新潟記念2021 追い切り情報

新潟記念2021 追い切り情報

新潟記念2021 追い切り情報


9月5日(日)新潟芝2000m

ギベオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで馬なり中心に追われ、一週前追い切りか最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には遅れることもありますが、結果は出ていないので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
比較的時計は出るタイプの馬で、一杯に追われて終い12秒前後の時計を出すことが多いです。

いつも折り合いはついていますし、力強い伸び脚を見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走はG1安田記念で9着に敗れましたが、金鯱賞では見事快勝しています。
正直年齢的にも衰えを感じますが、直線の長いコースは得意ですし、相手関係も楽になる今走は仕上がり万全なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(9着)

5/26 栗CW良 一杯
81.3 66.6 51.7 37.6 11.4 [9]

一週前追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/25 栗CW良 強め
82.5 65.9 51.0 37.2 11.5 [7]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のコラルノクターンと併せて、内を0.7秒追走して1.0秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、直線は11.5秒の猛時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、併走馬にも大きく突き放す内容で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(9着)

6/2 栗CW良 馬なり
64.7 50.2 37.0 11.9 [5]

最終追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:新潟記念

9/1 栗CW良 強め
85.6 67.8 52.4 38.5 12.2 [7]

今週も終い重点に追われ、ラストは12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
先週は良い動きを見せていましたし、乗り込みも十分で、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ザダル 追い切り評価: A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、水曜追いはウッドチップコースで調整されることが多いです。
攻めの調教では併せ馬が多く、いつもはしっかり同入しているので併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
ラストで失速することはありますが、時計が出ていれば特に心配はいりません。

乗り込み量は毎回6本程度で、4F52秒台の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は重賞でも安定した成績を残していて、前走のエプソムカップでは見事快勝しています。
長期休養明けの前走をあっさり勝利し、ひと叩きしてさらに良化が見込める今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(1着)

6/3 美南W良 強め
80.3 66.0 50.6 35.9 11.8 [6]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のソーヴァリアントと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 美南W良 馬なり
80.7 65.7 51.6 36.8 11.5 [6]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のトゥルーアートと併せて、内を0.7秒追走して0.4秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストに近い時計をマーク。
直線11.5秒の鋭い伸び脚で、併走にもあっさり先着しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(1着)

6/9 美南W稍 強め
51.4 37.5 12.0 [6]

最終追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のソーヴァリアントと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:新潟記念

9/1 美南W重 馬なり
85.9 69.3 52.8 37.8 11.7 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のトゥルーアートと併せて、内を0.3秒追走して0.4秒先着しました。
今週もサッと流す程度の調教でしたが、加速すると直線は11.7秒の好時計をマーク。
先週は自己ベストを更新していますし、2週連続で終い11秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


トーセンスーリヤ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
一週前追い切りか最終追い切りは意欲的に追われることもありますが、直線の伸びを確かめる内容が多いです。
比較的攻めは動くタイプの馬で、馬なりでも4F50秒台の時計が出ていれば優秀です。

折り合いもついていて、ラストも12秒台の時計なら問題なら、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
ひとレース毎に状態は良化していて、新潟大賞典で4着に好走すると、続く前走の函館記念では2着に3馬身差をつける圧勝を決めています。
新潟コースは得意舞台ですし、叩いた上積みが見込める今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館記念(1着)

7/7 美南W稍 馬なり
65.6 50.5 37.3 12.3 [7]

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 美南W良 一杯
64.3 49.9 36.4 11.7 [6]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われる内容でしたが、絶好の動きで自己ベストと同等の時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.7秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館記念(1着)

7/14 函館ダ良 一杯
84.2 68.2 53.4 38.8 12.2 [6]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:新潟記念

9/1 美南W重 強め
69.5 54.3 39.1 11.3 [6]

今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは11.3秒の猛時計をマーク。
ひと追い毎に状態は良化しており、馬場状態も考えると時計はかなり優秀です。
3週連続で終い11秒台の好時計を叩き出していますし、態勢は整ったと見て良いでしょう。


リアアメリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りに、併せ馬で気合付けをしています。
攻めの調教もレース直前で行われ、直線強めに追われることが多いです。
レース本番にも反映される一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

全体時計は優秀で、栗東CW6F81秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ラストもしっかり伸びる馬で、直線が11秒台なら普段通りです。
近走は不振が続いており、昨年秋のローズS以降結果を残せていません。
今走は相手関係が楽になるので、G3でどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(13着)

5/6 栗坂稍 馬なり
54.8 39.1 24.7 12.2

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 栗CW良 強め
81.4 65.8 51.0 37.0 11.4 [8]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のフローリンと併せて、内を0.5秒追走して1.3秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で併走馬を楽に圧倒。
直線も11.4秒の鋭い伸び脚で、全体時計もかなり優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(13着)

5/12 栗坂良 一杯
51.4 37.4 24.6 12.5

今回の最終追い切り:新潟記念

9/1 栗CW良 馬なり
56.7 41.0 11.9 [9]

先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
引き続き抜群の行きっぷりで、加速すると直線は11.9秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、3週連続で終い11秒台と絶好の動きを見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。