函館スプリントステークス2020 追い切り情報

函館スプリントステークス2020 追い切り情報

函館スプリントステークス2020 追い切り情報


6月21日(日)函館芝1200m

シヴァージ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に速い時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
攻めは動くタイプの馬ではありますが、ラスト1Fで12秒台前半の時計を出していれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

昨年の阪神カップから芝に転向して、前走のG1高松宮記念で4戦目。
前走はG1でもメンバー最速の上がりで、5着に好走しています。
上位メンバーとの差もなく、相手のレベルが下がる今走は改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(5着)

3/18 栗坂良 強め
50.9 37.4 24.3 12.2

今回の一週前追い切り:函館スプリントステークス

6/10 栗坂良 強め
51.6 37.5 24.2 12.1

一週前追い切りは西村淳也騎手が騎乗しての調教です。
今週で7本目の調教ですが、普段通り一週前追い切りは好時計をマーク。
攻めは動くタイプですが、追われた反応は良好で、直線も12.1秒の力強い伸びを見せています。
2週前追い切りでも長めに追われて好時計を出していますし、乗り込み量も十分です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(5着)

3/25 栗坂良 強め
52.5 38.2 25.0 12.3

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館スプリントステークス

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


ダイアトニック 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調整され、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多いです。
意欲的に追われ、速い時計を出すので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
また、プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。

併せ馬では先着している時の成績が良好で、格上格下問わず併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですね。
マイルチャンピオンシップでは10着に敗れたものの、近走は3戦連続で3着以内に好走しています。
前走は不利のため3着でしたが、G1で好走する実力なら相手関係が楽になる今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(3着)

3/18 栗坂良 強め
49.9 36.8 23.9 11.9

一杯に追われた3歳未勝利のミッキーウィンと併せて、0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館スプリントステークス

6/14 函館W良 馬なり
72.2 56.9 41.9 13.8 [6]

水曜追いは行われていませんでしたが、函館に輸送して今週からしっかり函館で乗り込まれています。
軽めの調整で時計は平凡でしたが、フットワークは軽快です。
折り合いもついており、引き続き好調と見て良いでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(3着)

3/25 栗坂良 馬なり
53.4 38.3 24.8 12.2

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館スプリントステークス

6/17 函館芝良 馬なり
65.8 50.5 37.4 11.5 [8]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週は時計の出やすい芝コースでしたが、力強い動きで終い11.5秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、久々でも仕上がりは良好です。


フィアーノロマーノ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは意欲的な調整が多いです。
日曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、格上でも同入しています。
併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

攻め駆けするタイプの馬ではありますが、栗東坂路で4F52秒を切る時計なら仕上がりは良好と見て良いでしょう。
前走のマイラーズCが除外になった分、今走は久々となります。
また、近走は短距離で成績を残していますが、1200mは今走が初めてです。
休養明けと距離短縮に上手く対応できるかが鍵となってくるでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪急杯(2着)

2/19 栗坂良 馬なり
50.9 36.5 23.3 11.6

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館スプリントステークス

6/10 函館W良 強め
68.3 53.1 38.7 12.7 [5]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
7日から函館で調整され、普段通り今週は強めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、追われた反応は良好で、ラストは12.7秒の好時計をマーク。
折り合いはついていますし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪急杯(2着)

4/22 栗坂稍 一杯
52.3 38.2 24.9 12.5

今回の最終追い切り:函館スプリントステークス

6/17 函館芝良 馬なり
64.6 49.3 35.9 11.4 [7]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
函館で入念に乗り込まれて、今週は馬なりで楽に好時計をマーク。
行きっぷりも抜群で、グングン加速していくと直線は11.4秒の力強い伸び脚を見せています。
芝コースでもスピード感ある走りを見せており、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。