福島記念2020 追い切り情報

福島記念2020 追い切り情報

福島記念2020 追い切り情報


11月15日(日)福島芝2000m

デンコウアンジュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東坂路で追われ、水曜追いは栗東CWでの調整が多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に最終追い切りの動きは本番にも反映されるので、最終追い切りは要チェックですよ。

いつもは加速ラップを刻んでいますし、全体時計は6F82秒台が通常です。
全体時計80.2秒の好時計を出した愛知杯では、見事快勝していますし、今走も速い時計を出すようなら軽視は禁物です。
近走は不振が続きますが、コース適正は悪くないので、仕上がり良好なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:福島牝馬ステークス(13着)

4/15 栗CW稍 強め
82.6 67.6 53.8 39.7 12.0 [6]

今回の一週前追い切り:福島記念

11/4 栗CW良 強め
82.4 66.8 52.2 37.8 12.5 [4]

今週は終い重点に追われましたが、反応は良好で全体時計も優秀です。
頭の高さは目立ちますが、折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:福島牝馬ステークス(13着)

4/22 栗CW稍 強め
85.2 68.7 53.6 38.9 11.8 [6]

今回の最終追い切り:福島記念

11/11 栗CW良 強め
84.1 68.3 53.4 39.5 12.1 [8]

普段通り最終追い切りは意欲的に追われています。
全体時計は平凡でしたが、追われた反応は良好で、終い12.1秒の好時計をマーク。
前走時よりも時計は速いですし、休養前より動きは良化しています。
折り合いもついていますし、乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。


ドゥオーモ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは意欲的に追われています。
攻めは動くタイプの馬ではないですが、4F53秒台で直線も12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
毎回加速ラップを刻んでいますし、折り合い面にも注目ですよ。

前走は距離延長もありましたが、G2で15着と大敗しています。
G3もハンデ戦しか結果を残せていないので、能力的には少し不安な部分があります。
ただ、今走もハンデ戦ですし、斤量差を生かすことできれば軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京大賞典(15着)

9/30 栗坂良 一杯
53.6 39.3 25.6 12.8

一週前追い切りは国分優作騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のパラディズムと併せて、0.3秒先行してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/5 栗CW良 強め
84.2 68.2 53.4 39.0 12.5 [5]

一週前追い切りで一本目の調整です。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で直線は鋭い伸びを見せています。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京大賞典(15着)

10/7 栗坂良 一杯
53.5 39.1 25.9 12.7

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:福島記念

11/11 栗CW良 馬なり
83.3 67.3 52.7 38.6 11.8 [5]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
先週強めに追われた分、今週は軽く流す程度の調整でした。
それでも行きっぷりは抜群で、加速すると直線は11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀ですし、ひと追い毎に状態は良化しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。


バイオスパーク 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路が中心ですが、レース直前は栗東CWで追われることが多いです。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、先着できていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
速い時計を出す馬ではないですが、一杯に追われて6F82秒台なら優秀です。

毎回折り合いもついていますし、失速ラップなら注意が必要ですよ。
前走は9着に敗れましたが、能力面の他に距離が敗因の一つです。
今走は距離短縮されるのもプラス材料で、ハンデG3なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都大賞典(9着)

9/30 栗CW良 一杯
82.8 66.9 52.4 39.0 12.6 [8]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のトモノコテツと併せて、内を0.9秒追走して0.7秒先着しました。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/4 栗CW良 強め
81.2 66.0 51.7 38.3 12.5 [8]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のハイクアウトと併せて、外を1.7秒先行同入しました。
併走馬には追いつかれた形ではありますが、全体時計は自己ベストを更新しています。
追われた反応も良好で、直線も好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都大賞典(9着)

10/7 栗CW良 馬なり
87.7 71.7 56.4 41.7 12.5 [8]

強めに追われた古馬2勝のトモノコテツと併せて、外を1.2秒先行してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:福島記念

11/11 栗CW良 馬なり
77.9 62.2 47.1 15.5 [7]

先週強めに追われた分、今週はサッと流す程度の調整でした。
時計は平凡ですが、折り合いはついています。
先週は自己ベストを大きく更新していますし、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
当日の馬体重も問題なければ、今走も軽視は禁物です。


パンサラッサ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
傾向としては、一週前追い切りに強めに追われて、最終追い切りで軽めに追われることが多いです。
実戦を意識した調整が多い、一週前追い切りの動きには注目ですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも直線は12秒台の時計が出ています。
併走馬には遅れを取っていないですし、今走も先着していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
2走前の神戸新聞杯では距離の影響か12着に大敗しましたが、続く前走はオープン戦でも2着に好走しています。
福島はラジオNIKKEI賞で2着があるので、コース適正は問題ないですし、G3なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オクトーバーステークス(2着)

10/9 栗坂重 馬なり
54.0 39.2 25.6 12.9

今回の一週前追い切り:福島記念

11/4 栗坂良 馬なり
52.4 38.2 25.1 12.5

一週前追い切りで一本目の調整です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで前走時以上に良い動きを見せています。
直線も12.5秒と鋭い伸び脚で、全体時計も優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オクトーバーステークス(2着)

10/14 栗坂良 馬なり
52.7 38.2 25.0 12.5

最終追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:福島記念

11/11 栗坂良 強め
52.6 38.4 24.7 11.9

最終追い切りは川又騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11秒台の好時計をマーク。
先週に続いて全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
前走時以上に良い動きを見せていて、態勢は整ったと見て良いでしょう。


マイネルサーパス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りで意欲的に追われ、最終追い切りは軽めに追われる事が多いです。
毎回乗り込み量は少ないですが、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
特に最終追い切りの動きが、本番にも反映されるので要チェックですよ。

また、最終追い切りで併走馬に遅れるレースは、一度も3着以内に好走できていません。
追走する形でも併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
福島は得意コースですし、ひと叩きして上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オクトーバーステークス(5着)

10/7 美南W良 馬なり
70.2 55.0 41.0 12.8 [9]

強めに追われた新馬のウェイオブライトと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/4 美南W稍 強め
67.9 52.7 38.8 12.4 [9]

今週は強めに追われて、直線は鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も外コースを回ってのものなので優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オクトーバーステークス(5着)

10/14 美南B稍 馬なり
67.7 52.7 39.3 12.6 [7]

一杯に追われた2歳未勝利のセータステソーロと併せて、外を0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:福島記念

11/11 美坂良 一杯
53.0 38.5 24.7 12.3

今週は意欲的に追われると、力強い反応で自己ベストを更新。
スピード感ある走りで、直線も12.3秒の好時計を叩き出しています。
手応えは十分で、前走時よりも動きは良化しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


レッドローゼ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦Wで馬なり中心に追われています。
強めに追われても最終追い切りが多いですが、負荷が足りなかったのか本番では結果を残せていないので注意が必要です。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、最終追い切りで遅れたレースは全て敗れています。

普段はオープン馬相手でも先着や同入することが多いので、最終追い切りの動きは注目です。
近走は調教自体は悪くないですが、ハマっても中々好走できていません。
昨年は5着した舞台ですし、福島のコースは悪くないので、展開次第では3着以内なら可能性はありそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:関越ステークス(6着)

7/26 美南W重 馬なり
68.9 54.5 40.0 12.9 [6]

今回の一週前追い切り:福島記念

11/4 美南W稍 馬なり
64.4 50.1 37.5 13.2 [3]

一杯に追われた2歳1勝のプラチナトレジャーと併せて、内を2.0秒追走同入しました。
いつも通り馬なり調教でしたが、道中は軽快な動きで自己ベストを更新。
直線は失速しましたが、動きは良好です。
併走馬にもしっかり追走同入できていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:関越ステークス(6着)

7/29 美南W稍 馬なり
65.5 50.8 36.5 12.7 [5]

馬なりに追われた3歳未勝利のパイネと併せて、内を2.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:福島記念

11/11 美南W良 一杯
66.7 52.0 38.9 12.9 [8]

最終追い切りは勝浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のハーツイストワールと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒遅れました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で直線は12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
ただ、併走馬に遅れているレースは3着以内に好走できていないので、今週遅れたのは気がかりです。
折り合いもついていますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。