中山牝馬ステークス2022 追い切り情報

中山牝馬ステークス2022 追い切り情報

中山牝馬ステークス2022 追い切り情報

3月12日(土)中山芝1800m

テルツェット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
また、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いので、一週前追い切りの動きには注目ですよ!
併走馬にはいつも同入できていますし、今走も遅れるようなら注意が必要です。

攻めは動くタイプの馬ではありませんが、しっかり加速ラップを刻んでいれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、前々走のG3クイーンステークスではクビ差で勝利しています。
G1では厳しいようには感じますが、G3レベルなら通用すると思いますので、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エリザベス女王杯(11着)

11/3 美南W良 一杯
85.9 69.1 53.5 38.4 11.7 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のフリューゲルホルンと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/2 美南W良 強め
70.1 53.6 38.6 11.5 [4]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた障害オープンのオジュウチョウサンと併せて、外を0.5秒先行同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エリザベス女王杯(11着)

11/10 美南W稍 馬なり
71.3 55.6 40.5 12.5 [9]

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/9 美南W良 馬なり
69.5 54.4 39.6 12.5 [6]

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡ですが、前走時以上の時計でこの馬なりに上々です。
折り合いはついていますし、仕上がりは良好です。


フェアリーポルカ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

レース直前は栗東CWでの調整が多く、併せ馬で気合い付けする傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは、比較的意欲的に追われています。
直線で失速する傾向はありますが、全体時計が速い時の好走率は高いです。

一週前追い切りや最終追い切りの動きがレース本番でもそのまま反映される傾向にあるので、ビッシリ追われる最終追い切りの動きは要チェックですよ。
近走は不振が続きますが、G3では安定した成績を残しています。
当レースは昨年制した舞台ですし、今走も良化が見込めるようなら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ターコイズステークス(4着)

12/8 栗CW重 一杯
81.4 66.6 52.6 38.0 11.9 [6]

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/2 栗CW稍 馬なり
97.6 81.6 66.5 51.8 37.1 11.9 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のジュリエットパールと併せて、内を2.5秒追走して0.3秒遅れました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ターコイズステークス(4着)

12/15 栗坂良 強め
55.4 39.4 25.1 12.3

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/9 栗坂良 馬なり
54.0 38.7 24.8 12.4

調教を再開してから2週連続で馬なりに追われています。
先週は長めに追われ、楽に好時計をマーク。
併走馬には遅れましたが、余裕がありましたし、かなり追走してのものなので特に心配はいらないです。
最終追い切りも引き続き軽快なフットワークで、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


ルビーカサブランカ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは併せ馬で意欲的に追われる傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているのでそこまで気にする必要はなさそうです。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で12秒台の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけており、前走は初重賞のG3愛知杯で見事快勝しています。
それまでも3勝クラスとはいえ、安定した成績を残していますし、さらに良化が見込めるようなら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:愛知杯(1着)

1/4 栗坂良 一杯
52.0 38.0 25.4 13.4

一杯に追われた3歳未勝利のルクスレジーナと併せて、0.2秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/2 栗CW稍 一杯
85.9 69.8 54.3 38.4 11.3 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:愛知杯(1着)

1/12 栗CW稍 馬なり
84.6 67.7 51.8 36.6 11.2 [5]

最終追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のサトノアヴァロンと併せて、内を0.2秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/9 栗坂良 馬なり
53.7 38.9 24.7 12.2

最終追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳オープンのプルパレイと併せて、1.1秒先行してアタマ差遅れました。
先週はビッシリ追われて、終い11.2秒の猛時計をマーク。
軽めに追われた最終追い切りは、併走馬に遅れを取りましたが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。