日経新春杯2020 追い切り情報

日経新春杯2020 追い切り情報

日経新春杯2020 追い切り情報


1月19日(日)京都芝2400m

アフリカンゴールド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CW中心に乗り込まれています。
一週前追い切りと最終追い切りは6F追いができていますが、菊花賞時のように短く追われているレースではあまり結果を残せていません。
特に最終追い切りの動きは要チェックですよ。

また、レース間隔が短いときは、馬なり中心に乗り込まれていますが、しっかり結果は出ていますし、状態キープなら押さえておくのが良いでしょう。
逆にレース間隔が空いている時は、一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に調整されているので、追われていなければ注意が必要です。
ビッシリ追われて6F81秒台なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(3着)

10/24 栗CW重 馬なり
81.3 65.8 51.4 38.5 12.4 [9]

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/10 栗CW稍 強め
80.7 64.2 50.7 37.8 11.8 [7]

一週前追い切りで2本目の調整。
12月31日には一杯に追われ、全体時計81.1秒の好時計をマーク。
今週はその時計を更に上回る動きで、ラストも力強い伸び脚を見せています。
追われてからの反応も抜群で、2週連続で意欲的にやれているのも好感が持てます。
折り合いもついており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(3着)

10/30 栗CW稍 馬なり
84.4 68.5 54.0 39.9 11.9 [9]

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/16 栗CW良 一杯
80.9 65.3 51.7 38.5 12.1 [8]

先週に続いて今週もビッシリ追われ、全体時計80秒台の好時計をマーク。
切れのあるフットワークでラストの伸び脚も鋭く、引き続き反応は良好です。
落ち着きもありますし、休養明けでも前走時以上に良い動きを見せています。
しっかり加速ラップを刻んでいますし、仕上がりは万全です。


サトノガーネット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかに意欲的な調整が行われています。
強めに追われる時は、併せ馬で気合い付けをすることが多く、併走馬に遅れをとっているなら注意が必要です。
傾向として、一週前追い切りに強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整している方が成績は良好です。

最終追い切りでも強めに追われている場合は、まだ仕上がり途上という可能性があるので過信は禁物です。
実戦を意識した調整で折り合いがついて、ラストも12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中日新聞杯(1着)

11/29 栗坂良 馬なり
52.6 38.3 24.8 12.5

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/10 栗CW稍 馬なり
87.2 70.1 54.0 40.0 12.5 [5]

前走と同様に、一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めに調整されましたが、行きっぷりは抜群で自己ベストを更新。
引き続き動きは軽快で、ラストも12.5秒の力強い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んでおり、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中日新聞杯(1着)

12/4 栗坂良 強め
53.4 38.7 25.0 12.3

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/16 栗坂良 一杯
55.0 39.4 25.3 12.7

強めに追われた3歳1勝のクレパトと併せて、0.5秒追走して0.2秒先着しました。
先週に続いて今週も坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
最終追い切りは意欲的に追われましたが、全体時計は平凡で、失速ラップなのも気になります。
ただ、動きは軽快ですし、ラストは12秒台の好時計で格下の併走馬を圧倒。
少し注意が必要ではありますが、デキは良さそうです。


レッドジェニアル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りは強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整される傾向があります。
そのため、実戦を意識した調教が行われる一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
強めに追われて終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

また、いつもは加速ラップを刻んだ調整なので、失速ラップなら注意が必要です。
近走は不振が続きますが、調教でも動きは良くなっています。
レース間隔を空けた今走は、万全に態勢が整えば軽視禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(6着)

10/9 栗坂良 強め
54.6 39.5 25.3 12.3

一杯に追われた古馬2勝のギルマと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/9 栗CW重 強め
85.1 67.9 53.4 38.9 12.6 [7]

馬なりに追われた新馬のショウナンラオウと併せて、内を0.2秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは武豊騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
全体時計は平凡でしたが、追われた反応は良好。
重馬場で終い12秒台の時計が出ていれば優秀です。
最終追い切りで落ち着きが出れば楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(6着)

10/17 栗CW良 馬なり
88.8 71.3 55.3 40.5 12.2 [7]

強めに追われた古馬1勝のクリノオウジャと併せて、内を0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/16 栗CW良 馬なり
84.1 68.6 54.1 40.2 12.5 [4]

先週強めに追われた分、今週はサッと流した程度。
引き続きテンションが高いのは気がかりですが、行きっぷりは良好で終い12.5秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計もこの馬なりに優秀で、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量は申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。
前走時と比べても良化は見られるので、今走もスタートが上手くいけば可能性は十分です。


レッドレオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的に併せ馬。
一週前追い切りは軽めに調整されていますが、最終追い切りでいつもはビッシリ追われています。
併せ馬には遅れをとることはありますが、結果は出ていますので特に心配はいりません。

ラストがしっかり伸びていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
前走は約半年ぶりの出走で、+12キロとやや重めでしたが、2着に0.1秒差をつけて快勝。
間隔を空けた今走も馬体が締まれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:比叡ステークス(1着)

11/6 栗CW良 馬なり
87.4 70.4 54.7 40.4 12.2 [8]

強めに追われた古馬2勝のザクイーンと併せて、外を0.6秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/9 栗CW重 馬なり
87.4 70.5 54.1 39.8 11.7 [8]

馬なりに追われたオープン馬のグローブシアターと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
今週は普段と同様に軽めの調整。
全体時計は平凡ですが、行きっぷりは良好で終い11.7秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:比叡ステークス(1着)

11/13 栗坂良 強め
52.8 38.8 25.4 12.8

馬なり追われた2歳未勝利のアイアンバローズと併せて、1.2秒追走して0.1秒遅れました。
最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/16 栗坂良 一杯
54.5 39.3 25.1 12.2

馬なりに追われた3歳未勝利のスマートアリエルと併せて、0.8秒追走して0.1秒遅れました。
最終追い切りは北村友一騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は坂路で一杯に追われ、終い12.2秒の力強い伸び脚を見せています。
追われてからの反応は良好ですが、格下の併走馬に遅れたのは気がかりです。
ただ、折り合いはついていますし、仕上がりはまずまずといったところでしょう。


ロードヴァンドール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

毎回強めに追われ、レース間隔が短くても一杯に追われています。
近走は特に意欲的に追われていますが、不振が続いています。
過去の傾向を見てみると、馬なり調教をある程度挟んでいる方が成績は若干良さそうです。

今走も一杯一杯に追われているようなら注意が必要ですね。
また、併せ馬で気合い付けをすることもありますが、遅れているレースではあまり結果は出ていません。
併走馬にしっかり先着できているかどうかも要チェックですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中日新聞杯(13着)

11/27 栗坂良 強め
54.6 39.6 25.7 13.0

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/9 栗CW重 一杯
81.4 65.7 51.4 38.2 12.4 [9]

馬なりに追われた古馬2勝のイーサンパンサーと併せて、外を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは太宰騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週はウッドチップコースで一杯に追われています。
前走時と比べても時計は優秀で、重馬場でこの時計ならこの馬なりに良好です。
ラストも力強く伸びていますし、格下の併走馬にしっかり追走同入。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、前走よりも上積みが見込めます。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中日新聞杯(13着)

12/4 栗CW良 一杯
83.0 67.1 52.7 39.5 12.6 [9]

最終追い切りは太宰騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/16 栗CW良 一杯
81.6 65.8 51.6 38.2 12.4 [8]

先週に続いて、最終追い切りも太宰騎手が騎乗しての調教です。
最終追い切りで5本目の調整ですが、5本とも意欲的に追われています。
今週もビッシリ追われ、直線は鋭い伸び脚。
全体時計も優秀で、前走よりも良化が見られます。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

 

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

 

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

 

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

 

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

 

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

 

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。