3秒追走して1.1秒先着しました。
一週前追い切りは浜中騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はビッシリ追われましたが、重馬場で終い11.6秒の時計は優秀です。
追われた時の反応も抜群で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:AJCC(8着)

1/16 栗CW良 馬なり
85.2 67.7 51.8 38.1 11.6 [8]

一杯に追われた1000万クラスのトゥザクラウンの外を0.4秒先行して0.2秒先着しました。
最終追い切りでは水口騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/13 栗CW稍 馬なり
82.6 65.9 51.8 37.7 11.8 [7]

馬なりに追われた1000万クラスのスヴァルナと併せて、内を0.3秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りに続いて最終追い切りでも浜中騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週にビッシリ追われたため、最終追い切りは軽く流した程度の調整でしたが、行きっぷりは良好でラストも11秒台の好時計をマーク。
最終追い切りで11本目の調整と乗り込み量も申し分なく、最終追い切りは余裕のある動きで格下の併走馬にあっさり先着。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、仕上がりは万全とみて良いでしょう。

スプリングステークス2019 追い切り情報

スプリングステークス2019 追い切り情報


3月17日(日)中山芝1800m

ファンタジスト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は、2週前追い切りから強めの調教を行なっています。
坂路コースを中心に調整されており、ビッシリ追われている時は終い11秒台の時計を出しています。
攻めの調教で終い11秒台の脚を使うようなら、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

近走は特に仕上がりは良好ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば今走も押さえておくのが良さそうですね。
前走の朝日杯FSでは展開が向かず4着に敗れましたが、能力は高い馬なので改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(4着)

12/5 栗坂良 一杯
49.5 36.5 24.1 –

一杯に追われた1600万クラスのアドマイヤナイトと併せて、0.1秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スプリングステークス

3/6 栗坂良 強め
51.1 36.6 23.3 11.7

一杯に追われた1000万クラスのコロラトゥーレと併せて、0.1秒追走して1.0秒先着しました。
一週前追い切りでは武豊騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
2週続けて強めに追われているのも好感が持てますし、2週とも好時計をマーク。
一週前追い切りでは終い11秒台の鋭い伸び脚を見せており、格下の併走馬を大きく突き放す動きで仕上がりは良好とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(4着)

12/12 栗坂稍 一杯
52.8 38.3 25.0 12.1

強めに追われた新馬のヒデノヴィーナスと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:スプリングステークス

3/13 栗坂稍 一杯
50.1 36.9 24.2 12.1

3週連続でビッシリやれているのも好感が持てますし、ひと追いごとに状態は良化。
最終追い切りでは4F50秒を切りそうな勢いで、絶好の動きを見せています。
折り合いのついた調教で、追われてからの反応も抜群ですし、仕上がりは万全とみて良さそうですね。
あとは距離延長にうまく対応できるかが鍵となってくるでしょう。


クリノガウディー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

坂路コース中心の調教で、水曜追いは基本騎手騎乗で一杯に追われています。
攻め動くタイプの馬なので、比較的時計は出ていますが、一杯に追われて51秒台の時計であれば好調と考えて良いでしょう。
ステッキをいれた時の反応は要チェックですね。

毎回仕上がりは問題ないですし、折り合いのついた調教ができていれば押さえておくのが良いでしょう。
前走の朝日杯では自己ベストを更新する走りで見事2着に好走しています。
今走も自分のリズムで走ることができれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朝日杯FS(2着)

12/5 栗坂良 馬なり
53.4 39.1 25.2 12.3

一週前追い切りでは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:スプリングステークス

3/6 栗坂良 馬なり
50.8 36.9 24.1 12.2

前走時同様に一週前追い切りでは藤岡佑介騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽めの調整でしたが、自己ベストを大きく更新しています。
全体時計50秒台ならかなり優秀で、昨年よりもさらに成長を感じます。
力強いフットワークで終いの伸び脚を鋭く、最終追い切りで万全に仕上がれば今走も楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朝日杯FS(2着)

12/12 栗坂稍 一杯
51.6 37.7 24.5 12.2

最終追い切りでは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリングステークス

3/13 栗坂稍 馬なり
53.9 39.3 25.5 12.4

一週前追い切りに続いて最終追い切りでも藤岡佑介騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今走はレース間隔を空けて、坂路コースで入念に調整しており、最終追い切りで6本目を消化。
最終追い切りでは軽く流した程度の調教でしたが、行きっぷりは良好で軽快な動きを見せています。
しっかり加速ラップを刻んでおり態勢は整ったとみて良いでしょう。
今走も自分のペースで走ることができれば楽しみな一頭です。


シークレットラン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは強めに追われることが多く、併せ馬で気合いづけをしています。
攻め駆けするタイプの馬ではないため、併走馬に遅れることもありますが、しっかり結果を残しているので心配はいらないでしょう。
また、強めに追われて終い13秒台の時計が通常で、併走馬に先着するようなら押さえておきたい一頭です。

前走の京成杯では4着に敗れましたが、相手のレベルも上がってましたし、思ったよりも反応は鈍かったですね。
まだ成長段階ではあるので、どこまで伸びるかは注目です。
調教でも余裕のある走りを見せていれば、軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京成杯(4着)

1/3 美南W良 強め
67.0 52.3 38.1 13.2 [5]

一杯に追われた新馬のベルキューティの外を0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京成杯

3/7 美南W重 一杯
67.8 52.9 38.9 13.0 [4]

一杯に追われたオープン馬のセンチュリオンと併せて、外を1.2秒先着しました。
2週連続でビッシリやれており、併走馬にもしっかり先着しているのは好感が持てます。
追われた反応も良好ですし、重馬場で終い13秒の時計が出ていれば、この馬なりに仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
中間の動きも悪くなく、最終追い切りで態勢が整えば軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京成杯(4着)

1/10 美南W良 強め
69.6 54.3 39.4 13.6 [6]

強めに追われた500万クラスのエピックスターの外を同入しました。

今回の最終追い切り:京成杯

3/13 美南W良 馬なり
66.4 52.1 38.1 13.1 [6]

強めに追われた3歳500万クラスのエルピドと併せて、外を0.4秒先着しました。
一週前追い切りに強めに追われた分、最終追い切りは軽く流した程度ですが、力強いフットワークで格下の併走馬にしっかり先着。
馬なり調教でも自己ベストに近い時計を出していますし、前走時よりもさらに動きは良くなっています。
馬体の張りも良く、仕上がりは良好とみていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。