マーチステークス2022 追い切り情報

マーチステークス2022 追い切り情報

マーチステークス2022 追い切り情報


3月27日(日)中山ダート1800m

アイオライト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、ラストの動きは比較的良好です。
直線は失速する傾向はありますが、12秒台の時計ならこの馬なりに優秀です。

失速ラップでも結果は出ていますので、強めに追われて直線で好時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
前走はG2東海Sで13着に大敗しましたが、展開に左右された影響もあります。
G3なら能力は十分通用すると思いますし、仕上がり万全なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東海ステークス(13着)

1/13 美坂良 強め
54.2 39.6 26.0 12.7

今回の一週前追い切り:マーチステークス

3/16 美坂良 強め
52.5 37.5 24.4 12.3

一週前追い切りは横山義行騎手が騎乗しての調教です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東海ステークス(13着)

1/19 美坂良 強め
53.6 39.4 26.0 12.6

今回の最終追い切り:マーチステークス

3/24 美坂重 強め
57.9 41.1 25.8 12.4

今週も強めに追われると、直線は12.4秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、いつも通り直線の伸びは優秀です。
今週は折り合いもついていますし、仕上がりは順調とみて良いでしょう。


ダノンスプレンダー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はプール調教を併用しながら、栗東坂路を中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
一週前追い切りでは併走馬に遅れる傾向がありますが、最終追い切りでは同入、先着ができているので、最終追い切りでも遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

そこまで速い時計を出すタイプの馬ではありませんが、直線は毎回鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
重賞レースでは中々結果を残せていませんが、G3では4戦中4戦とも4着には好走できています。
前走はオープン戦で快勝しましたし、更に良化が見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ポルックスステークス(1着)

12/25 栗坂良 馬なり
53.8 39.5 26.6 13.8

今回の一週前追い切り:マーチステークス

3/18 栗坂良 一杯
53.5 39.1 25.3 12.3

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ポルックスステークス(1着)

1/5 栗坂良 強め
55.0 40.0 25.4 12.1

今回の最終追い切り:マーチステークス

3/23 栗坂稍 馬なり
54.7 39.6 25.3 12.3

最終追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳オープンのダノンスコーピオンと併せて、0.1秒追走同入しました。
2週とも前走時以上の動きで、直線は12.3秒の好時計を叩き出しています。
今週は併走馬にもあっさり追走同入しましたし、折り合いもスムーズで仕上がりは良好です。


ブルベアイリーデ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
意欲的に追われても一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで調教が施されることが多いです。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い12秒前半を叩き出しています。

若干失速する傾向がありますが、結果は出ているので早い数字を出すようなら特に心配はいらないです。
全体時計は坂路なら4F52秒台の時計が多く、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は重賞でも安定した成績を残しており、前走のG2東海Sで3着に好走しています。
今走は相手関係も楽になりますし、今走も態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東海ステークス(3着)

1/13 栗坂良 一杯
49.9 36.5 24.5 12.8

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マーチステークス

3/16 栗坂良 強め
52.4 37.5 23.8 12.0

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東海ステークス(3着)

1/19 栗坂良 馬なり
54.0 38.8 25.2 12.5

今回の最終追い切り:マーチステークス

3/23 栗坂稍 馬なり
53.3 38.8 25.2 12.5

先週は終い重点に追われ、ラストは12.0秒の力強い伸び脚を見せています。
軽めに追われた今週も抜群のいきっぷりで、加速すると終い12.5秒の好時計をマーク。
2週とも前走時以上の時計を出していますし、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。