阪神カップ2021 追い切り情報

阪神カップ2021 追い切り情報

阪神カップ2021 追い切り情報

12月25日(土)阪神芝1400m

グレナディアガーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、栗東CWで追われることが多いです。
併走馬には遅れをとることもありますが、しっかり結果は出ていますので、最終追い切りで先着していれば特に心配はいらないでしょう。

逆に前走のように最終追い切りで併走馬に遅れたレースでは結果が出ていないので、特に注意が必要ですよ。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なり調教でも終い11秒台を出すことが多いです。
折り合いもスムーズで、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今走は相手関係が楽になりますし、距離短縮はプラスなので、万全に仕上がれば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(1着)

11/11 栗CW良 強め
82.3 65.2 50.1 36.6 11.3 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のプログノーシスと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 栗CW良 馬なり
99.5 82.7 67.7 53.6 38.5 11.7 [8]

今走は馬なり中心の調教で、一週前追い切りで3本目です。
今週は長めに追われましたが、絶好の動きで直線は11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀ですし、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
引き続きフットワークは軽快で、仕上がりは順調です。


ソングライン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には同入することが多いです。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、ウッドチップコースでは4F52秒前後の時計を叩き出しています。
直線の伸びも優秀で、しっかり加速ラップを刻むようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は重賞でも安定しており、前走はG2富士Sで見事快勝しています。
ひと追い毎に状態は良化しており、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(1着)

10/13 美南W稍 馬なり
68.9 53.0 37.8 11.8 [8]

一杯に追われた古馬1勝のティケイプルメリアと併せて、内を0.5秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/15 美南W稍 一杯
66.6 52.1 37.7 11.2 [8]

一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のネオストーリーと併せて、内を0.1秒追走して1.0秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、絶好の動きで自己ベストと同等の時計をマーク。
追われた反応も抜群で、ラストは11.2秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ホウオウアマゾン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われて、実戦を意識した調整が行われているので注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではないので、全体時計は平凡ですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけていて、近走は重賞レースでも安定した成績を残しています。
今走は距離短縮にはなりますが、2走前には芝1400mのスワンSで3着に好走しています。
前走は古馬相手に善戦できていますし、相手関係が楽になる今走も態勢が整えば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(5着)

11/11 栗CW良 一杯
94.3 78.8 63.6 49.6 36.7 11.9 [3]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:阪神カップ

12/16 栗CW良 一杯
95.7 80.3 66.7 53.0 38.2 11.3 [7]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
ばてた古馬2勝のペルルドールと併せて、内を1.0秒追走して4.8秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い11.3秒の猛時計をマーク。
全体時計もかなり優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
併走馬にも楽に圧倒していますし、仕上がりは順調です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。