キーンランドカップ2021 追い切り情報

キーンランドカップ2021 追い切り情報

キーンランドカップ2021 追い切り情報


8月29日(日)札幌芝1200m

エイティーンガール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていますが、一週前追い切りは栗東CWで強めに追われる傾向があります。
一週前追い切りに強めに追われて、最終追い切りで軽めに調整する内容が多いですね。
比較的実戦を意識した調教が行われる一週前追い切りの動きはチェックしておきましょう。

また、時計は出るタイプの馬で、坂路なら強めに追われて4F52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走は大敗も多く中々結果を残せていませんが、当レースは昨年制した舞台です。
前走叩いた上積みも見込めますし、得意舞台なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:UHB賞(13着)

8/5 函館芝良 馬なり
50.8 37.3 11.8 [7]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:UHB賞(13着)

8/11 札幌芝稍 馬なり
68.1 51.6 37.2 12.0 [6]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/25 札幌芝良 馬なり
64.9 49.5 35.2 11.8 [6]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
今週で一本目の調教でしたが、馬なり調教で自己ベストを更新。
時計の出やすい芝コースとはいえ、ラストは11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
失速ラップではありますが、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


ダイアトニック 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調整され、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調教が多いです。
意欲的に追われ、速い時計を出すので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
また、プール調教を併用していますが、特に心配は要りません。

併せ馬では先着している時の成績が良好で、格上格下問わず併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですね。
近走は不振が続いており、前走のスプリンターズステークスでも13着に大敗しています。
当レースも昨年15着した舞台ですが、高松宮記念では3着していますし、能力はある馬なので、長期休養を挟んでどこまで状態が良化しているかがカギになるでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリンターズステークス(13着)

9/24 栗坂良 馬なり
52.5 38.4 25.6 13.4

一杯に追われた古馬オープンのキングオブコージと併せて、1.4秒先行して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/18 栗坂不 一杯
52.8 38.5 24.7 12.1

7月21日からプール調教を併用しながらの調教で、一週前追い切りで11本目の調教です。
今週は意欲的に追われる内容でしたが、不良馬場でも終い12.1秒の好時計を叩き出しています。
全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのは好感が持てます。
ひと追い毎に状態も良化しており、乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリンターズステークス(13着)

9/30 栗坂良 強め
54.3 39.9 25.3 12.3

馬なりに追われた古馬オープンのケイデンスコールと併せて、0.9秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/25 札幌芝良 馬なり
67.4 52.1 37.2 11.9 [6]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
全体時計はこの馬なりに平凡でしたが、直線は11秒台の鋭い伸び脚を見せています。
久々にはなりますが、入念に乗り込まれていますし、仕上がりはまずまず順調と考えて良いでしょう。


ミッキーブリランテ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
攻めの調教では早い時計を出すことが多く、特に一週前追い切りと最終追い切りの動きには注目ですよ。
併せ馬で気合付けをすることも多いですが、併走馬にはいつも遅れをとっています。

ただ、結果は出ていますし、しっかり折り合いのついた調教で好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
高松宮記念では10着に敗れましたが、続くG2京王杯スプリングCでは4着、前走の函館SSでは3着と好走しています。
G3なら能力は十分通用しますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館SS(3着)

6/2 栗坂良 一杯
54.1 39.0 25.2 12.6

一杯に追われた古馬オープンのユニコーンライオンと併せて、0.7秒先行して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/20 札幌ダ良 強め
67.3 51.2 37.6 12.3 [5]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われて、力強い反応で終い12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀で、自己ベストを大きく更新しています。
一週前追い切りで一本目ですが、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館SS(3着)

6/9 札幌ダ良 馬なり
73.3 57.3 42.5 13.2 [7]

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のトリプルフォーと併せて、外を同入しました。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/25 札幌ダ稍 馬なり
67.9 52.5 38.9 12.3 [8]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のタイセイドリーマーと併せて、内を1.0秒追走して0.4秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで併走馬を楽に圧倒。
自己ベストも大きく更新していますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教で仕上がりは万全です。


メイケイエール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれていて、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れを取ることもありますが、重賞でも結果は残しているのでしっかり動いていれば問題はないでしょう。
毎回直線の伸びは良好ですし、行きたがる馬なので、失速ラップでも終い12秒台の時計が出ていれば要注意です。

G1阪神JFでは4着に敗れましたが、ひとレース毎に力をつけていて、続くG2チューリップ賞を見事快勝しています。
前走も桜花賞で18着に大敗しましたが、出遅れも敗因の一つです。
今走は相手関係も楽になりますし、距離短縮はプラス材料なので、今走は改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(18着)

3/31 栗CW良 馬なり
49.2 36.3 12.5 [4]

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/19 札幌ダ重 馬なり
53.4 39.9 12.8 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで終い12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、折り合いがついているのは好感が持てます。
重馬場でも動きは軽快で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(18着)

4/7 栗CW稍 馬なり
51.2 37.4 12.1 [8]

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/25 札幌芝良 馬なり
52.9 36.6 11.7 [6]

今週は芝コースで軽めに追われましたが、引き続き軽快な動きを見せています。
時計もこの馬なりに優秀で、ラストは11.7秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


レイハリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には遅れをとっていないので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、最終追い切りではしっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。

最終追い切りの動きが直接反映されることも多いので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
折り合いがついていて、併走馬にも先着するようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
未勝利戦では中々勝ちきれませんでしたが、近走は状態も良好でひと追い毎に成長を感じます。
前走の葵ステークスでは、北九州記念を制したヨカヨカを抑えて快勝していますし、今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:葵ステークス(1着)

5/19 美坂稍 馬なり
53.0 38.6 25.8 13.4

一杯に追われた3歳未勝利のピーチーライフと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/18 函館W不 強め
68.5 53.5 40.2 12.7 [6]

一週前追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のラブバルドーと併せて、外を0.6秒追走して0.6秒先着しました。
今週は意欲的に追われましたが、力強い反応で終い12.7秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していて、全体時計もこの馬なりに優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:葵ステークス(1着)

5/26 美坂良 馬なり
55.0 40.5 26.4 13.0

馬なりに追われた古馬1勝のサツキマスと併せて、1.0秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/25 函館W不 馬なり
55.7 40.9 13.1 [7]

最終追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のコトブキテティスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教でしたが、引き続き軽快なフットワークを見せています。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。