大阪杯2021 追い切り情報

大阪杯2021 追い切り情報

大阪杯2021 追い切り情報


4月4日(日)阪神芝2000m

アドマイヤビルゴ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、水曜追いは栗東CWで意欲的に追われることが多いです。
また、2週前追い切りと一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、一週前追い切りはいつも先着しています。
そのため、一週前追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的攻めは動くタイプの馬で、栗東CWでは一杯に追われて6F80秒台の時計を出すことも多いです。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んでいれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
特に実戦を意識した調整が多い、一週前追い切りの動きには注目です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経新春杯(10着)

1/7 栗CW良 一杯
80.7 65.4 51.1 37.5 12.0 [6]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、内を4.6秒追走して0.5秒先着しました。

今回の一週前追い切り:大阪杯

3/25 栗CW良 強め
86.5 69.5 53.4 38.8 11.5 [7]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのレッドアネモスと併せて、内を0.4秒追走してアタマ差先着しました。
今週は終い重点に追われると、抜群の反応で直線は11.5秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、ラストの伸び脚はかなり優秀です。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いもついた調教で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経新春杯(10着)

1/13 栗坂良 馬なり
55.2 40.3 25.9 12.8

今回の最終追い切り:大阪杯

3/31 栗CW良 馬なり
97.4 81.5 66.4 52.5 38.9 12.6 [7]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のレイオブウォーターと併せて、内を0.7秒追走してクビ差先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計を叩き出しています。
長めに追われているのも好感が持てますし、併走馬にも引き続き先着。
折り合いもスムーズで、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
併せ馬ではラストにしっかり伸びる馬で、終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬に遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないです。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、毎回直線は鋭い伸びを見せています。
追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目ですよ。
昨年はG1レースを4戦走って3勝2着1回と優秀な成績を収めおり、短距離とマイル戦では実力上位です。
ただ今回は初の2000mとなりますので、距離延長に対応できるかがカギになりそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルCS(1着)

11/11 美南W良 馬なり
69.2 54.2 39.5 13.4 [6]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:大阪杯

3/24 美南W稍 馬なり
83.8 67.2 52.3 38.6 13.5 [6]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り馬なり中心の調教でしたが、一週前追い切りで12本目と入念に乗り込まれています。
今週は動き自体悪くなかったですが、直線は13.5秒と失速しているのは気がかりです。
ただ、前走時の内容を見ても同様の傾向なので、そこまで心配はしなくても問題はないでしょう。
最終追い切りではいつも良い動きを見せているので、今走も最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルCS(1着)

11/18 美南芝良 馬なり
64.9 49.7 36.1 11.7 [2]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のレッドアルマーダと併せて、外を1.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:大阪杯

3/31 美南W良 馬なり
81.1 66.8 52.6 39.1 12.8 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のルヴォルグと併せて、内を2.6秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きで自己ベストに近い好時計をマーク。
直線も12.8秒の鋭い伸び脚で、2.6秒も追走した併走馬に同入できているのも好感が持てます。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。


コントレイル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りは栗東CWで意欲的な調教が行われる傾向があります。
また、併せ馬で実戦を意識した調教が多く、併走馬にはいつも先着しています。
今走も相手問わず遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的速い時計が出る傾向がありますが、栗東CWで6F80秒台の時計が出るようなら、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走はジャパンカップでアーモンドアイに敗れて2着でしたが、その前はディープインパクト以来の無敗の三冠を達成して7連勝を決めています。
実力馬が揃った前走で2着したのはかなり優秀で、能力は古馬になってもトップクラスです。
今走は休養明けにはなりますが、距離適性も問題ないですし、仕上がり万全なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(2着)

11/18 栗CW良 強め
81.8 66.3 51.4 38.0 12.1 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた2歳1勝のバスラットレオンと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:大阪杯

3/24 栗CW良 馬なり
78.7 63.3 49.7 37.2 12.5 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のテンカハルと併せて、外を1.0秒追走して1.1秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、絶好の動きで全体時計は自己ベストを大きく更新。
直線も若干失速したとはいえ、終い12.5秒なら優秀です。
併走馬も大きく突き放していますし、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(2着)

11/25 栗坂良 馬なり
53.3 38.7 24.7 12.2

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:大阪杯

3/31 栗坂良 馬なり
50.6 37.2 24.5 12.3

今週も馬なり調教でしたが、坂路コースでも自己ベストを更新。
直線は若干失速しましたが、12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
先週も絶好の動きを見せていましたし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


サリオス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、水曜・木曜追いは基本的に併せ馬で気合付けをしています。
併走馬にはいつもは同入または先着しているので、今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で調整されており、ここの動きが本番でも反映されています。

特に好時計を出す一週前追い切りの動きには注目です。
毎回文句なしのデキで、前々走は初古馬相手に3馬身差をつける圧勝を決めています。
前走もG1レースでしたが、勝ち馬とはそんな差はないですし、5着なら優秀です。
2000mも実績がありますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルCS(5着)

11/12 美南W良 一杯
82.4 66.8 52.6 38.8 12.8 [7]

一杯に追われた古馬3勝のセントレオナードと併せて、外を0.8秒先行して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:大阪杯

3/25 美南W良 強め
65.2 50.7 37.6 12.0 [6]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のカフェクラウンと併せて、内を1.2秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われましたが、力強い動きで直線は12.0秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着し、全体時計も優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルCS(5着)

11/18 美南W良 強め
65.0 50.3 36.8 12.9 [3]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のセントレオナードと併せて、内を0.8秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:大阪杯

4/1 美南W良 馬なり
84.4 68.6 52.5 38.5 12.3 [5]

馬なりに追われた古馬3勝のカフェクラウンと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、引き続き軽快な動きで終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、長めにやれているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


レイパパレ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
併せ馬で気合付けをすることが多く、レース直前ではしっかり先着しています。
今走も併せ馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

まだキャリアは浅いですが、現在無敗で5連勝中です。
ひとレースごとに力をつけていますし、前走は初重賞でも2着に1馬身以上差をつけて快勝しています。
今走も折り合い面と直線の伸び脚はチェックしておきましょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャレンジカップ(1着)

11/26 栗坂良 一杯
53.3 39.4 25.8 12.6

一杯に追われた古馬1勝のカーテンコールと併せて、0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:大阪杯

3/24 栗坂良 強め
55.5 40.2 25.8 12.6

一杯に追われた3歳1勝のタイセイポジションと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われた割に全体時計は平凡でしたが、直線は12.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
一週前追い切りで2本目と乗り込みは少ないですが、軽快なフットワークで引き続き好調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チャレンジカップ(1着)

12/2 栗坂良 強め
53.6 39.1 25.3 12.7

今回の最終追い切り:大阪杯

3/31 栗坂良 一杯
52.9 39.0 25.3 12.4

今週はビッシリ追われましたが、力強いフットワークで自己ベストと同等の時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
前走時以上良い動きで、ひと追いごとに状態は良化しています。
折り合いもついていますし、最終追い切りで仕上がったとみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。