神戸新聞杯2021 追い切り情報

神戸新聞杯2021 追い切り情報

神戸新聞杯2021 追い切り情報


9月26日(日)中京芝2200m

キングストンボーイ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
最終追い切りで併走馬に遅れるレースでは、敗れる傾向があるので今走も最終追い切りの動きには注目です。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、いつも折り合いはついています。

今走も全体時計が平凡でも加速ラップを刻むようなら軽視は禁物です。
重賞では不振が続いていましたが、前走の青葉賞で見事2着に好走しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:青葉賞(2着)

4/21 美南W良 馬なり
71.3 56.0 41.6 13.3 [7]

一週前追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた障害未勝利のライラックカラーと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:神戸新聞杯

9/15 美南芝稍 馬なり
67.8 52.0 37.7 11.9 [2]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のシハーブと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
いつも通り馬なり中心の調教で、一週前追い切りで9本目と入念に乗り込まれています。
行きっぷりも抜群で、直線は11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストに近い時計を出していますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:青葉賞(2着)

4/28 美南W良 馬なり
70.5 55.3 40.8 12.9 [7]

最終追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた障害未勝利のライラックカラーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:神戸新聞杯

9/23 美南W良 馬なり
84.9 68.2 52.2 37.7 11.6 [8]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のシハーブと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、絶好の動きで直線は11.6秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


シャフリヤール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調整ですが、最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には同入、先着が多いです。
今走も格上でも併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

全体時計は速い数字を出す馬ではありませんが、直線は12秒台の鋭い伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んで、直線で好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
いまだに3着以内を外れたことがなく、重賞でも安定感は抜群です。
レース毎に力はつけていますし、今走も態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日本ダービー(1着)

5/20 栗CW稍 強め
83.5 67.5 51.5 37.5 11.7 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサトノシリウスと併せて、内を1.3秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:神戸新聞杯

9/16 栗CW良 強め
85.5 68.4 53.5 38.6 11.2 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のダノンドリーマーと併せて、内を0.5秒追走してクビ差先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.2秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日本ダービー(1着)

5/26 栗坂良 馬なり
54.4 39.7 25.4 12.1

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサトノシリウスと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:神戸新聞杯

9/22 栗坂良 馬なり
51.2 38.0 24.9 12.2

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のスカリーワグと併せて、0.9秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
行きっぷりは抜群で、全体時計も自己ベストを大きく更新しています。
折り合いもついており、仕上がりは万全です。


ステラヴェローチェ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走する形でもいつも先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
比較的時計は出るタイプの馬ですが、栗東CWなら6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

G1でも安定した成績を残しており、近走もG1皐月賞、G1日本ダービーで3着に好走しています。
勝ち馬とも力差は感じないですし、能力はある馬です。
距離適性も問題なく、休養を挟んで入念に乗り込まれた今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日本ダービー(3着)

5/19 栗CW稍 一杯
83.0 66.3 51.5 37.7 11.7 [7]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のレベランスと併せて、外を0.5秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:神戸新聞杯

9/16 栗CW良 一杯
80.2 64.6 50.4 37.6 12.6 [7]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのスワーヴアラミスと併せて、外を0.8秒追走して0.1秒先着しました。
今週はビッシリ追われて、前走時以上の好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、ラストは12.6秒の力強い伸び脚を見せています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日本ダービー(3着)

5/26 栗坂良 馬なり
52.7 38.2 24.9 12.2

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:神戸新聞杯

9/22 栗坂良 一杯
50.2 36.8 23.9 12.0

今週もビッシリ追われると、力強い反応で自己ベストを更新。
直線は若干失速しましたが、終い12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
最終追い切りで18本目と乗り込みも十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


レッドジェネシス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東ポリトラックで追われ、水曜追いは栗東CWで気合付けを行うことが多いです。
また、プール調教を併用しながらの調整ですが、まだ若いので特に心配はいらないです。
傾向としては、一週前追い切りに栗東CWで意欲的に追われ、最終追い切りは芝コースやポリトラックで軽めに追われる傾向があります。

全体時計は平凡ですが、直線は毎回力強い脚捌きを見せています。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
使った後のレースは強いですが、休み明けは苦手な印象で、今走も仕上がり良好でも過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日本ダービー(11着)

5/20 栗芝稍 馬なり
79.6 64.7 50.3 36.4 12.2 [3]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のアメイジングタイムと併せて、内を0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:神戸新聞杯

9/16 栗CW良 一杯
83.1 66.6 51.5 38.1 12.1 [7]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのジュンライトボルトと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
今週はビッシリ追われましたが、全体時計はこの馬なりに平凡です。
直線の伸びは優秀でしたが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日本ダービー(11着)

5/26 栗芝良 馬なり
81.8 65.7 51.1 37.6 11.9 [5]

今回の最終追い切り:神戸新聞杯

9/22 栗芝良 馬なり
81.8 64.2 49.2 35.9 11.7 [3]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
それでも抜群の行きっぷりで、加速すると直線は11.7秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは万全と見て良いでしょう。


ワンダフルタウン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていますが、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調整が行われています。
全体時計はそこまで速い時計を出す馬ではないですが、栗東CWでは直線で11秒台の時計を出すことが多いです。
レース直前は併走馬にも先着できていますし、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

最終追い切りは失速する傾向はありますが、結果は出ていますし、しっかり動けていれば特に心配はいらないでしょう。
前走のG1日本ダービーでは10着に大敗しましたが、その前のG3京都2歳ステークス、G2青葉賞では見事快勝しています。
距離短縮はプラス材料ですし、G2なら十分通用すると思いますので、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日本ダービー(10着)

5/19 栗坂稍 馬なり
53.4 39.0 25.0 12.4

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のエルブルスシチーと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:神戸新聞杯

9/15 栗CW稍 強め
83.6 66.6 50.8 37.7 12.1 [9]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳未勝利のガリトラップと併せて、外を2.2秒追走して1.0秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、ラストは12.1秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
併走馬にもあっさり先着していますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日本ダービー(10着)

5/26 栗CW良 一杯
79.9 64.5 50.3 37.4 12.0 [8]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のロードセッションと併せて、内を0.9秒追走して0.8秒先着しました。

今回の最終追い切り:神戸新聞杯

9/22 栗坂良 一杯
52.3 37.9 24.5 12.1

今週もビッシリ追われると、力強い動きで自己ベストを更新。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
ひと追い毎に状態は良化しており、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。