京都記念2021 追い切り情報

京都記念2021 追い切り情報

京都記念2021 追い切り情報


2月14日(日)阪神芝2200m

ジナンボー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wを中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に一週前追い切りは意欲的に調整されることが多く、速い時計を出すので要チェックです。
ウッドチップで強めに追われて、4F51秒台の時計なら好調と考えていいでしょう。

前走は7着に敗れましたが、前々走は得意の新潟記念2着。
G2では少し能力的に劣るところはありそうですが、昨年よりも力をつけているのは確かです。
今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(7着)

10/22 美南W良 一杯
80.8 65.8 51.4 38.1 12.7 [8]

一杯に追われた古馬2勝のカフェクラウンと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都記念

2/4 美南W良 一杯
67.3 52.3 39.5 13.5 [4]

一杯に追われた3歳未勝利のシテフローラルと併せて、内を1.5秒追走して0.4秒遅れました。
今週はビッシリ追われましたが、直線は13.5秒とイマイチです。
格下の併走馬にも遅れましたし、失速ラップなのも気になりますね。
乗り込み量は十分ですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(7着)

10/28 美南W良 馬なり
69.6 54.5 40.3 13.8 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のカフェクラウンと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:京都記念

2/10 美南W良 一杯
68.0 52.7 39.1 13.1 [4]

馬なりに追われた古馬1勝のフィリオアレグロと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、ラストは13.1秒とイマイチです。
追走同入できているのは好感が持てますが、全体時計も平凡で仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


ステイフーリッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りはウッドチップコースで調教される傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多く、意欲的に追われることが多いです。
最終追い切りでは、終い重点に追われることがあるので、ラストの伸び脚は要チェックですよ。

強めに追われて終い12.5秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、大きく追走してのものであれば心配は要りません。
近走はG2でも安定感はありますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(4着)

1/14 栗CW良 一杯
79.6 65.6 51.9 38.7 12.8 [7]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのダノンファラオと併せて、外を0.3秒先行して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:京都記念

2/5 栗坂良 一杯
51.6 37.7 25.2 12.9

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると、力強い反応で4F51秒台の好時計をマーク。
直線は失速したとはいえ、12秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
今週で一本目の調整ですが、引き続き好調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:AJCC(4着)

1/20 栗坂良 一杯
51.9 38.1 25.1 12.6

強めに追われた古馬2勝のキングスタイルと併せて、0.9秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京都記念

2/10 栗坂良 強め
53.8 38.8 25.4 13.0

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
今週はやや抑えめでしたが、意欲的に追われた割に全体時計は平凡です。
直線も13秒とイマイチで、失速しているのは気になります。
先週は好時計を出していますが、過信しすぎるのは危険な一頭です。


センテリュオ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、日曜日に併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れを取ることもありますが、レース直前では先行しても同入はできているので、最終追い切り付近の調教で遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われることが多いです。

直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒前半の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
毎回折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら楽しみですね。
前走は大敗しましたが、G1でも安定感はある馬なので、ひと叩きした今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:愛知杯(11着)

1/6 栗坂良 一杯
53.1 38.6 25.2 12.5

今回の一週前追い切り:京都記念

2/3 栗坂重 強め
54.6 39.5 25.6 12.6

今週は終い重点に追われると、ぐんぐん加速してラストは12.6秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、追われた反応は良好です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:愛知杯(11着)

1/13 栗坂良 一杯
53.7 38.7 25.2 12.5

今回の最終追い切り:京都記念

2/10 栗坂良 強め
53.4 38.7 24.9 12.5

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のディアスティマと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。
今週も終い重点に追われると、ラストは12.5秒の鋭い伸び脚で併走馬を楽に圧倒しています。
ラストは若干失速しましたが、全体時計は先週よりも優秀ですし、仕上がりは良好と考えていいでしょう。


ダンビュライト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りは一杯に調教をしています。
毎回併走馬には遅れを取っておりますが、結果は出ているのでそこまで心配はいらないでしょう。
近走は不振が続きますが、G2では実績を残しています。

当レースは2019年に制した舞台ですが、得意の京都で走れないのは残念ですね。
年齢的にも衰えは感じますが、どこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都大賞典(7着)

10/1 栗坂良 馬なり
53.1 38.5 25.0 12.5

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都記念

2/3 栗坂重 強め
52.1 38.2 25.0 12.6

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒追走同入しました。
今週も意欲的に追われると、力強いフットワークでオープン馬を圧倒。
ラストは若干失速しましたが、全体時計は優秀です。
先週も一杯に追われて4F51秒台の好時計を出していますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都大賞典(7着)

12/2 栗坂良 強め
51.7 37.8 25.0 12.9

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた障害オープンのアサクサゲンキと併せて、0.2秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:京都記念

2/10 栗坂良 馬なり
51.7 37.7 24.7 12.4

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒先行して0.3秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計をマーク。
直線は若干失速しましたが、併走馬にもあっさり先着して先週以上に良い動きを見せています。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好と考えていいでしょう。


ラヴズオンリーユー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で乗り込まれることが多く、攻めの調教では併せ馬で実戦を意識した調整を行っています。
毎回仕上がりは良好で、併走馬にしっかり先着しているようなら、仕上がりは順調とみて良いでしょう。
また、坂路コースであれば全体時計52秒を切るようなら押さえておきたい一頭です。

ラストは伸びる馬なので、終いの伸び脚も要チェックですよ。
追われて12秒台なら特に心配はいらないでしょう。
前走は10着に敗れましたが、エリザベス女王杯では3着に好走していますし、相手関係が楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(10着)

12/16 栗CW良 馬なり
82.3 66.8 52.1 38.3 12.0 [8]

一杯に追われた古馬オープンのダノンファラオと併せて、外を0.4秒先行して1.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都記念

2/4 栗CW稍 強め
96.1 80.1 64.4 50.7 37.2 12.0 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのタイセイトレイルと併せて、内を0.7秒追走して0.8秒先着しました。
今週はやや抑えめでしたが、強めに追われると絶好の動きを見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、力強い伸び脚で併走馬を楽に圧倒!
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(10着)

12/23 栗CW良 強め
84.6 68.1 52.6 37.5 12.1 [8]

今回の最終追い切り:京都記念

2/10 栗CW良 強め
68.5 52.0 37.0 11.7 [9]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線の伸びを確かめる内容で、ラストは11.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週も強めに追われて絶好の動きを見せていましたし、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ワグネリアン 追い切り評価: B+

1.この馬の追い切り傾向

二週前追い切りや一週前追い切りに攻めの調教をして、最終追い切りは馬なり調教で軽く調整をする傾向があります。
最終追い切りの動きも重要ではありますが、この馬の場合、二週前追い切りと一週前追い切りの動きが特に重要です。
79秒台、80秒台を叩き出しているレースでは連対率が高く、時計が出なかったレースは敗れるケースが多いです。

攻めは動くタイプの馬ではありますが、79,80秒台の時計を出すようなら注目です。
近走は不振が続きますし、長期休養明けなのも気になります。
力はある馬ではあるので、追い切りの動き次第で取捨選択をしていきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(13着)

6/17 栗CW良 強め
81.7 64.0 49.4 36.6 11.7 [6]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのアンコールプリュと併せて、内を0.6秒追走してアタマ差先着しました。

今回の一週前追い切り:京都記念

2/4 栗P良 馬なり
79.6 64.1 49.7 36.7 11.5 [8]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
先週は強めに追われて良い動きを見せていましたが、今週はポリトラックとはいえ、馬なりで80秒を切る猛時計を叩き出しています。
抜群の行きっぷりで、加速すると直線も11.5秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、乗り込み量も十分で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(13着)

6/24 栗芝稍 馬なり
66.2 50.5 36.4 11.6 [1]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京都記念

2/10 栗坂良 馬なり
55.0 40.1 25.9 12.8

今週も軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりでラストは12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好と考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。