武蔵野ステークス2020 追い切り情報

武蔵野ステークス2020 追い切り情報

武蔵野ステークス2020 追い切り情報


11月14日(土)東京ダート1600m

オメガレインボー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
また、併せ馬で気合付けをすることが多いですが、併走馬に遅れているレースでは成績が悪いので注意が必要です。
比較的攻めは動くタイプの馬で、ウッドチップなら一杯に追われて、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ただ、坂路ではそこまで速い時計は出さない傾向があります。
直線は13秒台も多いですが、折り合いがついていれば問題はないでしょう。
昨年から徐々に調子を上げてきて、前走は3勝クラスを昇級戦で見事快勝しています。
ひと叩きして更に上積みも見込めますし、初重賞となる今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:神無月ステークス(1着)

9/30 栗坂良 強め
52.8 39.3 26.3 13.1

一杯に追われた2歳1勝のジャンカズマと併せて、0.1秒先行して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/5 栗坂良 馬なり
52.4 38.4 25.0 12.6

馬なりに追われた新馬のオメガセイレーンと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計をマーク。
ラストは失速したとはいえ、坂路コースで終い12秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、引き続き好調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:神無月ステークス(1着)

10/7 栗CW良 一杯
81.9 66.4 51.4 37.6 12.1 [7]

最終追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のエヴァジョーネと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/11 栗坂良 強め
52.0 38.1 25.3 13.1

一杯に追われた古馬オープンのワンダーリーデルと併せて、0.3秒先行してクビ差遅れました。
今週は強めに追われましたが、ラストは13.1秒と伸びはイマイチです。
全体時計は悪くないですが、併走馬に遅れているのも気になります。
前走時と比べても動きは硬いように感じますし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


ケンシンコウ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースを中心に乗り込まれ、最終追い切りは意欲的に調整される傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、格下相手でも先行同入や遅れることが多いです。
攻め動くタイプの馬では無いですが、上手く噛み合えば実戦で力を発揮するような難しいタイプですね。

2走前も最終追い切りで失速ラップだったものの、G3ユニコーン Sで3着に好走しています。
続く前走も強めに追われてラストは13秒と伸びはイマイチでしたが、見事重賞初制覇を達成。
近走は落ち着きが出てきましたし、失速ラップでも動いていれば要チェックです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:レパードステークス(1着)

7/29 美坂稍 馬なり
55.2 40.2 26.4 13.2

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/4 美坂良 強め
53.6 39.1 26.1 13.6

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
今週は強めに追われて、時計は平凡ですが、攻めは動かないタイプの馬なので特に問題はないです。
この馬なりに時計は悪くないですし、最終追い切りでも好調なら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:レパードステークス(1着)

8/5 美坂良 強め
53.1 38.5 25.2 13.0

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のワルツフォーランと併せて、0.1秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/11 美坂良 強め
51.9 38.5 26.0 13.6

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
今週は強めに追われると、力強いフットワークで全体時計は51秒台の時計を叩き出しています。
直線は13.6秒と微妙ですが、元々実践タイプの馬なので失速ラップは問題ないです。
むしろ全体時計で51秒台の時計が出ているのは好感が持てますし、久々でも仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


サンライズノヴァ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜か木曜追いは基本的に強めの調教をしていますが、間隔が短くても最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が行われています。
最終追い切りで併走馬にしっかり先着しているなら仕上がり良好と見て良いでしょう。
また、攻め動くタイプの馬なので、全体時計は出ますが、時計的にラストは遅くなる傾向があります。

抑えてのものなのか、ただ伸びなかっただけなのかはチェックする必要がありますね。
G1になると少し能力は劣りますが、直線の長いコース適性は抜群です。
近走は重賞でも安定した成績を残していますし、得意の舞台なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(4着)

10/1 栗坂良 一杯
53.3 38.7 25.1 12.6

馬なりに追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/4 栗坂良 馬なり
52.5 37.7 24.6 12.4

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のイメルと併せて、0.1秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調整ですが、抜群の行きっぷりで前走時以上に良い動きを見せています。
直線の伸びも鋭く、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(4着)

10/7 栗坂良 一杯
52.9 38.6 25.0 12.6

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、アタマ差遅れました。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/11 栗坂良 馬なり
51.3 37.6 24.8 12.8

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのインディチャンプと併せて、0.3秒先行して0.2秒遅れました。
今週も馬なり調教でしたが、全体時計は51秒台の好時計をマーク。
いつも通りラストは失速していますが、反応は良くなっていますし、終い12.8秒なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


タイムフライヤー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは、騎手騎乗で併せ馬をすることが多いです。
また、攻め動くタイプの馬で、比較的速い時計を出す傾向があります。
そのため、時計だけで判断するのはおすすめしません。

3歳になってからは切れがなくなっていましたが、ダートに転向して徐々に力をつけています。
近走は攻め強化されて更に動きは良くなっていますし、前走はエルムSで2着2馬身差をつける圧勝です。
当レースは昨年2着した舞台で、得意のコースなら今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エルムステークス(1着)

8/1 札幌ダ良 馬なり
81.8 67.2 52.8 39.4 13.0 [7]

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/4 栗CW良 馬なり
80.8 64.6 50.4 37.4 11.9 [5]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
攻め動くタイプの馬ではありますが、今週は馬なりで6F80.8秒の好時計をマーク。
直線も加速すると、11秒台の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エルムステークス(1着)

8/5 札幌ダ重 馬なり
73.4 56.9 41.3 12.6 [8]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/10 栗CW良 馬なり
85.7 69.1 53.8 38.9 12.2 [9]

今週も馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのは好感が持てます。
先週も絶好の動きを見せていましたし、2週続けて直線の伸びは良好です。
乗り込み量も申し分なく、態勢と整ったと考えて良いでしょう。


デュードヴァン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りか最終追い切りで、終い重点に追われる傾向があります。
また、プール調教を併用していますが、まだ若いので心配はいりません。
美浦南Wなら強めに追われて終い12秒台前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
アーリントンCでは11着に敗れましたが、ダートでは5戦走って連対を外したのが前走のレパードステークス(4着)のみです。
前走は距離が長かったですし、得意のマイルに戻る今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:レパードステークス(4着)

7/29 美南W稍 強め
68.5 53.7 39.7 13.7 [5]

馬なりに追われた古馬3勝のブランクエンドと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒遅れました。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/4 美南W稍 強め
83.5 67.8 53.8 39.3 13.0 [5]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のミライオーと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で併走馬を楽に先着しています。
強めに追われた割りに13秒と時計は平凡ですが、時計以上に動きは良好です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:レパードステークス(4着)

8/5 美南W良 馬なり
67.0 52.4 38.2 12.4 [4]

馬なりに追われた3歳未勝利のグレイトムーンと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/11 美南W良 馬なり
67.5 53.2 40.1 13.0 [6]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のミライオーと併せて、外を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、力強いフットワークで併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、久々でも動きは良好です。
乗り込み量も十分で、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


モズアスコット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調教が行われています。
馬なり主体の調教ですが、最終追い切りに強めの調教が行われることが多いです。
比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、調教でも好時計を出している時はその動きが本番でも反映されています。

そのため、強めに追われる最終追い切りで速い時計を出すようなら、押さえておくのが良いでしょう。
また、最終追い切りでは併せ馬をすることが多く、普段通り鋭い伸び脚で追走先着しているなら仕上がりは順調と考えて良さそうです。
近走はダートで資質を発揮してG1も制しましたし、ひと叩きして上積みが見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(2着)

9/30 栗坂良 一杯
50.4 36.7 24.2 12.3

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のタウゼントシェーンと併せて、2.5秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/4 栗坂良 馬なり
50.5 36.7 24.0 12.0

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今週は馬なり調教でしたが、一杯に追われた前走時と同等の時計を叩き出しています。
直線も12秒と鋭い伸び脚で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
フットワークも軽快で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ南部杯(2着)

10/8 栗坂重 馬なり
52.2 37.9 25.0 12.7

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のバーンフライと併せて、0.7秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/11 栗坂良 馬なり
52.1 37.8 24.9 12.8

一杯に追われた古馬2勝のプリマヴィスタと併せて、0.8秒追走して0.3秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計をマーク。
直線の伸びも鋭く、併走馬にもあっさり先着しています。
先週は4F50秒台の時計を出していましたし、仕上がりは万全と見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。