マイルチャンピオンシップ2020 追い切り情報

マイルチャンピオンシップ2020 追い切り情報

マイルチャンピオンシップ2020 追い切り情報

11月22日(日)阪神芝1600m

アドマイヤマーズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は入念に乗り込まれ、一週前追い切りに時計を出す調教が多いです。
レース間隔が短くても、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で攻めの調教ができているなら状態は良好と考えて良いでしょう。
普段は折り合いがついていますし、仕上がりは毎回良好です。

集中力のある馬で、よほどのことがなければデキ落ちの心配はいらないでしょう。
前走は苦しい展開でしたが、G2とはいえ3着に好走しています。
今走は相手のレベルは上がりますが、マイルならG1で好走した実績がありますし、ひと叩きして上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スワンステークス(3着)

10/22 栗CW良 一杯
78.5 63.0 48.8 36.3 11.8 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのユーキャンスマイルと併せて、外を0.5秒追走して0.5秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 栗CW良 馬なり
84.4 67.4 52.6 38.9 13.0 [3]

今週は軽めの調教でしたが、ラストは失速しています。
全体時計も平凡ですし、普段と比べると動きは物足りないです。
長めにやれているのは好感が持てますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スワンステークス(3着)

10/28 栗坂良 馬なり
51.9 38.3 25.2 12.7

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/18 栗CW良 馬なり
82.8 66.6 52.1 38.7 12.2 [5]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
日曜日にビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調整でした。
行きっぷりは良好で、加速すると直線は12.2秒の好時計を叩き出しています。
ひと追い毎に状態は良化していて、最終追い切りで仕上がったと見て良いでしょう。


インディチャンプ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで全体時計51秒台の好時計を叩き出していれば押さえておきたい一頭です。
調教では終いが遅くなる傾向はありますが、結果は出ているので特に心配はいらないでしょう。

今年は中山記念で4着に敗れたものの、続くマイラーズカップは見事快勝しています。
前走のG1安田記念でも3着に好走していますし、幸先の良いスタートが切れています。
休養明けも苦にしないタイプの馬で、当レースは昨年制した得意舞台。
今走も入念に調整されて万全に仕上がれば、秋も一発目から楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(3着)

5/27 栗坂良 一杯
51.7 37.9 25.0 13.0

一杯に追われた古馬オープンのブラックスピネルと併せて、0.1秒先行して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 栗坂良 強め
50.8 37.2 24.5 12.8

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われて、直線は失速しましたが、失速ラップはいつも通りの傾向なので、特に問題はないです。
併走馬にも楽に先着していますし、全体時計も優秀です。
先週は栗東CWで6F79.4秒を馬なりで出していますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(3着)

6/3 栗坂良 一杯
51.6 37.4 24.7 12.7

一杯に追われた古馬オープンのアメリカズカップと併せて、0.8秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/18 栗坂良 強め
52.3 38.3 24.6 12.2

強めに追われた古馬2勝のファンタジステラと併せて、0.5秒先着しました。
先週に続いて終い重点に追われましたが、ラストは力強い反応で12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
先週も力強い動きを見せていましたし、態勢は整ったと見て良いでしょう。


グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
併せ馬ではラストにしっかり伸びる馬で、終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬に遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないでしょう。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、毎回直線は鋭い伸びを見せています。
追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目ですよ。
前走は1200mのスプリンターズSを制しましたが、マイルでの実績も多い馬です。
ひと叩きして上積みも見込めますし、今走も仕上がり良好なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリンターズステークス(1着)

9/24 美南W重 馬なり
67.0 51.8 38.3 12.5 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のアブソルティスモと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 美南W良 馬なり
69.2 54.2 39.5 13.4 [6]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、引き続き軽快な動きを見せています。
直線は失速しましたが、乗り込みも十分で引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリンターズステークス(1着)

9/30 美南W良 馬なり
67.1 52.0 38.3 12.3 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のアブソルティスモと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/18 美南芝良 馬なり
64.9 49.7 36.1 11.7 [2]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のレッドアルマーダと併せて、外を1.6秒追走同入しました。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
時計の出やすい芝コースとはいえ、直線も11.7秒の力強い伸び脚を見せています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


サリオス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、水曜・木曜追いは基本的に併せ馬です。
併走馬にはいつもは同入または先着しています。
今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。

一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で調整されており、ここの動きが本番でも反映されています。
特に好時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
毎回文句なしのデキで、前走は初古馬相手に3馬身差をつける圧勝を決めています。
未だコントレイル以外には負けたことのない実力馬ですし、G1の舞台でも仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日王冠(1着)

9/30 美南W良 馬なり
65.5 51.0 37.1 11.8 [2]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のブーザーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 美南W良 一杯
82.4 66.8 52.6 38.8 12.8 [7]

一杯に追われた古馬3勝のセントレオナードと併せて、外を0.8秒先行して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で直線は12.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、併走馬に差を縮められたとはいえ、先着できているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日王冠(1着)

10/8 美南芝重 馬なり
54.1 39.2 12.2 [2]

最終追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のゼーゲンと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/18 美南W良 馬なり
65.0 50.3 36.8 12.9 [3]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のセントレオナードと併せて、内を0.8秒追走して0.6秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで全体時計は自己ベストに近い時計を叩き出しています。
併走馬も大きく突き放す動きで、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ラウダシオン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めの調整が行われる傾向があります。
基本的に併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れをとりますが結果は出ているので、しっかり動いていれば特に心配はいらないです。
攻め動くタイプの馬で、ラストは12秒前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

重賞でも安定感のある馬で、3着以内を外れたのはG1朝日杯FSのみ。
レースごとに状態は良化していますし、今年はG1NHKマイルカップを制しています。
前走ひと叩きして上積みが見込めますし、今走も引き続き好調なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(2着)

10/14 栗CW良 一杯
80.5 65.8 52.1 38.6 11.8 [9]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 栗CW良 一杯
78.4 64.2 50.9 37.8 12.4 [8]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、力強いフットワークで自己ベストを大きく更新しています。
騎手騎乗ということもありますが、全体時計78.4秒は優秀で、直線も12.4秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(2着)

10/21 栗CW良 馬なり
88.1 71.0 54.9 40.1 12.3 [9]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/18 栗CW良 強め
82.6 66.5 51.6 37.8 12.1 [6]

最終追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のヴィッセンと併せて、内を1.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、力強い反応で終い12.1秒の好時計をマーク。
先週に続いて全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは万全です。


レシステンシア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路が中心で、毎回乗り込み量は少ないです。
傾向としては一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
直線の伸びは素晴らしく、毎回終い12秒前後の時計を叩き出しています。

全体時計も優秀で、折り合いもついていれば、仕上がりは万全と見ていいでしょう。
今年は中々勝ちきれないレースが続きますが、G1でも安定感は抜群です。
能力はかなり高い馬で、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(2着)

4/29 栗坂良 馬なり
53.2 38.2 24.9 12.6

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 栗坂良 強め
51.9 36.6 23.5 11.6

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、抜群の反応で終い11.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計もかなり優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(2着)

5/6 栗坂良 馬なり
56.5 40.5 27.0 13.7

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/18 栗坂良 馬なり
52.0 37.0 23.9 12.0

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計をマーク。
ラストは若干失速しましたが、先週に続いて直線は鋭い伸び脚を見せています。
坂路で入念に乗り込まれていますし、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。