NHKマイルカップ2021 追い切り情報

NHKマイルカップ2021 追い切り情報

NHKマイルカップ2021 追い切り情報


5月9日(日)東京芝1600m

グレナディアガーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、栗東CWで追われることが多いです。
併走馬には遅れをとることもありますが、しっかり結果は出ていますので、最終追い切りで先着していれば特に心配はいらないでしょう。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なり調教でも終い11秒台を出すことが多いです。
折り合いもスムーズで、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2走前はG1朝日杯FSを快勝しており、マイル適性は問題ないです。
前走は久々でも2着には好走できていますし、ひと叩きして上積みが見込める今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファルコンステークス(2着)

3/11 栗CW良 馬なり
81.6 65.9 51.3 37.8 11.9 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のヴァリアメンテと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗芝不 馬なり
83.7 66.3 51.1 37.2 11.6 [4]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のロードシャムロックと併せて、内を0.3秒追走して0.6秒先着しました。
今週は時計の出やすい芝コースでしたが、馬なりでも抜群の動きで加速するとしまい11.6秒の好時計をマーク。
自己ベストを大きく更新する走りで、併走馬も楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ファルコンステークス(2着)

3/17 栗坂良 馬なり
55.7 40.9 26.4 12.6

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のフェアレストアイルと併せて、1.9秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/5 栗坂良 馬なり
54.9 39.3 25.3 12.2

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のロードシャムロックと併せて、0.8秒追走同入しました。
今週も軽めの調整でしたが、抜群のいきっぷりで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


シュネルマイスター 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われています。
水曜追いは美浦南Wで追われ、併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、レース直前ではしっかり同入・先着出来ているので、一週前追い切りか最終追い切りで遅れていなければ心配はいらないです。

また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があるので、好時計を出すようなら要チェックですよ。
直線はそこまで目立った時計は出ませんが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は初重賞でしたが、ホープフルSを制したダノンザキッドに勝って2着に好走しています。
重賞レースでも能力は十分通用しましたし、叩いた上積みも見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:弥生賞(2着)

2/24 美南W良 強め
68.0 52.7 38.5 12.6 [6]

強めに追われた古馬1勝のベストマジックと併せて、内を1.2秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/28 美南W良 一杯
63.5 50.3 37.1 12.6 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のムスコローソと併せて、内を1.6秒追走して0.6秒先着しました。
今週は実戦を意識した内容で、全体時計は自己ベストを2秒以上更新。
直線は若干失速しましたが、追われた反応も良好で、終い12秒台の好時計を叩き出しています。
併走馬にもあっさり先着しており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:弥生賞(2着)

3/3 美南W重 馬なり
67.3 51.6 37.9 12.3 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のジュニパーベリーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/5 美南W良 馬なり
66.5 51.7 38.1 12.1 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のロークアルルージュと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに調整されています。
引き続き軽快なフットワークで、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着していますし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。


バスラットレオン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは実戦を意識した内容が多いです。
意欲的に追われて併せ馬で気合付けをしているので、好時計を出す傾向があります。
直線の伸びも毎回鋭く、今走も意欲的に追われて好時計を出すようなら仕上がりは良好と見て良いでしょう。

若干失速することもありますが、結果は出ているので大きく失速していなければ心配はいらないです。
併走馬には遅れた時に敗れているので、今走も遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
重賞でも安定した成績を残していますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー(1着)

3/31 栗坂良 馬なり
52.9 38.4 25.2 12.4

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のハイモビリティと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/28 栗坂良 一杯
50.5 36.5 24.1 12.2

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で自己ベストを大きく更新。
直線も若干失速しましたが、普段通りの傾向ですし、終い12.2秒の時計なら優秀です。
しっかり負荷をかけた調整ができていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー(1着)

4/7 栗坂良 強め
53.5 39.0 25.1 12.3

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/5 栗坂良 馬なり
56.6 41.2 26.6 12.6

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
この馬も先週にビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡ですが、抜群のいきっぷりで終い12.6秒の好時計をマーク。
先週は失速していましたが、今週はしっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。


ホウオウアマゾン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われて、実戦を意識した調整が行われているので注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではないので、全体時計は平凡ですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

朝日杯FSでは直線の反応がイマイチで9着に敗れましたが、前走のアーリントンカップでは2着に1馬身以上差をつけて圧勝をしています。
ひとレース毎に力をつけており、昨年よりも確実にパワーアップをしています。
今走は相手のレベルが上がりますが、前回敗れたG1でどこまでやれるか楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アーリントンカップ(1着)

4/7 栗CW稍 一杯
81.8 65.6 51.1 37.9 12.0 [6]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のラインオブダンスと併せて、内を0.3秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗CW不 一杯
95.2 78.9 63.7 50.1 37.7 12.7 [6]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのエントシャイデンと併せて、内を0.4秒追走してクビ差先着しました。
一週前追い切りで一本目の調整でしたが、ビッシリ追われて絶好の動きを見せています。
長めにやれているのも好感持てますし、6F時計は自己ベストを約3秒も更新しています。
直線は若干失速しましたが、併走馬にはしっかり先着しており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アーリントンカップ(1着)

4/14 栗坂稍 強め
54.6 39.2 24.9 12.2

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のユイノザッパーと併せて、0.4秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/5 栗坂良 馬なり
53.6 38.8 25.0 12.4

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、馬なりでも自己ベスト近い好時計を叩き出しています。
フットワークも軽快で、加速すると直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。


ルークズネスト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われています。
一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで意欲的に追われることが多く、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
直線はいつも鋭い伸び脚を見せていて、終い12秒台の時計ならこの馬なりに優秀です。

また、直線で失速しているレースでは好走率が下がるので、失速ラップを刻むようなら注意が必要ですよ。
折り合いもスムーズで、ラストもしっかり伸びていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2走前のシンザン記念では2着に敗れましたが、続く前走のファルコンSでは、グレナディアガーズとの追い比べを制して快勝しています。
今走はひと叩きした上積みも見込めますし、昇級戦でも仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファルコンステークス(1着)

3/10 栗CW良 一杯
79.4 64.2 50.3 37.4 12.4 [5]

一週前追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/28 栗CW良 一杯
78.1 62.9 49.3 36.7 11.9 [5]

一週前追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると、絶好の動きで終い11.9秒の猛時計をマーク。
全体時計もかなり優秀で、自己ベストを大きく更新しています。
折り合いもついており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ファルコンステークス(1着)

3/17 栗CW良 馬なり
83.4 67.4 52.3 38.3 12.3 [5]

最終追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/5 栗CW良 馬なり
82.5 67.1 53.1 39.7 12.6 [7]

最終追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
軽快な動きで、直線は12.6秒の好時計をマーク。
前走時以上に良い動きで、全体時計も優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。