マイラーズカップ2020 追い切り情報

マイラーズカップ2020 追い切り情報

マイラーズカップ2020 追い切り情報

4月26日(日)京都芝1600m

インディチャンプ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りにビッシリやって、最終追い切りは馬なりで調整することが多いです。
また、基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けが行われる傾向があります。
併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで全体時計51秒台の好時計を叩き出していれば心配はいらないでしょう。

そして、調教では終いが遅くなる傾向がありますが、結果は出ているので失速ラップでも終い12秒台前半なら軽視禁物ですよ。
G1安田記念とG1マイルCSを制しており、能力は高い馬。
昨年は4着した舞台ですが、ひと叩きして上積みが見込める今回は改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山記念(4着)

2/19 栗坂良 馬なり
50.2 36.5 24.0 12.3

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/15 栗坂稍 馬なり
53.3 38.6 24.8 12.7

一杯に追われた古馬オープンのアードラーと併せて、0.4秒先着しました。
一週前追い切りは、福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今走も馬なり中心の調教で、一週前追い切りで5本目。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで引き続き好調です。
先週は好時計を叩き出しており、最終追い切りで態勢が整えば軽視は禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山記念(4着)

2/26 栗坂稍 馬なり
51.5 37.2 24.3 12.2

一杯に追われた古馬1勝のジョニーズララバイと併せて、0.3秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/22 栗坂稍 一杯
50.8 38.1 25.6 13.6

一杯に追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.1秒遅れました。
全体時計は優秀ですが、追われた反応はイマイチです。
併走馬に遅れているのも気がかり。
能力はある馬ですが、軸で狙うにはオススメできない一頭です。

 


ヴァンドギャルド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
一週前追い切りはウッドチップコースで調整され、騎手騎乗で併せ馬をすることが多いです。
実戦を意識した調整が多いので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

最終追い切りは軽く調整するスタイルなので、最終追い切りでも軽快な動きを見せるようなら押さえておきたい一頭です。
ひとレースごとに状態は上向いており、叩き2戦目となる今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京新聞杯(6着)

1/29 栗CW重 馬なり
83.3 66.9 51.7 37.4 12.1 [6]

強めに追われた古馬オープンのパフォーマプロミスと併せて、内を0.9秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/15 栗CW稍 強め
79.9 64.1 50.3 37.5 12.2 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のディープサドラーズと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、抜群の行きっぷりで全体時計は80秒を切る猛時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着し、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京新聞杯(6着)

2/5 栗芝稍 馬なり
65.6 48.9 35.0 11.8 [1]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/22 栗CW稍 強め
51.8 37.3 11.6 [7]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
先週に続き、追われた反応は良好。
ラストも11.6秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見ていいでしょう。

 


ヴァルディゼール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に調整されることが多いです。
ただ、一週前追い切りは栗東CWで気合付けをしています。
実戦を意識した調教が行われることが多いので、一週前追い切りの動きは重要ですよ。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、ラスト1Fで速い時計を出していれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
また、併走馬にもしっかり先着していれば優秀です。
休養明けの前走は見事快勝し、さらに成長が見込める今走は楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:洛陽ステークス(1着)

2/6 栗CW良 一杯
86.2 69.2 53.9 38.2 11.6 [8]

一杯に追われた3歳未勝利のジュアンと併せて、外を0.7秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/16 栗CW良 一杯
80.9 65.8 51.5 38.0 12.1 [8]

一杯に追われた3歳未勝利のクリノビックスターと併せて、外を0.9秒追走して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われると、力強いフットワークで自己ベストを1秒以上更新。
追われた反応も良好で、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着し、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:洛陽ステークス(1着)

2/12 栗坂良 一杯
50.4 37.1 24.3 12.2

一杯に追われた古馬2勝のエイシンルカーノと併せて、2.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/22 栗坂稍 一杯
54.5 38.9 25.2 12.5

今週もビッシリ追われましたが、全体時計は平凡です。
ただ、追われた反応は鋭く、直線は12秒台の好時計をマーク。
折り合いはついていますし、2週連続で意欲的に追われているのも好感が持てます。
先週が絶好の動きで、仕上がりは良好と考えていいでしょう。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。