日本ダービー2021 追い切り情報

日本ダービー2021 追い切り情報

日本ダービー2021 追い切り情報


5月30日(日)東京芝2400m

エフフォーリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
ウッドチップコースで追われ、併走馬にはしっかり先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
馬なりでも直線の伸びは良好で、毎回終い12秒台の時計を叩き出しています。

折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走の皐月賞でも2着に3馬身差をつける圧勝で、無敗の4連勝を決めています。
重賞レースでも圧倒的な力差を見せており、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(1着)

4/7 美南W良 馬なり
65.8 51.5 38.4 12.7 [7]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のマイネルミュトスと併せて、内を0.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/19 美南W稍 馬なり
69.0 53.7 39.2 12.0 [7]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のレッドルーベンスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
いつも通りの馬なり調教でしたが、加速すると直線は12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、稍重でも直線の伸びは優秀で、しっかり加速ラップを刻んでいるの好感が持てます。
引き続きフットワークは軽快で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(1着)

4/14 美南W稍 馬なり
69.0 54.1 39.7 12.4 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のクロパラントゥと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/26 美南W良 強め
66.3 51.2 38.3 11.9 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のヴィアメントと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、このひと追いで態勢は整ったとみて良いでしょう。


サトノレイナス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に調整が行われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には同入か先着することが多いです。
ただ、遅れても結果は出ているので、動いていればそこまで心配する必要はないでしょう。

馬なり調教でも直線の伸びは鋭く、終い12秒台の時計を出すことが多いです。
全体時計も優秀ですし、いつも通り折り合いがついていて、好時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
阪神JFではハナ差、桜花賞ではクビ差と惜しいレースが続きますが、G1でも安定した成績を残しており、能力はこのメンバーでもトップクラスです。
距離延長がどうかという不安材料はありますが、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(2着)

3/31 美南W良 強め
64.4 49.9 36.1 11.7 [2]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のミエノムガールと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/19 美南W稍 馬なり
64.2 49.1 35.9 11.8 [3]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のセリユーズと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今走も馬なりに中心に乗り込まれ、一週前追い切りで9本目の調教です。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週は絶好の動きで自己ベストを更新。
直線も11.8秒の力強い伸び脚で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(2着)

4/7 美南W良 馬なり
68.6 53.5 39.9 13.0 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のダイワクンナナと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/26 美南W良 馬なり
84.3 67.8 53.0 39.3 12.8 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のセリユーズと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒遅れました。
今週もサッと流す程度の調教でしたが、軽快な動きで直線は12.8秒の好時計をマーク。
併走馬には遅れましたが、それ以上に追走してのものですし、長めにやれているのも好感が持てます。
折り合いもついており、仕上がりは万全です。


シャフリヤール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調整ですが、最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には同入、先着が多いです。
今走も格上でも併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

全体時計は速い数字を出す馬ではありませんが、直線は12秒台の鋭い伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んで、直線で好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G3共同通信杯を3着に敗れましたが、続く前走のG3毎日杯では見事快勝しています。
今走は相手のレベルが上がりますが、レース毎に力はつけていますし、更に成長が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日杯(1着)

3/17 栗CW良 強め
67.7 52.7 38.4 12.0 [4]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のハッピーオーサムと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 栗CW稍 強め
83.5 67.5 51.5 37.5 11.7 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサトノシリウスと併せて、内を1.3秒追走して0.3秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で直線は11.7秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬も楽に圧倒しています。
先週は自己ベストを更新していましたし、しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日杯(1着)

3/24 栗坂良 馬なり
54.6 39.5 25.4 12.5

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/26 栗坂良 馬なり
54.4 39.7 25.4 12.1

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサトノシリウスと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調教でしたが、前走時以上に良い動きを見せています。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ディープモンスター 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われています。
水曜追いは栗東CWで追われ、併せ馬で気合付けを行うことが多いです。
併走馬には遅れることもありますが、かなり追走してのものであれば特に心配はいらないでしょう。

比較的早い時計を出す馬で、直線も毎回鋭い伸び脚を見せています。
今走も楽に好時計を出して、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走の皐月賞では7着に敗れましたが、外を回されたロスもありましたし、2着とならそこまで差はありません。
距離延長はプラス材料ですし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(7着)

4/8 栗CW良 一杯
79.0 64.0 49.4 36.4 11.8 [7]

一週前追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のソウルラッシュと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 栗CW稍 強め
81.7 67.0 52.1 38.1 11.7 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のトーセンアランと併せて、内を1.2秒追走してクビ差遅れました。
いつも通り今週は意欲的な内容で、強めに追われると直線は11.7秒の好時計をマーク。
併走馬に遅れたのは気がかりですが、折り合いもついており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(7着)

4/14 栗坂稍 強め
54.6 39.3 25.1 12.5

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/26 栗坂良 馬なり
52.9 38.7 25.1 12.3

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアイスバブルと併せて、0.3秒追走して0.4秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
抜群の行きっぷりで一杯に追う併走馬にも楽に先着しています。
折り合いもスムーズで、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。


ワンダフルタウン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていますが、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調整が行われています。
全体時計はそこまで速い時計を出す馬ではないですが、栗東CWでは直線で11秒台の時計を出すことが多いです。
レース直前は併走馬にも先着できていますし、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

最終追い切りは失速する傾向はありますが、結果は出ていますし、しっかり動けていれば特に心配はいらないでしょう。
2走前のG3京都2歳ステークスでは、上がり最速を出して見事快勝しており、続く前走のG2青葉賞でも力強い走りで見事快勝しています。
ひとレース毎に力をつけており、同じ舞台の前走で好走しているのはプラス材料です。
今走は相手のレベルは上がりますが、距離適性も問題ないですし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:青葉賞(1着)

4/21 栗CW良 一杯
78.8 63.9 50.2 37.8 12.4 [8]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/19 栗坂稍 馬なり
53.4 39.0 25.0 12.4

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のエルブルスシチーと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週は馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
一週前追い切りで馬なりに追われるのは珍しいですが、しっかり加速ラップを刻んだ調整で、全体時計も優秀です。
併走馬にもあっさり先着していますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:青葉賞(1着)

4/28 栗坂良 馬なり
53.7 39.4 25.6 12.4

強めに追われた3歳未勝利のソアリングギフトと併せて、0.9秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/26 栗CW良 一杯
79.9 64.5 50.3 37.4 12.0 [8]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のロードセッションと併せて、内を0.9秒追走して0.8秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われると絶好の動きで6F80秒を切る猛時計をマーク。
直線も12.0秒の力強い伸び脚で、併走馬を大きく突き放しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。