マイルチャンピオンシップ2025 追い切り情報

マイルチャンピオンシップ2025追い切り情報

マイルチャンピオンシップ2025追い切り情報


11月23日(日)京都芝1600m

アスコリピチェーノ 追い切り評価:A

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(1着)

5/7 美南W重 一杯
82.4 66.2 51.2 36.9 11.0 [3]

馬なりの古馬2勝のコスモオピニオンと併せて、内で0.5秒追走0.4秒先着しました。
馬なりの古馬3勝のプラーヴィと併せて、内で0.9秒追走0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/13 栗CW良 強め
94.4 79.3 65.3 51.5 37.0 11.3[8]

馬なりの古馬2勝のブルーマエストロと併せて、内で1.3秒追走0.2秒先着しました。
これまで同様で、一週前追い切りはウッドで行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い11.3秒と好時計をマークしています。
この馬らしく併せ馬で先着出来ており、状態面も高い状態です。
最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(1着)

5/14 美南W良 馬なり
79.1 64.4 49.8 35.6 11.2 [4]

馬なりの古馬1勝のシアブリスと併せて、内で0.5秒追走0.4秒先着しました。
馬なりの古馬2勝のラテラルシンキングと併せて、内で1.0秒追走0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗CW良 強め
96.1 80.4 65.7 50.9 36.3 11.2[5]

馬なりの古馬2勝のブルーマエストロと併せて、内で0.5秒追走アタマ先着しました。
これまで同様で、最終追い切りはウッドで行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い11.2秒と素晴らしい時計をマークしています。
併せ馬も先着して、全体時計も破格の内容です。
一週前追い切りの内容含めて上積みが著しいですし、本番でも楽しみな一頭です。


ウォーターリヒト 追い切り評価:B+

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(9着)

10/10 栗CW良 一杯
83.1 66.2 51.9 37.0 11.3[9]

一杯に追われる新馬のメイショウトウコウと併せて、外で0.3秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/13 栗CW良 一杯
82.1 65.9 51.7 37.0 11.3[8]

一週前追い切りは高杉吏麒騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われる古馬2勝のグラフィティアートと併せて、内で0.2秒追走同入しました。
これまで同様で、一週前追い切りはウッドで行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い11.3秒としっかり負荷を掛けれています。
前走こそ崩れたものの、この調教内容がこの馬の好走パターンです。
最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(9着)

10/15 栗坂重 強め
54.5 40.1 25.3 11.9[8]

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 強め
56.3 41.3 25.7 12.0[5]

これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い12.0秒と好時計をマークしています。
この馬自身坂路で終い11秒台時に好走していますが、同類の調教を消化できています。
本番でもこの馬の走りを出来そうです。


ウインマーベル 追い切り評価:B+

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スワンステークス(4着)

10/3 美南W良 強め
82.6 67.5 52.7 37.8 11.3[8]

一週前追い切りは松山弘平騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われる古馬3勝のスズノテレサと併せて、内で1.0秒追走0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 美南W良 強め
84.0 68.8 53.9 38.8 11.4[8]

一週前追い切りは松山弘平騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われる古馬1勝のウインイメルと併せて、内で0.9秒追走0.4秒先着しました。
これまで同様で、一週前追い切りはウッドで行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い11.4秒と好時計をマークしています。
昨年もこのパターンで好走出来ていますし、最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スワンステークス(4着)

10/9 美南W良 馬なり
84.1 67.7 52.7 37.9 11.6[8]

馬なりの古馬1勝のエルオレンスと併せて、内で1.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 美南W良 強め
85.1 68.4 53.6 38.7 11.6[6]

馬なりの障害オープンのゴールドブリーズと併せて、内で1.5秒追走0.1秒先着しました。
これまで同様で、最終追い切りはウッドで行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い11.6秒としっかり負荷を掛けれています。
このくらいの時計でも好走していますし、併せ馬を交えて前走時からの状態をキープ出来ています。
本番でもこの馬の走りを出来そうです。


エコロヴァルツ 追い切り評価:B

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞・秋(11着)

10/22 栗CW良 馬なり
99.4 83.1 68.2 52.9 37.1 11.4[6]

一週前追い切りは三浦皇成騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

一週前追い切りはなし

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞・秋(11着)

10/29 栗坂良 馬なり
54.8 40.3 25.5 12.6[5]

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 馬なり
56.3 41.9 27.6 13.5[5]

これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますが、終い13.5秒に留まっています。
終い時計は緩いタイプですが、その中でもかなり緩めの調整パターンになっています。
やや負荷不足が否めない状況で、現状でどこまで走れるかがカギになりそうです。


エルトンバローズ 追い切り評価:B+

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日王冠(5着)

9/24 栗CW良 強め
95.2 79.1 64.8 51.2 36.9 11.5[7]

一週前追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。
馬なりの古馬オープンのサトノシャイニングと併せて、内で0.5秒先行クビ遅れました。
強めに追われる古馬2勝のクロドラバールと併せて、外で0.3秒追走0.7秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 栗CW良 一杯
82.1 66.9 52.4 37.6 11.3[7]

一週前追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われる古馬3勝のキャピタルサックスと併せて、外で0.9秒追走0.2秒先着しました。
これまで同様で、一週前追い切りはウッドで行いました。
道中ややチグハグなラップですが、終い11.3秒と好時計をマークしています。
前走は併せ馬で遅れから、今回は先着に持ち込めており上積みが見込めます。
最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日王冠(5着)

10/1 栗坂良 馬なり
54.4 38.7 24.5 11.8[7]

最終追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 馬なり
54.4 38.7 24.4 11.8[5]

最終追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。
これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い11.8秒と素晴らしい時計をマークしています。
終い時計は常に時計が出るタイプですが、一週前追い切りの内容を含めて上積みが見込めます。
本番でもこの馬の走りを出来そうです。


オフトレイル 追い切り評価:B+

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スワンステークス(1着)

10/1 栗CW良 一杯
80.1 66.0 52.1 37.3 11.6[9]

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 栗CW良 一杯
82.4 66.2 51.5 37.2 11.5[9]

これまで同様で、一週前追い切りはウッドで行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い11.5秒としっかり負荷を掛けれています。
この馬の好走パターンの調教パターンを消化できていますし、最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スワンステークス(1着)

10/9 栗坂良 強め
53.6 38.3 24.5 12.0[8]

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 馬なり
53.4 37.7 24.2 12.2[5]

これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い12.2秒としっかり負荷を掛けれています。
ただ、今回は12.0-12.2の減速ラップになっておりこの馬自身加速ラップで好走できるタイプからやや物足りない状況。
現状でどこまで走れるかがカギになりそうです。


カンチェンジュンガ 追い切り評価:B+

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(9着)

8/27 栗坂良 一杯
50.7 36.9 24.0 11.9[8]

一週前追い切りは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われる古馬オープンのヴァンヤールと併せて、0.6秒追走1.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 栗坂良 強め
51.7 37.5 24.4 12.4[8]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
これまで同様で、一週前追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い12.4秒としっかり負荷を掛けれています。
全体時計も優秀ですし、最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(9着)

9/3 栗坂良 強め
50.9 37.2 24.1 12.1 [5]

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 馬なり
54.1 38.9 24.8 12.0[5]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い12.0秒と好時計をマークしています。
終い時計が際立っていますし、状態の良さを伺えます。
距離対応できれば、侮れない存在です。


ガイアフォース 追い切り評価:A

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(1着)

10/9 栗坂良 馬なり
51.3 36.9 23.9 11.9[8]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われる古馬1勝のスカイブルーと併せて、0.6秒追走0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/13 栗坂良 一杯
51.6 37.5 24.1 11.7[8]

一週前追い切りは泉谷楓真騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われる古馬1勝のダニエルバローズと併せて、0.9秒追走0.5秒先着しました。
これまで同様で、一週前追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い11.7秒と素晴らしい時計をマークしています。
併せ馬で先着し、負荷もかなり掛けれています。
最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(1着)

10/15 栗坂良 馬なり
54.8 39.7 25.6 12.3[8]

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 馬なり
55.0 40.0 25.4 12.4[5]

これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い12.4秒としっかり負荷を掛けれています。
全体時計は緩めですが、前走も同様のパターンで久しぶりに好走しており連続で同様の調教を消化してきた点に好感を持てます。
本番でも楽しみな一頭です。


シャンパンカラー 追い切り評価:A

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(8着)

10/9 美南W良 一杯
79.2 64.1 50.2 36.5 11.7[3]

一杯に追われる古馬1勝のディアスボラと併せて、外で1.0秒追走0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 美南W良 一杯
78.8 63.6 49.1 35.4 11.6[5]

これまで同様で、一週前追い切りはウッドで行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い11.6秒としっかり負荷を掛けれています。
最終追い切り坂路時に好走げ目立つ馬で、最終追い切りの場所に注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(8着)

10/15 美坂稍 馬なり
51.7 38.0 24.6 12.3[8]

一週前追い切りは戸崎圭太騎手が騎乗しての調教です。
馬なりの古馬1勝のソルトブリーズと併せて、0.4秒追走0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 美坂良 強め
52.8 38.6 24.9 12.1[5]

これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い12.8-12.1と加速ラップをマークしています。
全体時計も優秀で、一回叩いて良化が伺えます。
本番でも楽しみな一頭です。


ジャンタルマンタル 追い切り評価:A

1.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(2着)

10/9 栗坂良 馬なり
51.8 37.2 23.4 11.6[8]

一週前追い切りは川田将雅騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/12 栗坂良 強め
53.2 38.4 24.6 12.0[8]

これまで同様で、一週前追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い12.0秒と好時計をマークしています。
前走の一週前追い切りも素晴らしかったですが、今回も状態面を維持しています。
最終追い切りも注目です。

2.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(2着)

10/15 栗坂重 馬なり
52.9 37.8 24.2 11.7[8]

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/19 栗坂良 強め
54.1 38.8 24.8 11.8[5]

これまで同様で、最終追い切りは坂路で行いました。
道中綺麗なラップを刻んでいますし、終い11.8秒と素晴らしい時計をマークしています。
相変わらず終いは鋭く伸ばしていますし、状態の良さを伺えます。
本番でも楽しみな一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。