平安ステークス2021 追い切り情報

平安ステークス2021 追い切り情報

平安ステークス2021 追い切り情報


5月22日(土)中京ダート1900m

アメリカンシード 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われていて、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
特に一週前追い切りと最終追い切りは栗東CWで好時計を出すことが多いので要チェックですよ。
併走馬には遅れることが多いですが、結果は出ているので心配はいらないです。

それよりも直線は伸びるタイプの馬なので、終い12秒台で折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は落鉄の影響もありダート初重賞で14着に敗れましたが、昨年10月にダート転向してからの3戦は全て2着に5馬身以上差をつけて圧勝しています。
ダート適性は高いですし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーチステークス(14着)

3/17 栗CW良 強め
84.0 66.4 51.6 37.5 11.8 [4]

今回の一週前追い切り:平安ステークス

5/13 栗CW稍 馬なり
81.7 63.9 49.4 36.9 12.3 [7]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
先週は強めに追われて自己ベストを更新。
今週は軽めの調教でしたが、騎手騎乗で自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
直線も12.3秒の鋭い伸び脚で、ひと追い毎に状態は良化しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーチステークス(14着)

3/24 栗CW良 一杯
84.6 66.8 51.3 37.6 12.3 [5]

今回の最終追い切り:平安ステークス

5/19 栗CW稍 一杯
65.5 50.6 36.7 11.7 [5]

今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い11.7秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができているのも好感が持てます。
2週前追い切りでは自己ベストを更新していましたし、前走時以上に良い動きを見せています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


オーヴェルニュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われていて、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
栗東CWでは基本的に馬なり調教ですが、一杯に追われた時は時計も速いですし、好走率も高いので注意が必要です。
直線は失速するタイプの馬ではありますが、終い12秒台の時計が出ていれば優秀です。

あまり時計は出ないので判断は難しいですが、いつも通り一週前追い切りと最終追い切りで強めに追われて良い動きを見せるようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走はG1フェブラリーSで13着に大敗しましたが、昨年秋からひとレース毎に力をつけていて、G2東海Sでは見事快勝しています。
相手関係が楽になる今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フェブラリーステークス(13着)

2/10 栗坂良 強め
54.8 39.0 25.1 12.7

今回の一週前追い切り:平安ステークス

5/12 栗CW良 強め
85.0 67.4 52.3 37.8 12.1 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われましたが、全体時計は平凡です。
ただ、追われた反応は良好で、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いはついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フェブラリーステークス(13着)

2/17 栗CW重 強め
82.2 67.0 52.1 38.4 11.8 [8]

今回の最終追い切り:平安ステークス

5/19 栗CW稍 一杯
83.9 67.0 51.4 37.8 12.2 [8]

今週も意欲的に追われましたが、普段と比べると全体時計は平凡です。
ただ、直線はいつも通り好時計を出していますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週よりも状態は良化していますし、仕上がりはマズマズ順調と考えて良いでしょう。


ケンシンコウ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースを中心に乗り込まれ、最終追い切りは意欲的に調整される傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、格下相手でも先行同入や遅れることが多いです。
攻め動くタイプの馬では無いですが、上手く噛み合えば実戦で力を発揮する難しいタイプですね。

近走は不振が続きますが、3歳時はG3でも好走しています。
能力的には少し厳しそうですが、今回久々を使って上積みが見込めるようなら注意と言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンタレスステークス(9着)

4/7 美坂稍 強め
55.1 40.2 26.4 13.5

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のラヴノットと併せて、0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:平安ステークス

5/12 美坂良 馬なり
55.4 40.4 26.0 13.1

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
今週で2本目の調教でしたが、2本とも馬なりに追われています。
いつも通りの動きではありますが、全体時計は平凡です。
失速ラップなのも気になりますし、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンタレスステークス(9着)

4/14 美坂重 馬なり
55.6 39.7 25.6 13.0

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:平安ステークス

5/19 美坂稍 馬なり
54.1 39.4 25.9 12.9

最終追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、軽快な動きで終い12.9秒の好時計をマーク。
先週よりも動きは良化して、全体時計もこの馬なりに優秀です。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


ドスハーツ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWを中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
意欲的に追われることも多く、特に一週前追い切りは早い時計を出すので要注目です。
直線は毎回12秒台の時計を出しており、今走も折り合いがついて直線でしっかり伸びるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけており、前走は昇級戦でも2着に1馬身以上差をつけて快勝しています。
ハンデの恩恵もあったとはいえ、成長は感じますし、今走も初重賞ですが、成長次第でどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鈴鹿ステークス(1着)

3/18 栗CW良 馬なり
82.8 67.7 53.4 39.4 12.4 [6]

一週前追い切りは小沢騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:平安ステークス

5/12 栗CW良 一杯
84.9 68.6 53.1 39.0 11.6 [8]

一週前追い切りは小沢騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると、力強い反応で終い11.6秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
前走時以上に直線の反応は良好で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鈴鹿ステークス(1着)

3/24 栗CW良 一杯
85.9 69.8 54.0 39.1 12.0 [7]

最終追い切りは小沢騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:平安ステークス

5/19 栗CW稍 一杯
69.6 52.9 38.4 12.4 [7]

最終追い切りは小沢騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のメイショウテンモンと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒遅れました。
今週もビッシリ追われると、直線は12.4秒の好時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、全体時計も優秀です。
併走馬には遅れを取りましたが、かなり追走してのものですし、折り合いもスムーズで仕上がりは良好です。


マルシュロレーヌ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
一杯に追われる一週前追い切りは比較的好時計を出す傾向がありますが、直線は失速することが多いです。
ただ、結果は出ていますし、時計が優秀なら特に心配はいらないでしょう。

また、最終追い切りは坂路で軽めの調整が多いですが、時計が平凡でも折り合いがついていれば問題はないです。
直線で12秒台の時計が出るようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
ダートに転向後は地方重賞でも安定した成績を残していますし、今走も引き続き好調なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エンプレス杯(1着)

2/24 栗CW良 一杯
81.5 66.2 52.0 39.0 13.4 [5]

今回の一週前追い切り:平安ステークス

5/12 栗CW良 馬なり
79.6 64.4 50.2 37.3 12.4 [6]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のキングオブドラゴンと併せて、内を1.3秒追走してアタマ差遅れました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群のいきっぷりで全体時計は80秒を切る猛時計をマーク。
直線も12.4秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
併走馬には遅れましたが、かなり追走してのものですし、特に心配はいらないです。
前走時以上に良い動きを見せており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エンプレス杯(1着)

2/28 栗坂良 馬なり
58.6 42.5 26.5 12.2

今回の最終追い切り:平安ステークス

5/19 栗坂稍 馬なり
54.0 39.2 25.4 12.2

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群のいきっぷりで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
先週も絶好の動きを見せていましたし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。